吉本興業がオンラインカジノで大荒れです。
闇カジノ(オンラインカジノ)を多数の芸人がやっているという疑惑で、次々と警視庁の事情聴取を受けています。
この記事では、吉本興業の芸人のオンラインカジノについてまとめます。
オンラインカジノ疑惑のある吉本芸人は誰?
2月5日、吉本興業は「コンプライアンス違反の疑いのあるタレントの活動を自粛」することを発表しました。
名前は明かされませんでしたが、任意で警視庁から事情聴取を受けていたのは以下の2名です。
・ダイタクの大(双子のコンビで、大は兄のほう)

・「9番街レトロ」なかむら★しゅん

その後、2月13日に報道があり、さらに吉本興業タレント10人弱が事情聴取を受けたとされています。
・令和ロマンの高比良くるま

・とろサーモンの久保田かずのぶ

ダイタクの大は、以前から芸人仲間でもギャンブル好きを心配されていました。
ですが、令和ロマンは2023年と2024年、M-1グランプリを連続で制覇しており、高比良くるまは慶応大学(中退)で頭も良いので、闇カジノに手を出していたという報道に世間では「がっかり」の声が多くあがっています。
高比良くるまと久保田を含めて「10人弱」が事情聴取を受けているということで、これから次々と名前が出てくることと思います。(久保田以外は大筋で認めているということです)
違法とは知らずにやっていた?

警視庁から事情聴取を受けた令和ロマンの高比良くるまは、2月15日にYouTubeで謝罪しました。
オンラインカジノを始めたきっかけについては2019年末に大学時代の知人から誘いを受けたことだとしたうえで「海外の口座から送金してオンラインカジノをやるのは違法ではないと説明を受け、違法ではないという認識で2020年末ごろまで1年間ほど続いておりました」などと説明しました。
NHKニュース
闇カジノをやっていた(とされる)芸人さんたちは、皆さん口をそろえて「海外のカジノだからグレーだと聞かされていた。違法だとは知らなかった」と言うのですが、本当にそうでしょうか?
吉本では、ジャニー喜多川の問題を受けて、自社のタレントを対象とした「コンプライアンス研修」を何回も行っています。
コンプライアンス研修では、パワハラ、セクハラはもちろん、賭博関係についても口を酸っぱくして「ダメだ」「違法だ」と説いているわけです。
ですので、「知らなかった」という言い訳は通用しません。
吉本はなぜ芸人の名前を発表しないのか

吉本興業が、闇カジノ疑惑で事情聴取を受けた芸人の名前を公表しないのは、2つの理由が考えられます。
任意の事情聴取の段階だから

吉本の芸人さんたちは、確かに警視庁の保安課からオンラインカジノの疑惑ありということで、事情聴取を受けています。
ですが、あくまでも「任意の事情聴取」であり、書類送検されたわけでも、立件されたわけでもありません。
まだ捜査段階なので、吉本も名前を公表せず、「活動自粛しているタレントがいます」と発表しているのでしょう。
どこまで闇が広がっているのかわからない状態だから

吉本芸人のオンラインカジノ疑惑は、これでとどまるのか、はたまたまだ事情聴取されていない人間がいるのか、吉本も内部調査をしながら考えあぐねているのでしょう。
中途半端に名前を公表しても、また次、また次と事情聴取されるたびに名前を公表するなどということは、吉本としても避けたいはずです。
もともと吉本の芸人さんたちは、ギャンブル好きを自他ともに認めている人が多いのですから、簡単に始められるオンラインカジノに手を染めている人がまだ存在する可能性も捨てきれません。
完全に事態を掌握するまで名前を公表できないのならば、吉本はますます苦しい状態に追い込まれていくでしょう。