最近珍しい、ほっこり系のドラマ。このドラマは夜10:45から11:00まで。夜寝る前に見るドラマとして、宝物のような存在。このドラマのおかげで、よい眠りにつくことができるし、よい夢も見る。逆に、サスペンスやドロドロの韓ドラなんか見たら、私は絶対に悪い夢を見る。みなさんはどうですか?
柚木さんちの4兄弟。第17話 あらすじ
授業参観、好きでしたか?嫌いでしたか?親が来ると嬉しいけれど、手をあげて答えないと親ががっかりするし、かなりプレッシャーでした。
岳の授業参観があるけれど
岳は悩んでいた。授業参観の手紙をもらったからだ。授業参観は平日だから、この手紙を隼に見せると、隼は仕事を休むだろう。そうすると、後でもっと忙しくなる。だから、授業参観のことは隼兄さんには言わない。そう決めた。
虎次郎さんの孫、わかちゃんは、そんな岳の様子に気づいていた。理由を聞くと、「じゃあ、僕もお母さんに言わない。」と言い出す始末。
二人の話を聞いていた虎次郎さん登場。「では、わしも協力しよう。わかのおじいさんとして、岳の友達として、わwしが授業参観に行こう」
3人の協力体制は固まった。
湊、尊も授業参観へレッツゴー!
だがしかし、その3人の話を聞いていた、湊とうた。湊は授業参観当日、学校を早退して岳の授業参観に行く決心をした。早退と言っても、実はこっそり学校を抜け出すのだ。
さて、学校を抜け出そうとするまさにそのとき、靴箱で湊は尊にその姿を見られてしまった。理由を聞いた尊も、一緒に早退して岳の小学校へ急ぐ。
そこへ来たのが隼だ。弟が早退したと職員室で聞き(何しろ中高一貫校なので、情報は筒抜けだ)、うたに理由を聞き、自分も急いで駆け付けたというわけだ。
岳は心配だった。虎次郎さんは来てくれるだろうか。あ、来た!虎次郎さん!と手を振る岳。なに?お兄ちゃん3人も来た!なぜだろう、でも、嬉しいぞ!がんばって、よいところを見せなくちゃ!
迷惑なんかじゃないよ、もっと頼ってね
皆で帰りながら、岳は謝った。僕は大変なことをしてしまったと。隼の職員室の先生二人が、うたと一緒に帰ってきたからだ。
だが、先生は「全然迷惑なんかじゃないよ。だって、岳ちゃんだって、大切な人の役に立ったら嬉しいでしょ?僕たちもおんなじだよ。」
緑のフレームがおしゃれ!
そこへ来たのがうたのお母さん、さきさんだ。
「ちょっと!今日授業参観だって、なんで言ってくれてなかったのよ!」
虎次郎は、しまったという顔。それからはワーワーといつもの状態。
とてもハッピーな終わり方です。
17話の感想
そうですよね、私も小さい頃は、親が授業参観に来るかどうかは結構意識していました。ぞろぞろと親が教室の後ろに並んでいるとき、母の姿を見つけると、その一瞬で「よかった」と落ち着くものです。
今は、シングルマザーも普通ですし、共働きも普通。授業参観はどんな感じなんでしょうか。
そういえば、今は学校で「お父さん、お母さん」とか「父母会」とか言っちゃいけないと、自分が親になってPTAの仕事を引き受けたとき知りました。「保護者」と言わなければいけないと。確かに、施設から来ているお子さんもいましたし、お父さん、お母さんという言葉でさみしくなったり、傷ついたりすることがあるかもしれません。
そんなことを考えた今日のドラマでした。
柚木さんちの四兄弟。第18話:あらすじ
「はじめてのおつかい」という番組、見たことありますか?小さい子供が親から頼まれて、歩いてお買い物に行くドキュメンタリー。見ているこちらもハラハラドキドキです。今日は、そんなお話です。
岳、はじめてのおつかいに行く
岳は、隼兄さんに、今日は一人で買い物に行かせてくれないかと頼む。
心配だったが、思い切って一人で行かせてみることに。買うものは、ほうれん草2束、長ネギ1本、オレンジ3個。
意気揚々と出かける岳を、3人はそっと見守りながら後をつけるのだった。湊と尊は大きな段ボールをかぶっている。このほうが余計目立つのだが。
隣のさきさんは、自転車に乗った配達員という恰好。岳ちゃんが横断歩道を渡るのを見届ける。
虎次郎さんは、道路工事の警備員の恰好だ。
岳ちゃん、八百屋さんへ到着
岳は、鳥を見たり、あっちへふらっと行って引き返したり、犬を触って近所の人とあいさつしたり。お散歩も楽しそうだ。しかし、目的地は八百屋さん。
いつもの八百屋さんに着いた。おじさんもおばさんも、顔なじみだ。
「お、いらっしゃい、岳ちゃん。今日は一人かい?」
岳は無事に買うものをかごの中に入れ、会計を済ませているようだ。
そのとき、段ボールをかぶっていた湊が「俺もお菓子買いたい!」と駄々をこねる。今日はそういう日じゃない、岳の買い物を見に来たんだから、と隼が拒否するが、湊はどうしても聞かない。
そんなことをしている間に、なんと岳がいなくなっていた。たいへんだ、岳がいない!
