【アンナチュラル】5話 釣り人のお爺さんは地面師たちに登場の五頭岳夫さん

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五頭岳夫(ごづたけお 通称ゴヅッチ)さんは、もしかしたら今一番忙しい俳優さんかもしれない。何しろ毎日のように撮影日記をX(旧Twitter)に上げている。

アンナチュラルを見ていたら、なんとゴヅッチが出ていたので驚いた。今回は、ゴヅッチという俳優がいかにすごいかかがテーマである。

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「地面師たち」で顔が売れすぎた五頭さん

五頭(ごづ)岳夫は「地面師たち」でなりすましの老人として出演し、大ブレイクした。その前から五頭さんは様々なドラマや映画に出続けていたが、何しろ「地面師たち」がNetflixで配信スタートと同時に連日トップを駆け巡っていたので、いやでも五頭さんが目立ってしまったのである。

さらに、この場面の五頭さんのセリフがバズってしまい、SNS大喜利状態になったのも一因である。

五頭さんが演じるなりすまし老人は、だまされる側のマイクホームズに、本人確認として「いつもよく買い物をするスーパーはどこですか?」と聞かれる。

この質問は、実際にその土地に住んでいる人間にしか答えられないもので、想定外の質問に老人が答えられるはずもない。危機一髪かと思われたが、ある秘策により老人はこう答えたのであった。

買い物は、家から駅へ向かうとピーコックがあるのですが、外苑西通りを渡ったところにあるライフへよく行きます。ライフのほうが安いので

この「ライフのほうが安いので」がネットで非常に受けており、「○○がありますが、ライフに行きます、ライフのほうが安いので」と大喜利状態になった。

ちなみに、家の近くにピーコックもライフもない人は何のことかさっぱり分からないと思うのだが、ピーコックは、品物は良いが値段が高めの設定。少し上流層向けのスーパーである。

ライフは一般庶民向けの大型スーパーで、大型店舗なので品揃えはピンキリである。あまり値段の高いものは売られていない。ライフレックスという、オリジナルで低価格の商品が大人気。庶民が大好きなライフ。ちなみに私の家から車で20分くらいのところにピーコックもライフもあるが、行く回数はダントツでライフである。

さらに、この老人土地(実際は他人の土地)は恵比寿という都心の一等地。都心を一周する山の手線で言えば、「品川、大崎、五反田、恵比寿、目黒、渋谷」と駅が並んでいる。昔は恵比寿の駅前はエビスビールの工場しかなくて、駅に電車が到着するとエビスビールのCMの曲が流れていたものだ。

今は再開発が進み、エビスビールの工場がなくなり、跡地にはオシャレなビルがニョキニョキと建ってしまった。つまり、そんな再開発のど真ん中での「地面師たち」の出来事だと思えば間違いない。

ちなみに、実際に積水ハウスがだまされた場所は隣の駅の「五反田」であるから、ドラマの場所とは目と鼻の先である。

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「アンナチュラル」5話で釣り人を演じた五頭さん

たまたまアンナチュラルを見ていたら、なんとゴヅッチが出ていたので驚いた。私は地面師たちを観てから、なんとゴヅッチファンになってしまったようだ。

海に飛び込んだ現場を目撃したおじいさん

ドラマでは、女性が「足から飛び込んだ」と証言したことで、飛び込んだ場所が特定でき、犯人逮捕につながった。ただの釣り人ではない。ゴヅッチは重要な証言をした人物なのだ。

このように、五頭さんは「出番は短いが、無くてはならない重要人物」として登場していることが多い。もっとも、地面師たちではかなり長い時間登場していたので、嫌でも五頭さんを覚えている視聴者が多いのは事実だ。

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「名もなき老人」役では並ぶもの無しの五頭岳夫

ドラマや映画では、脇役の脇役と言うか、役はあるけれども役名がない人っていうのがたくさん出てくる。

エキストラではないが(エキストラっていうのは通行人などで、セリフがない)、きちんとセリフがあるが、上記のアンナチュラルのように「釣り人」としか表されていない出演者は非常に多い。

だが、「名もなき老人」の役は、どのようなドラマや映画でもどうしても必要になってくる。そんな役を演じるのにぴったりなのが、五頭岳夫さんなのだ。

おまけに五頭さんは舞台俳優出身なので、演技力にも定評がある。監督としたら、いつでも来てくれて、どんな役でも指示なしで撮影できる五頭さんは、とても役に立つ俳優さんなのだ。

ドラマや映画の撮影は非常に過酷だ。何が過酷って、「待ち時間」がハンパではない。私も以前エキストラのバイトをしていたのだが、出る場面はほんの少しでも、その前に何時間も待ち続ける。それが撮影現場だ。

五頭さんも、少ない出番でも平気で3時間とか待つし、それが当たり前の日常だ。おまけに、今日はこの映画、明日はあのドラマというふうに、あちこちで呼ばれ、場所も日本全国どこへでも行かなければならない。

こんなに厳しい現場を淡々とこなす74歳の五頭岳夫さんには、頭が下がる。

丁寧な対応でさらに人気の五頭さん

五頭岳夫さんは、ゴヅッチの愛称で、2022年からTwitterを始めている。遅咲きのSNSなので、使っている絵文字もかわいいと人気だ。さらに、投稿にコメントしてくれた人には、丁寧にすべてコメント返しをしている。昔から、手紙への返事を書いているので、五頭さんにとっては同じことなのだ。

SNSでこんなに丁寧に仕事をしている人はとても珍しいし、五頭さんの人柄が感じられて、とても人気である。毎日のように投稿される「昨日の現場」は、見るだけで楽しいし、毎日あちこちの現場に行っていることに驚く。若い人でもこれだけの行動力はなかなか追いつかないのではないだろうか。

人の本当の姿は、どんな時にも表れる者だ。SNSでは如実に人柄が感じられると思う。五頭岳夫さんのTwitterを見て、自分もこんなふうに丁寧に人と接したいと思うし、いつも変わらぬ淡々とした文章に、癒される自分がいる。

お時間があるときに、五頭岳夫さんのTwitterをぜひのぞいてみてください。

五頭岳夫(ゴヅッチ)さんのXはこちら

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