前回は岩田剛典扮する花岡が栄養失調のために亡くなったところで終わった。悲しさクライマックスから始まった今回。虎も私たちも立ち直れるでしょうか?
虎と花岡最後の場面
二人で、このベンチに座ってお弁当を食べるのが最後になるとは。
二人で食べたお弁当
当時は何もかも配給制でしたが、とてもそれだけでは生きていけない。だから、みんな闇市で買ってしのいでいました。
ですが、花岡は「司法をとるか、命をとるか」で、なんと司法を守ることを取ってしまったのです。司法を職業とする人間が、司法を犯してはいけないと考えたのですね。
そのときの、花岡のお弁当はこちら。
ほんの少しのご飯と、小さなお芋のかけらがひとつだけ。
片や、虎のお弁当はこちら。
たっぷりのご飯と、卵焼きと、青いものはなんでしょう。野菜か、お漬物でしょうか。
花岡は実在の人物をモデルにした
花岡という人物は、実在の山口良忠さんという方をモデルにしました。実は、個人的な話で恐縮ですが、私の主人の祖父が昔裁判所に努めていて、その時の知り合いが山口さんだったということです。
私が結婚したときはすでに祖父はなくなっていましたが、その話はよく義母から聞いていました。聞いたときは「日本史の授業でそういう人がいたことは習ったけれど、まさか本当だったとは」と驚いたものです。
ですので、岩田さんが山口さんの役をされて、なんだか感無量になりました。
今は飽食の時代。なんでも食べ物がそばにある時代ですので、餓死と言う言葉は遠い世界の話のようですが、少し前の時代には、リアルな出来事だったのですね。
配給の物資が少なくて、義母はおかあさんといっしょに農家へ着物と引き換えに食べ物をもらいに行って悲しい思いをしたと聞きました。
よねさんと轟のタッグが誕生!
悲しみに打ちひしがれている場合ではありません。花岡のためにも、仕事をして世の中を良くしていくのが虎の役目です。
復員してきた轟とまさかの再開
復員兵として日本に戻ってきた轟は、飲んだくれて道に寝ていた。そこを蹴ってたたき起こしたのがよねさんです。相変わらずの再開です。
よねさんは、花岡のためにも轟とがんばってまた司法の世界に戻ろうと、「二人で一緒に弁護士事務所をやろう!」と握手を求めます。
もちろん、握手の求めに応じる轟。悲しみの中からも希望の光が見えた、そんな一週間の始まりです。
轟とよねさんの再開と今後を見守るネット住民の声
ネットでは様々な声が。
わぁ!観たかったバディ爆誕! やりとりは相変わらず。
轟くんは多分花岡くんが生きてても一生自分の胸の内は明かさず墓場まで持って行っただろうから、花岡が出征しなくて嬉しかった。とか花岡のいる日本に帰って来たかったとか。苦しくて苦しくて仕方ないだろうけどよねさんに話せてよかった。 話した相手がよねさんでよかった
上の声は、「やっぱりね、花岡のこと好きだったんだろ」というよねさんの気持ちを受けての声でしょう。当時は同性を好きになるのは許されない時代でしたからね。イギリスだって、同性愛者は逮捕されていました。さぞお辛かったことでしょう。
轟が、花岡を大切に思ってたことは知ってた 幼馴染の熱い友情だと思ったんだけど、愛により近かったのだね よねさんは人間の心の機微とかこまやかな襞を見極める力があるんだな…
毎回憎まれ口を叩き合いながらも肝心なタイミングではガッチリ組んで難しい案件に挑む轟とよねさんのリーガルハイを深夜枠でください
虎が二人と出会うのもカウントダウン状態
よねさんと轟が立ち去ったあと、その場に来たのは虎でした。そこは、想い出のベンチだったのです。
虎がよねさんと轟に偶然会うタイミングは絶対に見逃せませんね。
花岡さんが亡くなったのは心から苦しいのですが、それでも光が差したのは私たちにとって喜び以外のなにものでもありません。
今後が楽しみになりました。