自民党総裁選の「推薦人20人」とは何か?誰ならOK?なぜ集まらないのかを解説

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2024年9月の自民党総裁選が、どうやら多数の立候補者による「団子状態」になりそうです。

ですが、立候補には20人の推薦人が必要とよくニュースで言われます。

20人の推薦とは、どういうことでしょうか?この記事では「推薦人」について深掘りします解説します。

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目次

推薦人は「国会議員」であれば誰でもよいが…

現在(2024年8月19日)のところ、上記のような方々が「自民党の総裁になりたい!」と意欲を見せています。

こんなに立候補するの?さぞかし選挙は大変なことになるだろうと思いますが、ことはそう簡単に運びません。

立候補するためには、推薦人を20人確保しなければならないのです。

推薦人とは、「国会議員」であることが条件になります。

もちろん、自民党の国会議員です。全国に散らばらる、一般人の「自民党員」は推薦人になれません。

国会議員であれば、衆議院議員、参議院議員のどちらでもかまいません。

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日本の国会議員は何人いるのか

日本には、国会議員は何人いるのでしょうか。

衆議院議員は465人、参議院議員は248人です。

そのうち、自民党の議員は、衆議院議員が257人、参議院議員が115人、合計で372人です。

11人の候補者がそれぞれ20人の推薦枠を確保するとなると、総数は220人の推薦人が必要になるというわけです。

一般人からすると、「全部で自民党の議員は372人いるんだから、220人ぐらいなんとかなるんじゃない?」と思いますが、そう簡単でもないようです。

あの「いつも自民党総裁選で一番人気の石破さん」ですら、推薦人20人確保はそう簡単なものではなく、「今週中にはめどが立つ」というような発言をしているくらいです。

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石破さんの勉強会に何人参加したのか?

自民党国会議員の石破茂さんは「万年候補」という感じで、いつも立候補しますが選挙ではあと一歩のところで負けます。

ですが、国民からの人気はいつも一番です。

そんな石破さんは、国会議員を集めて「勉強会」を開いています。今年は2月と8月に開いています。

多くの国会議員に呼びかけをしていますが、8月の勉強会に参加したのはたったの8名です。

筆者の意見

たったの8名?勉強会なんだから、みんな参加すればいいのに

純粋な勉強会ならばもっと参加してもよさそうですが、この時期に石破さんの勉強会に参加するということは、「私は総裁選で石破さんを支持します」と公言するようなものです。

国会は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界です。

自分のポリシーとは別に、誰につくか、誰と仲良くしておくか、権力を持っている人は誰か、そんなことを真っ先に考えるのが政治家です。

勉強会に出てくれた8名のほかに、あと12名は選挙人を確保しなければいけないという状況です。

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派閥があれば楽だったのに…(自民党議員)

このたびの自民党の「裏金疑惑」により、自民党の派閥は解消してしまいました。残っている派閥は「麻生派」だけです。

筆者の意見

麻生さんて、誰の言うことも聞かない人ですね。

派閥が残っていれば、「〇〇派から何人」というふうに、推薦人を割り振ることができましたが、今はそれも難しい状況です。

推薦人を、派閥別に何人、衆議院から何人、参議院から何人、ベテラン議員、若手議員というふうに、まんべんなく振り分けることが、後々大切になってきます。

誰でも声をかければよいというわけではなさそうです。

「推薦人になってくれませんか」と声をかけられた議員さんも

「いやー、この人の推薦人になったら、あの人が当選したときには仲間外れにされそうだな」

「この人は総理になりそうだから、もちろん受けよう」

というふうに、推薦人になってくれと言われた議員さんも、選挙後の自分の立ち位置を計算したり、自民党のトップのほうに上り詰めるためにはどうすればよいかなど、様々なことが頭をかけめぐり、即答できないでしょうね。

推薦人の名前はすべて公表されます

あちらを立てればこちらが立たず、というわけです。

決して、「国民のためには、どうすればベストか」なんて考えている人はいません。

みなさん、自分が次の選挙で当選するために画策しています。

さて、自民党の総裁選、最終的に選挙までいくのは何人でしょうか。

自民党の総裁が、次の日本の総理大臣になります。目をそらすことはできません。

しっかり見ていきましょう。

最初は自民党員も選挙、決まらなかったら国会議員で

自民党の総裁がどうやって決まるのか、NHKがうまくまとめてくれているので、そちらからお借りしました。

まず、全国の自民党員は100万人以上いて、全員が投票できますが、それらの総数を「ドント方式」で計算して、各候補者に配分し、全部で382人になるようにします。(詳しいことは省く)

同時に国会議員も投票するので、最初の投票で過半数の383票以上を獲得すれば、めでたく総裁に決定です。

でも、誰も過半数を取れなかったら(今回は取れなそうですね)、決選投票で2名の人が残ります。

決選投票では、国会議員だけの選挙になりますから、そこで一位になった人が総裁になります。

石破さんは、いつも「決選投票」で負けます。政治家からの指示が低いからです。

今回は果たしてどうなりますか。見守ることにしましょう。

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