2024年8月中旬、5人の子育てをしている専業主婦が「子どもたちと一緒にいたいという強い気持ちがあるため、働くつもりはない」という投稿をSNSで行いました。
この発言に対し、兼業主婦のユーザーたちから様々な意見が寄せられました。
「働いていても子どもと一緒にいたい気持ちは同じ」
「働かなくてもいいからこそ言えることだ」
「専業主婦の最大のリスクは、子供に働く母親のロールモデルがないことだ」
など、賛否が入り混じったコメントが多く寄せられ、議論が巻き起こりました。
一定周期で論議がおこる「専業主婦 vs. 働く主婦」問題。いったいいつまでこんな論争が続くのでしょうか。
専業主婦と共働きの主婦、本当に対立してる?
専業主婦と共働きの主婦、どちらがどうという問題は、永遠に解決するものではありません。
こういう記事自体が、もはやなんの意味もない時代へと突入しています。
男性には分からない女性の気持ち。今回は、SNSから女性の意見だけ拾って掲載していきます。
そろそろ、「専業主婦と働く主婦」を対立させるような記事は終わりにしたほうがいいと思います。不毛なので。
「専業主婦と働く主婦」問題について、女性の本音を知ろう
もしもこの問題の本質を知りたいなら、まさに今、現役で主婦をしている人たちと、これから主婦になるだろう人たちの本音を聞くべきです。
テレビのインタビューで答えている人たちは、本音を言いませんし、本音をぶつけている人の発言はカットされて、全国で流されてもいい、テレビ向けの答えしか選ばれません。
さあ、本音の発言、いってみましょう!
「もうどっちでもいいよー」
確かに、もうこの手の議論は飽き飽きしてる
「結局、働きたくないけど働かなきゃなんない人が嫉妬してるだけでしょ」
「よそはよそ、うちはうち」
「働きたい人は働く。そうじゃない人は家にいる。それでいいじゃん」
「女の敵は女?とはいえ男が味方な訳では無いからな」
男は女の問題に口を出さないでほしい。どうせ解決できないんだから。
「子供が小さいうちは働けなくない?パートでも無理だわ」
双子を産んだ友達は、家から3分のところにスーパーがあるのに、生協の宅配に申し込みました。それくらい、大変なんだよね。
「妊活中の時点で保育園に0歳から預けること決めてる人はどうかと思う。やっぱり子どもが可哀想」
そういう意見もある。赤ちゃんのうちから預けるのはリスクが伴う。
「SNSにあげたら色んな意見が集まるのは当たり前だから、いちいち気にする人はSNS向いてないと思う」
「どっちでもいいんじゃないかなー?比較じゃなくて、まず自分自身が素敵になることを考えたいわ」
「試合はドローで終了致しました。気をつけてお帰りください。」
そうそう。この問題に勝敗をつけようとすること自体が間違い
「どちらも各々の家庭や本人達の選択なんだから勝ち負けじゃないよ」
「もうやめてほしい。結局専業主婦が叩かれてる」
結局叩かれるのは専業主婦なの?
「裕福な専業主婦と仕事が大好きで楽しくて仕方ないワーママは絶対他人の家庭に興味ないよね」
「ちなみに「女の敵は女」って言う男は絶対ヤバい」
「どっちでも勝ち組でも負け組でもない。どうしても勝敗を決めたいなら、選びたい方を選べた人が勝ちってことで!」
もういい加減やめよう、不毛な「専業主婦」議論
何十年も前から、寄せては引く波のように沸き起こる「専業主婦」vs「非専業主婦」議論。
それと同じく、「子供を産む女性」vs「産まない女性」議論もよく見かけますね。
昔は、「子供が小さいうちは子育てに専念しましょう」「3歳までは家で育てる」「保育園に行く子供はかわいそう」「共働きってかわいそう」などと、ものすごく主観的な主張を述べる人が大勢いました。
今は、それぞれの事情がありますし、そもそも旦那の給料だけで子供を産み育て、大学まで行かせることができる人って恵まれています。
先日、男性の美容師さんがこんなこと言ってました。「ボクのお給料では、子供二人が精いっぱい。本当はあと一人ほしいんですけど、給料計算したら絶対無理ってわかったので、あきらめました」
子供をたくさん産んでほしい政治家の方々!子供をたくさんほしいけど、経済的に無理だからあきらめるって人が多いんですよ。
政策が間違ってますよね。なんなら、「子育て政策」も間違ってる。小さい子供がいる家庭だけにお金を配っても、子供を産む気持ちにはなれません。
子供は永遠にお金がかかりますからね。少なくとも、大学を出る年齢までは。小さいうちはそんなにお金がかからないんですよ。大きくなればなるほど、お金ってかかるものです。
本当に子どもをたくさん産んでほしいなら、せめて「大学の学費無料」ぐらい実践してほしいものです。
筆者の友達は旦那がカナダ人なんですが、子供はカナダに行かせました。カナダは大学が無料だそうです。日本じゃとっても大学なんて行かせられない、と言っていました。
カナダを見習いましょう!
というわけで、専業主婦だろうがなんだろうが、女性がすべて自分の人生の幸せを選択できるような社会を求めます。