【柚木さんちの4兄弟。】第25話と第26話(尊と湊が入れ替わり)・あらすじと感想

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今回は、湊と尊が入れ替わる?どういうことでしょう。そして結末は?2話同時にいってみましょう!

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目次

開かずの間の秘密

学校で話題になっている、「開かずの間」。昔の校長室のことで、今は空き部屋でドアが開かないようになっている。そのドアを開けると続けて悪いことがおこり…といったちょっとした怪談話だ。

どのような「悪いこと」がおこるかは所説あり、それも怪談話のスリリングなところ。

そんな話を聞いたら黙っていられない、湊と尊。実際のところは、尊はそれほど乗り気ではなかったが、湊が行くといって誘われた形。

そっと開けてみると…中から知らない男が猛ダッシュで出てきて、逃げていった。

「待て!」と追いかける湊と尊。あと少しで男を捕まえられる!え?男が消えた?そのとき、二人は階段で足を踏み外し、ゴロゴロと転げ落ちていった。大丈夫か?

「湊、大丈夫?」「尊、大丈夫?」

お互いを見た瞬間、二人は凍り付いた。目の前にいるのは、自分ではないか。どういうことだろう?

二人はやっと事態が呑み込めてきた。お互いの身体が入れ替わったのだ。これは一大事だ。

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謎の懐中時計

家に帰った二人は、これからのことを相談した。隼兄さんに相談しようかとも考えたが、心配性の隼がこのことを知ったらかえって大変なことになるという結論に達した。

それにしても、なぜだろう。湊がポケットから懐中時計を取り出した。「これは、あの幽霊みたいな男が落としていったものだ。」何かの手がかりになるかもしれない。いつの時代のものだろう。ずいぶん古そうだ。

どこかおかしいと不審がる家族

次の日、尊が寝坊し、湊が早起きした。普通なら逆なのだが、中身が入れ替わっているから自然とこうなるだろう。

理由を知らない隼も岳も、どうもおかしいと思うのだが、まさか身体が入れ替わっているとは思いもつかない。

登校するとき、早くも宇多に気づかれそうになった。「今日、公園行こうぜ!」といつものように宇多が誘う。普通なら「おお、いいぜ!」と二つ返事の湊だが、「今日は疲れてるからパスだな」と答え、宇多をがっかりさせた。

何しろ、二人とも普段からの言葉使いも違うし、リアクションも違うので、相手は「え?何があったの?」と驚くばかりだ。

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まわりの反応

尊は二宮と歩いていると、先生が尊に「これ、配っておいてくれるかな」と頼む。いつものことなのだが、尊は「え?なんでオレに頼むの?」と返事。先生が驚くと、「あ、冗談です。わかりました」とあわてて書類を受け取った。

「めんどくせえな」いう尊に、二宮はびっくり。「なんか、湊っぽいな」

尊は先生や生徒から様々な頼みごとをされる。なんでもできるし、はいと素直に引き受けるからだ。それが面倒でたまらなかった。

一方湊になった尊は、何も頼まれなくて楽だと思っていた。だが、いつもの自分の調子でふるまうと、元気のない湊になってしまう。湊の明るさがクラスの癒しだったのだ。そんな役割は自分にはできない。

お互いに、お互いの役割は無理だと思うようになった。

さらに湊は、宇多に「けんじが野球の試合に出られるようになったから、四葉のクローバー見つけに行こうぜ!」と言われ、とまどう。「湊、四葉のクローバー見つけるの得意だし」

「湊、そんなことやってたのか」

放課後、四葉のクローバーを見つけに行くが、湊はどうしても見つけることができなかった。宇多には「やる気がない」と思われる。そして、ついに湊の様子がおかしい、自分を避けているのだと思いこみ、宇多は怒って帰ってしまった。

テストの点数

尊はテストの点数で0点をとってしまった。早くもその情報を聞きつけた隼は、家に帰ってから尊を呼び出し、何か悩みがあるのかと問いただす。

何もないよ!と答えるしかない尊だったが、もう我慢の限界だった。

おまじない

湊と尊は、図書館でいろいろな文献をあさった。「身体 入れ替わり」といった本が何冊か見つかった。その本のとおり、公園に魔法陣を書いて、呪文を唱えてみた。

当然のことだが、おまじないでお互いの身体が元にもどるはずもなかった

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古い文献

湊と尊は、それぞれ偶然にも古い文献を学校で見つけた。初代の校長先生が残したものだった。スクラップされた文献を見ると、「懐中時計」「入れ替わり」といった見出しの記事があった。

これだ!と思った尊と湊は、相手に見せるために校内を全速力で走った。廊下を曲がったそのとき、湊と尊がぶつかり、その拍子に階段を転がり落ちた。前回と同じだ。

ゴロゴロと下まで落ちた二人は、顔を見合わせた。「戻ってる!」

宇多と仲直り

湊は、大急ぎで校庭へ向かった。宇多が四つ葉のクローバーを捜していた。「宇多!」湊は宇多に四つ葉のクローバーを差し出した。

「よかった!私、湊から避けられてると思ってた」

「いや、ちょっと、別人になってたみたいなもんだから」

「え?もしかして思春期?お母さんが言ってた。思春期は、自分が自分じゃなくなるような気持になるって」

「え?そうなの?」

「うん、もしかして青春?すげー、大人みたいじゃん!」

大人と聞いて、ちょっと嬉しそうな湊。

筆者の意見

この二人、いつも会話がかわいすぎる!

さよなら、懐中時計

学校に戻った湊は、尊とまた校長室に戻った。そっと懐中時計を元の場所に返す。二人の身体は元に戻り、懐中時計は元の場所に返された。これでめでたしめでたしだ。

「なんか、ミステリーが終わった感じだな」「そうだね」

二人が校長室を出ると、誰もいないはずの背後ですーっと扉が閉まった。

おしまい!

第25話、第26話の感想

今回の話は、ちょっとしたファンタジーでした。、TBSの日曜劇場「天国と地獄」で、綾瀬はるかと高橋一生が入れ替わったドラマを思い出しました。

お互いの身体が入れ替わるとどうなるんだろう、ちょっと面白くてちょっとめんどくさい、やっぱり自分の身体が一番だと気づくのでしょうね。

湊は、勉強ができて女子からも人気があり、先生からの信頼も厚い尊のことを、いつもうらやましく、妬ましく思っていたのですが、今回身体が入れ替わってみて、「これはオレには無理」と思い知りました。

尊も、いつものんびりしていて、人からも期待されず、楽でいいなあと湊のことを思っていましたが、クラスの雰囲気を明るくしたり、宇多と思い切り遊んだりすることは自分には到底できないと思い知りました。

お互いに、自分という存在を大事に生きていくことでしょう。入れ替わりって、そういう意味があるのでしょうね。

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