【家族だから愛したんじゃなくて…】河合優美はどんな役?ダウン症の弟は誰?

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ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」は、言ってみれば「究極の家族像」をNHKのドラマ班が渾身の力をこめて、振り切って制作したドラマです。

「家族もの」を作らせたら、NHKの右に出るものはいないでしょう。そのドラマを名作に仕上げたのは、河合優実の演技力もさることながら、ダウン症の弟もなくてはならないものです。

この記事では、なぜ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」がこれほど熱狂的な支持を受けるのか、河合優実がどれほどの演技力の持ち主かを深堀します。

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目次

「家族だから愛したんじゃなくて」はどんなドラマ?

NHK

ここでは、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」がどういうドラマなのか、、ざっくりですが概要をお伝えします。

急逝した父親、車いすユーザーの母親、ダウン症の弟、そして認知症の症状が現れ始めた祖母。ドタバタしていながらしんみりしたり、大笑いしたり。そんなエピソードを描いた岸田奈美さんのの自伝的エッセイをもとに制作されました。

このエッセイは、家族や関係者への取材を通じたエピソードや、独自の視点での脚色を加えて表現され、ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得ました。

当たり前の「家族」像が問い直されている令和のいま、困難が次々訪れるからこそ「家族」というものに真剣に向き合い続けた、ある一家の物語。単純な「家族」賛歌にすることなく、けれど見たあとに「家族」について考えたくなる、そんなドラマです。

出典:NHK
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「家族だから愛したんじゃなくて」で、河合優実はどんな役?

NHK

ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」で、河合優実さんは主人公の岸本七実という役を演じました。

岸本七実は、急逝した父親、車いすユーザーの母親、ダウン症の弟、そして認知症の症状が現れ始めた祖母と共に生活する女性です。

この役を通じて、河合さんは家族との複雑で感動的な関係性や日常の困難を描き出しました。七実の人生には多くの試練や出来事があり、それらを通じて成長していく彼女の姿が描かれています。

なぜ河合優実の演技はヤバすぎるほどすごいのか?

河合優実さんは2000年12月19日生まれ。現在(2024年7月)23歳です。

この若さで、堂々たる「演技派」のレッテルを貼られてしまった天才です。よくある「きれいな役」を選んではいないところからも彼女の役作りへの本気度が伝わります。

決して「きれいな自分を見せよう」とはしない。それどころか、生活感たっぷり、あるある感たっぷりの「普通」を演じるのが得意です。

普通の基準値がどれらいかは人それぞれですが、もしかしたら「普通以下」かもしれません。それを目指しているとすら感じます。

「ちょっとやりすぎだけど、めっちゃ本気」な高校生を演じたらピカ一です。まわりがドン引きするほどの、河合優実ならではのテンポと圧を感じます。

最初は「え?マジ?」と思うほどの演技ですが、あっという間に彼女の世界に引き込まれていくのが分かります。そうなると、もう画面から目を離すことができません。(私がそうでした。)

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河合優実の出るドラマや映画は全部見たい

あんのこと

一度河合優実の世界観にどっぷりつかると、「河合優実が出ているほかの映画やドラマも見てみたい」と思うようになります。もう、居ても立っても居られません。

そういえば、6月に公開された「あんのこと」という映画、ここに出ていた女優さん、河合優実に似ている!と思って調べてみると、まさにそうでした。この映画も上映前からの評判は他の映画よりも抜きんでていましたので、「2024年最大の話題作」と言えるでしょう。

ダウン症の弟役は誰?

NHKみんなでプラス

このドラマに無くてはならない役が、七実の弟役、草太です。草太はダウン症ですが、なかなかとぼけたところのある、とても面白い弟!こんな弟がいたら毎日楽しくて仕方がないでしょう。

オーディションを経て見事この役をゲットしたのは、吉田葵さん。現役の俳優さんです。ですが、ダウン症の俳優さんが連続ドラマのキャスト(それもメインキャスト)として出演することは、おそらく日本では初めてのことです。

これを機に、日本でもダウン症をはじめ、様々な障害を持った方が普通のこととしてドラマや映画に出演できる日が来ることを願ってやみません。

NHKでは「パーセント」という土曜日の夜ドラでも、障がい者をテーマにしたドラマが人気となりました。伊藤万理華が主演し、和合由依(わごう ゆい)が車椅子の高校生役で活躍しました。ほかにも、障がい者で作る劇団の人たちが大勢出演し、それはそれは個性豊かでにぎやかな演技者でした。

以前、もう20年ほど前でしょうか、イタリア映画を見ていたときに、ダウン症の俳優さんが主役級の重要な役どころを演じていたのを覚えています。

映画の題名を覚えていないのが悔やまれますが、かなり面白かったので、いつかまた見たいと思っています。そのときは、「イタリア映画では普通にダウン症の人も出演しているんだ」と感銘を受けたことを覚えています。

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」では、父親役を錦戸亮さんが演じています。錦戸さんと弟役の吉田葵との出会いがどんなだったか、そして吉田さんがいかにスタッフのみんなに愛されていたのか、下の画像でよくわかります。ご覧ください。心がほんのりと温まるのを感じます。

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【家族だから愛したんじゃなくて】のまとめ

今回、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」に出演している河合優実さんと、弟役の吉田葵さんについて述べました。

河合優実さんは、このドラマのみならず、映画「あんのこと」でも、その演技力は絶賛されています。「これから河合優実の時代が来る」とネットでは称賛されているほどです。彼女の演技は、今後ますます磨きがかかっていくことでしょう。

そして、ダウン症の弟役を見事にゲットした吉田葵さんも、障がいを障がいと思わせない、まったく普通に家族として存在する男の子として、視聴者の側にも溶け込んでいます。彼の次の作品は何だろう?と期待せずにはいらせません。

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