虎次郎さんもさきさんも、額を探し始めた。
破れたエコバッグ
岳のエコバッグは破れていた。破れた部分から、買ったオレンジがひとつ、またひとつと落ちて転がっていった。それを追いかける岳。
すると、向こうのほうで、転がってきたオレンジをおばあさんが拾ってくれた。「はい、坊や。」
岳はおばあさんから、破れてしまったエコバッグの代わりに、別の袋をいただいた。岳は、おばあさんの荷物を持ってあげて、おばあさんの家まで一緒に行ったのだった。
「今日はスタンプ2倍デーでしたよね」などと、世間話をしながら。
カレーとゼリーで「いただきます!」
こうして、無事に家に帰ってきた岳を囲んで、みんなで武勇伝を聞いていた。そのとき、岳がバッグの中から何か取り出した。チョコレートだ。岳は自分のお駄賃で、湊にチョコレートを買ってきたのだった。
岳の買って来てくれた野菜とオレンジで、今日の夕飯のできあがり!カレーと、オレンジのゼリーです。
みんなで、「いっただきまーす!」
ゼリー固まるの、早っ
第18話:感想
私がまだ小さかったころ、それはかなり昔で昭和なんですが、隣近所とは親しくしていました。子供も大勢いたし、いつも誰かの家に上がり込んで、みんなでいろいろな遊びをしていました。
親同士もお互いに助けあい、お醤油が足りないから貸して、とかやっていました。おかずをどうぞと持っていくと、お礼にその家のおかずをお皿にのっけてくれたものです。(それをやるのは子供の役目でした。)
今では信じられないかもしれませんが、家に電話がなかったので、隣の家に「呼び出し」っていう形で電話がかかってきたりしました。まったく信じられない話でしょ。私も今書いていて、夢みたいだなと思ったりします。
そんな「夢みたいな」お隣さんとの関係が、柚木家と虎次郎さんの家で成立しています。素晴らしいですね!ていうか、うらやましい!いつまでもこの関係が続きますように。
柚木さんちの四兄弟。第19話:あらすじ
福引ってやったことあります?商店会とかで、ガラガラポンってやるあれ。私はいつも赤い玉が出て、ハズレばかりですが。
宿泊券が当たった!
買い物から帰ってきた隼にいさんが、大変なことになったと言う。何かというと・・・
「高級旅館の宿泊券が、当たりました~~~~!」
やったやったーの大喜び!「一等 高級温泉旅館 ご宿泊券」と書いてある。
でも、待てよ。これだと2名しか泊まれないことになってる。
たとえ兄弟の愛が深くとも、これだけはあきらめきれない。だったら、勝負で決着をつけたらどうだろう。
というわけで、「最初はグー!ジャンケンポン!」と、その時、「ピンポーン」とチャイムが鳴った。誰だろう。
立っていたのは八百屋のおじさんだ。「ごめん!さっきのあれ、間違いだったんだ。係の子が、白と銀と、玉の色を間違えちゃったんだ。」
「はい、これ」と言っておじさんが渡したのは、4等の賞品。バーベキューソースだった。
4人の、つかの間の幸せだった。その幸せは、八百屋のおじさんと共に去っていった。みんなしょんぼり。
家に入ると、お父さんが前に買っておいてくれたキャンプ道具が見つかった。「そうだ!これでキャンプしよう!」
庭でキャンプだ。さっそく準備。
なぜかみんな、ボーイスカウト的な制服を着ている。そして岳は…湊にいさんのおさがりを着ている。カワイイ。
形から入るタイプの柚木家の面々。こういう時のノリはすごくいい。気分の切り替えもうまい。さっきのがっかりがウソのようだ。
バーベキューも本格的。
お隣の虎次郎さんたちも合流して、ちょっとしたバーベキューパーティだ。焼き肉に、さっきの賞品のバーベキューソースをつけたのは言うまでもない。
夜になった。夜のキャンプもなかなか雰囲気が良いものだ。庭でも幸せ。
「みんな、どう?」と隼。「今日は、楽しかった」と岳。「高級旅館よりずっと、楽しかった。」
「お母さんの無駄遣いのおかげだね」(お母さんはこんなにも素敵なキャンプ道具をそろえてくれていたのだ。)
「あ、湊が寝てる」
「湊はどこでも生きていけるね。」
夜空に流れ星が一つ、落ちていった。
第19話:感想
いつか使おうと、キャンプ道具一式を買いそろえていた柚木家の両親。結局使うことはなかったけれど、今、こうして4人の息子たちが楽しく庭でキャンプをしている。
流れ星はお母さんかな。天国から見守っている両親も、喜んでいることだろう。ほんのりと暖かい気持ちになる、今日の話題でした。
お父さん、お母さん、4兄弟は立派に育っています。安心してくださいね。そして、いつまでも見守っていてください。