【地面師たち】情報屋久保田は「オクイシュージ」青年座仕込みの演技力で魅了!

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2024年7月25日、Netflixで配信開始と同時に大きな話題をさらった「地面師(じめんし)たち」。

番組後半で登場する、謎の情報屋に「あの人は誰?」とネットで噂になっています。

この記事では、情報屋とはどのような存在なのか、そして、情報屋を演じたオクイシュージさんについて解説していきます。

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目次

捜査二課の倉持を助ける情報屋の久保田

「地面師たち」は、地主になりすまして他人の土地を売る詐欺師の集団です。ドラマは「詐欺師 vs. 騙される側」のストーリーだと思いがちですが、警察も介入してきます。

地面師の面々が賢すぎてなかなか足取りをつかめない警察。捜査は経済犯担当の刑事二課が行います。

つかめそうでつかめない犯人の糸口。偶然にも、新人刑事の倉持 玲(池田エライザ)が、情報屋久保田に接触することができました。

あまり詳細を書くとネタバレになってしまいますので、ざっくりと説明します。

久保田は、新人の倉持に、地面師の手口や始末の仕方、さらには東南アジアにいる半グレの知り合いにコネがあり、犯人へつながる重要な情報を仕入れるなどして、倉持を助けます。

実際に、情報屋は多くのドラマに登場し、「刑事を助け、刑事に助けられ」といったお互い様の関係をギリギリ維持し、犯人逮捕への道をたどります。

警察がまっとうな手段では絶対に入手できない情報を、情報屋は手に入れてくれます。持ちつ持たれつの関係は、たとえ情報屋の手口が法律ではアウトでも、「必要悪」と言えましょう。

「地面師たち」を観ている私たちも、「そろそろ壁にぶつかったな」とどん詰まりの気持ちになりましたが、そこへ情報屋が出てきたことにより、「これでなんとかなる」と思うのです。

情報屋久保田は、そういう立ち位置の人間です。

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情報屋久保田を演じるのはオクイシュージさん

「地面師たち」の重要人物、情報屋の久保田を演じる「オクイシュージさん」のプロフィールを簡単に説明します。

1966年8月12日 生まれ。

本名は奥居 俊二。大阪府出身の俳優。

1985年「劇団青年座養成所」に入所。舞台役者としてデビュー。舞台での活動をメインに活躍してます。

1998年にはラジオ出演。さらに、1999年ころからは、舞台とラジオに加え、徐々にテレビ出演もするようになりました。

ユースケ・サンタマリアとも関係が深く、ユースケの出演するテレビ番組やイベントに脚本や演出などで携わったり、共演しています。

2008年、サモ・アリナンズ「洞海湾~九州任侠外伝~」(作、演出/松尾スズキ)にて大人計画の松尾スズキと出会い、以降、松尾スズキ作品に貴重な存在となっています。

舞台、テレビドラマ、映画の出演作品は数多く、ここでは割愛します。

オクイシュージさんは「劇団青年座」出身です。青年座出身と聞くだけで、演技力は太鼓判を押されたも同然です。劇団青年座とは、どのようなところなのしょうか。

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オクイシュージは大根監督の指名が多い

今回、「地面師たち」への出演は、大根監督たっての依頼でした。もともと、オクイシュージさんと大根監督のコラボはこれまでも多く、下の三人は「いつものメンバー」として、監督の絶大な信頼を得ています。

3人とも、主役陣を引き立てる、なくてはならない存在です。この人たちがいるからこその、主役陣とも言えましょう。

大根監督は、この3人がいると「安心」と述べています。

一流の俳優を養成する「劇団青年座」

テレビで、演技力が素晴らしい俳優さんを見ると、よく「あの人は劇団出身だからね」のひと言で納得するものです。

世の中、劇団は無数にありますが、「青年座」は俳優を一から徹底的に教育し、養成する場です。学校といっても良いかもしれません。(一年で50万〜60万くらい費用がかかります)

青年座は2年の養成期間があります。

青年座:一年目(本科)

一年目:本科。役者としてあるべき体・声を徹底的に鍛えます。

なお、誰でも青年座に入れるわけではなく、審査があります。倍率は3倍くらい。本科に入れるのは50人から60人ほどです。


体操・ダンス・エアロビクス・日本舞踊・狂言・声楽・即興…これらを月曜〜金曜の週5日ぶっとおしです。

土日も休んではいません。自主練をしないと稽古についていけません。

一年目の終わりに公演があり、これが2年目に進めるかどうかの実質的な審査となります。

青年座:二年目(実習科)

二年目:実習科。実習科に進めるのは、25人から30人程度。半分が落とされます。

通常の稽古に加え、体操・声楽・パントマイムを習得します。二年目のメインは、年に3回の「公演」です。

この公演が、実質的に「残れるか残れないか」の審査になります。

そこから準劇団員になれるのは3名程度です。「準」劇団員なので、さらに残って正劇団員になるには、さらに険しい道のりが続きます。

青年座の出身だからと言って、プロダクションの目に留まるのはほんの一握りだけ。厳しい世界です。

オクイシュージさんは、そんな厳しい「劇団青年座」出身です。だからでしょうか、「地面師たち」でも登場した瞬間、すごいオーラを発していました。

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情報屋とは

情報屋とは、主に刑事と信頼関係を築き、少しの謝礼をもらいながら、手がかりになるような情報を刑事に渡す、簡単に言えばそんな裏稼業です。

・世の中の末端で生きている
・元の職業はジャーナリストあるいは警察関係の場合が多い
・義理人情を大事にする
・ゆえに、人的ネットワークが幅広い
・裏の裏まで知り尽くしているので、命を狙われることも多い
・フットワークが軽い
・口が堅い

そんな情報屋の姿を、オクイシュージは一瞬で私たち視聴者に表現してくれました。

彼の姿、彼のふるまい、彼の話し方、そして、彼の目ぢから。

震えるほど恐ろしい、だが、信頼に足る人物。

そんな人物を、オクイシュージは見事に演じ切っていました。

彼が出てきたとき「誰?この人は」と思うのは当然の成り行きと言えましょう。

「地面師たち」はどうやら続編があるようです。続編にも、オクイシュージさんの登場があることを、心から願っています。

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