2024パリオリンピック:体操女子宮田選手辞退!なぜ4人で出場するの?補欠は?

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク

体操の宮田選手がオリンピックの出場を辞退したというニュースがかけめぐりました。体操協会は蜂の子をつついたような大騒ぎ。補欠選手は出場できないとの噂も。どういうことなのでしょうか?

日テレNEWSリプレイ
スポンサーリンク
目次

宮田選手がオリンピック出場を辞退した理由は?

まず、宮田選手の件についてざっとまとめてみました。

間違い、誤解のないように、今分かっている正確な内容を記していきます。

日本体操協会は2024年7月19日、記者会見を開きました。そこで発表されたことは以下のとおりです。

パリ五輪の日本代表で主将に選ばれていた宮田笙子(しょうこ)選手(19)=順天堂大=に喫煙と飲酒が確認されたため、五輪出場を辞退ました。

スポンサーリンク

19歳だから喫煙と飲酒はダメなの?

日本では、法律で飲酒と喫煙は20歳まで認められていません。

ただ、日本体操協会の行動規範はそれよりも厳しく、「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する(2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする)」と規定。

「日本代表チームとしての活動の場所」って、なんだろう?20歳以上なら、プライベートではタバコ吸っても大丈夫ってこと?たとえば、合宿所とかロッカールームとか、そういう場所でタバコ吸うのはダメってことですか?

「原則的に」ってなんだろう?タバコ吸ってもいいよね、これなら仕方ないよねって、そういう時と場所があるということ?

「2016年度から数年かけて段階的に全面禁止する」ってどういうこと?ダメならその時からダメでいいと思うんだけど。すぐに全面禁止にできない何かの理由があるってことだよね?それだけ、喫煙者が多いってことだと思う。

「喫煙」はダメだけど、「飲酒」はOKなんですね。それはなぜだろう?どちらも、あまり身体に良くないと思うし、競技に影響しないってわけじゃないと思うんだけど?

というわけで、体操協会の規定というのも、あやふやなものだと思います。宮田選手がどうこうというわけではなく、この規定そのものが、よくわからん!と感じてしまいます。

スポンサーリンク

宮田選手は、いつタバコ吸ってお酒飲んだの?

宮田選手の喫煙報道が最初に出たのは、体操女子がパリオリンピックに向けてモナコで練習合宿している時でした。

モナコでは、18歳以上の喫煙・飲酒が認められているということで、国籍関係なく、モナコにいる間は認められるそうです。

最初は、「モナコで起きたことだから、許されるのでは?」というネットの意見が多く見受けられましたが、どうやら違うようです。

協会発表を見てみましょう。

15日に内部通報で強化本部長へ情報提供があった。

宮田選手は聞き取り調査に応じた。6〜7月に喫煙。場所は東京都内。

飲酒は強化合宿で滞在していた北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)合宿棟。

飲酒と喫煙は一度のみ。

本当に「一度だけ」だったのかは、素人でも疑ってしまうところですが、本人がそう言っているということです。

日本女子体操の主将で、19歳ながら、他の4人は全員自分より年下。彼らを引っ張って、さらに金メダルへのプレッシャーも大きかったのでしょう。

それゆえ、タバコを吸って、お酒を飲み、気分を紛らわせていた、と、簡単に言えばそういうことなのでしょう。

スポンサーリンク

なぜ、4人で戦わなければいけないの?補欠はどうなるの?

体操の団体競技は、5人1チームで戦います。それぞれが、得意な種目でポイントを稼がなければなりません。

さて、今回パリ5輪では、補欠に「杉原愛子」選手(24)がチームに同行しています。ならば、彼女が繰り上がって5人で戦うことになるのだろうと誰しも思うのですが…

日本協会は、病気やけがによる交代ではないため、繰り上がりは認められないとの見解を示し、「4人で戦わざるを得ない」と明らかにしています。

筆者の意見

誰か悪いことをしてしまうと、チームがペナルティをくらうってことなんですね。ほかの選手が可愛そう…

日本オリンピック委員会(JOC)は、故障など以外での出場辞退は夏冬の五輪を通じて初めてである、としています。

スケートボードでも未成年が飲酒をしたのに

実は、女子体操以外でも、飲酒が問題になったことがありました。

同じくパリ五輪予選で、スケートボードシリーズ第1戦の上海大会が、2024年5月に開催されました。

そのとき、未成年の選手4人が飲酒したことが判明。ですが、飲んだ理由が次のようなものだと発表されました。

  • 最初は飲酒するつもりがなかった。
  • 飲んだ量も少量
  • スポンサー会社のスタッフから勧められた

このような理由から、処分は口頭注意にとどまり、6月の最終戦にも全員が出場を認められ、このうち複数人は勝ち上がって五輪代表になったとみられる。

なお、選手名は未成年のため、明かされていません。

同じオリンピック代表でも、体操とスケートボードでは処分がかなり違うなという印象です。上記の発表だけでは、本当に何があったのか、当事者でない限り分かりませんが、表向きの発表だけ見ると、体操は厳しすぎるて、スケボーは甘いな、と思ってしまいますね。

日本女子体操が4人で戦わなければいけない理由

体操は5人が一組のチームで団体戦を戦いますが、補欠が必ず一人は帯同しています。

ですが、補欠が繰り上がるのは、ケガや病気なのでやむを得ず誰か一人が出られなくなった場合のみ。

今回は、飲酒や喫煙というルール違反をして出場辞退という結果になり、こういう場合は補欠の繰り上がりは認められず、4人一組のチームとして戦うことを強いられます。

でも、宮田選手は主将として、一番年上で、みんなを精神的にも引っ張っていく存在でした。そんな人間が突然いなくなり、かわいそうに、チームの4人はうろたえていることでしょう。

内部通報者が誰なのか、どういう意図をもって通報したのか、今後も報道は消えることなく、熱を帯びたものになっていくかもしれません。

私たちは、宮田選手がどうこうではなく、日本女子体操チームを応援したいですね。こういう不測の事態になったからこそ、力が試されるときではないでしょうか。

がんばれニッポン!

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次