レスリング53kg級女子「藤波朱里」【パリ五輪】金メダル!【試合結果】父と共に

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パリ五輪、早くも後半戦となりました。日本のお家芸とも言えるレスリングが登場します。日本のレスリングの選手、これまでの過酷な練習を経て、試合に臨みます。悔いのない戦いをしてくれるでしょう。

この記事では、金メダル候補として名前が挙がっている、藤波朱里(あかり)選手をご紹介します。

藤波選手はレスリング53kg級で金メダルを獲得しました。中学以来負け知らずの137連勝です。世界では彼女のことを「ワンダーガール」と呼んでいます。

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目次

オリンピックの途中経過から速報→金メダル!

1回戦 第5試合 6-0で勝利しました。

2回戦 第3試合 8-2 で勝利

準決勝 第2試合 10-0 で勝利

決勝 木曜日の夜中 2:53 から決勝予定 → 金メダル決定!

父や兄の影響で小さい頃からレスリング

藤波朱里(あかり)選手は2003年11月11日。現在20歳。

父でコーチの俊一さんや兄の影響で4歳でレスリングを始めました。

小学生時代から全国大会優勝など頭角を現し、公式戦では中学2年だった17年6月の敗戦を最後に国内外で連勝を続けてきました。

三重県四日市市出身。日体大入学を機に父と東京で2人暮らしを始め、二人三脚で五輪の頂点を目指しています。

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パリ五輪オリンピック53kgで出場

女子レスリング53kg級「藤波朱理」(日本体育大学)8月7日に登場します。

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藤波選手のすごいところ

藤波選手は、五輪4大会連続金メダルを獲得した伊調馨コーチ(40)の下で研鑽を積んできました。

これまで五輪3大会連続の金メダルを獲得した吉田沙保里(41)を上回る公式戦133連勝を記録しています。

彼女はタックルをいろいろな角度から繰り出すことができ、技が多彩で、体幹も強い。金は確実で、53㎏級ではライバルが見当たりません。

五輪3大会連続出場を果たした拓殖大学レスリング部監督高谷惣亮(そうすけ)氏は、藤波選手のことをこんなふうに評価しています。

「彼女は金メダルのその先を見ています。僕に『レスリングを広めるために私に協力できることがあれば言ってください!』とメッセージをくれたこともある。ただ強くなるのではなく、レスリングをメジャースポーツにするという使命を背負って戦っている選手です」

世界選手権でも優勝

2023年9月、セルビアで開催されたレスリングの世界選手権は21日、女子53キロ級の決勝が行われ、パリオリンピックの代表に内定した19歳の藤波朱理選手が勝って金メダルを獲得しました。

藤波選手は中学2年生から続く公式戦の連勝を「127」に伸ばしました。

筆者の意見

「連勝127って、無敵ですね!」

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柔道の阿部詩選手とも交流

藤波朱里選手は、柔道の阿部詩選手と同じ日体大。詩選手は4歳先輩になります。

この二人、テレビ番組の企画で対談しているんです。

負けられない戦いへ「集中」と口にしたのは、柔道女子で東京五輪金メダルの阿部詩の教えによるものです。テレビ番組の企画で対談した際、日体大の4歳先輩の詩選手から「普段の雰囲気とは違うけど、やることは同じ。特別視することはない」と助言をもらいました。

父と娘の二人三脚でメダルを獲りにいく!

藤波選手とお父さんの俊一さんは、2022年の4月に、三重県の四日市市から上京しました。現在は、日体大の近くにある2LDKのアパートで二人暮らし。

この時から、パリ五輪へ向けて生活環境がガラリと変わりました。

藤波選手がレスリングを始めるのは自然な流れでした。日体大OBの俊一さんは、国体で3度優勝した実力者で、1988年ソウル五輪代表の最終選考まで進んだ経験を持っています。

その後、彼は三重県のいなべ総合学園高で教員を務めながら、レスリング部と自身が設立したジュニアクラブで選手の育成に尽力してきました。

藤波選手の7歳上の兄、勇飛さんも2017年の世界選手権で銅メダルを獲得するなど、朱理はレスリング一家で育ちました。

彼女がレスリングの世界で生きてきたのも、自然な流れだったと言えるでしょう。

徹底した食生活

今春、女子大生になった朱理さんは、大学の寮に入らず、父と共に食事の管理を徹底するためにアパートで暮らすことを選びました。

レスリングは減量を伴う競技で、朱理さんは53キロ級でありながら身長が164センチと長身です。「減量が苦しくならないように、普段から体重が増えすぎないように気をつけています」と彼女は言います。

体重はプラス3キロまでを上限とし、白米は口にせず、雑穀米を主食にしています。油はオリーブ油のみを使用し、父子で口にするものに細心の注意を払いながら体作りに励んでいます。

お父さんは大忙し!

掃除や皿洗いなど家事全般を担当するのは俊一さんです。朝の練習を終えると、朱理さんは授業に向かい、俊一さんはスーパーへ買い物に出かけます。

午後4時半からの練習まで、父は大忙しです。部屋の片付けや布団干し、夕食の準備などをこなします。夕方からの約2時間の練習では、再び朱理さんを含めた女子選手たちを指導します。

「一念発起。今しかできないことです」と俊一さんは言います。教員を辞めて娘と上京するという決断に、後悔はないそうです。

藤波選手は、お父さんと二人三脚でメダルを手にしてくれるでしょう。気負わず、と言っても無理な話かもしれませんが、お父さんと二人ならリラックスできるでしょうね!力強い味方がいたものです!

二人で、つかみとった金メダル!このために今まで努力してきたことが実を結びました。私たちも元気、勇気をいただきました。ありがとうございました!

おまけの感想:お父さんに反抗しなくて偉いな!

金メダルが決まった瞬間、お父さんの元へ駆け寄る藤波選手。親子でつかんだ金メダルですもんね。

今回金メダルを獲得した藤波選手は、小さい頃からお父さんとともにレスリング一本で生きてきました。今は日体大の近くのアパートで、二人暮らし。まさに「すべてをレスリングに捧げる」毎日です。

同じく、パリ五輪レスリング女子57キロ級の桜井つぐみ選手(22)も、父、優史さん(48)の支えがあり、親子二人三脚でパリオリンピック出場となり、いよいよ集大成を迎えます。

これまでにも、吉田沙保里さん、浜口京子さんも、お父さんとともに戦ってきました。

本当に、「えらいな!」という気持ちしかないのですが、皆さんはどうですか。普通なら、青春を犠牲にしてなぜ自分はここまでレスリング一本の生活を送らなければならないのだろうかと、一瞬でも頭をかすめ、父親に反抗すると思うのですが…

それをしない、あるいは、一時期は反抗したかもしれませんが、それを超えるだけの「レスリングに対する情熱」があったのでしょう。

本当に頭が下がります。一流のスポーツマンは、一流の人格者なのだと、あらためて思いました。

そして、お父様ももちろん、一流の人格者であられると思います。

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