藤田菜七子騎手の電撃引退の報道が入ってきました。この記事では、速報として何があったのかをまとめていきます。
藤田菜七子騎手 電撃引退は本当?
JRAの藤田菜七子騎手(27)が、JRAに引退届を提出したことが報じられました。彼女の師匠である根本康広調教師が11日、取材に応じ、藤田騎手が引退届を大泣きしながら書いたことを明かしました。引退届はまだ受理されていないものの、精神的に非常に辛い状況にあることがうかがえます。
藤田騎手は、昨年4月までに複数回、調整ルーム内に通信機器を持ち込んで使用したことが発覚し、10月11日から騎乗停止処分を受けていました。
1997年生まれの藤田騎手は、2016年にJRA16年ぶりの女性騎手としてデビュー。多くの記録を打ち立て、2019年には女性騎手として初のJRA平地重賞勝利を達成するなど、8年半にわたって活躍しました。
根本調教師は藤田の師匠
根本康広調教師は、藤田菜七子騎手を自分の娘のように可愛がり、彼女が引退届を書いた際には一緒に涙したと明かしました。さらに、根本師は自身があと2年で調教師として定年を迎えるため、それまでは一緒に頑張ろうと常に話していたこともあり、今回の引退に対して深い無念さを感じていることが伺えます。
藤田菜七子騎手を大切に育ててきた根本調教師の辛い心境がうかがえます。現在の競馬学校の生徒は、昔の公営競技の券売り場の危険性を知らず、このような問題の重要性を十分に認識していないのではないかという指摘があります。JRAのような大きな金額が動く場所では、八百長が行われると本人だけでなく家族の安全にも影響が及ぶため、この問題の重要性を改めて認識すべきだと述べられています。
藤田菜七子騎手の引退は仕方がないが…
JRAの規定を破ったことに弁解の余地はなく、公平性を担保するための重要なルール違反であるため、藤田菜七子騎手が泣きながら引退届を提出した決断は静かに尊重すべきと述べられています。競馬は公営ギャンブルであり、多額の金銭が動くため、騎手は自分の思いよりも競馬ファンの期待や投資に真摯に向き合う必要があると指摘されています。
藤田菜七子騎手は、自身の行為に対して責任を取り引退を決意しましたが、これまで競馬界に貢献してきた実績を考慮し、一度謹慎して反省し、関係者に謝罪したうえで、裏方として支えながら最後のチャンスを与えるべきだと訴えています。また、スマートフォンが現代生活の一部であるため、新しいルールを設ける必要があるとの意見も述べられています。
スマホ世代が騎手という仕事を選ぶなら
依存症とまではいかないものの、今の若い世代はどんな時でもスマホが手放せないんだろうという声は多いようです。それが見つかって、事の重大性が、そこでようやく理解できたということなのでしょうか。 華やかな面が捕り上げられる事が多いけど、他人様の巨額なお金が絡む事を生業とする以上、不正に繋がる可能性のある事は、厳重に処罰されざるを得ないでしょう。
今回のペナルティで心が折れてしまったのか、それとも以前から引退を考えていたのかは分かりませんが、結婚後も競技を続けてほしかったファンとしては非常に残念です。
JRAが取り組むべき課題
JRAがやるべきことも山積しています。スマホ絡みのペナルティが続いている現状を踏まえ、調整ルームや騎手控室などでは、スマホの電波を物理的に遮断する措置を取るべきだと思います。馬券を購入するファンに対する透明性を確保するためにも、これくらいの対策は必要ではないでしょうか。JRAも十分な利益を上げているのですから、こうした設備投資は可能なはずです。ぜひ検討してほしいです。