Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―第一話(前編)あらすじと感想

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中村倫也が精神科医、土屋太鳳が看護師を演じるヒューマンドラマが土曜ドラマに登場

土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」は、小さな精神科医院を舞台にしたヒューマンドラマ。

医師・弱井幸之助(中村倫也)は、のんびり屋だが優秀な精神科の医師。看護師の雨宮有里(土屋太鳳)はひと言多いが思いやりにあふれている。

「精神科医ヨワイ」は「弱井」。面白い名前だけれど、なんだか先生の性格を表しているような、ホッとする名前だ。

シュリンクとは…アメリカでは精神科医のことをShrink(シュリンク)という。シュリンクとは、「縮む」という意味。妄想で大きくなった患者の脳を、小さくするということから来ている。アメリカで、精神科は身近な存在である。

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目次

冒頭

弱井は恋人と歩いている。弱井はこれからボストンに留学することになっていた。彼女に「一緒に行かないか」と誘うが、彼女は「私は新宿が好き」と言われる。

「帰ってきたら、一緒に住もうよ」と彼女は笑顔で言った。

それから何年経ったろうか。弱井は一軒家で一人暮らし。部屋は雑然としており、ゴミ袋がたまっている。ひどい有様だ。

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シングルマザー奮闘

いつものように翔(しょう)をせきたて、保育園へ向かう雪村葵(あおい・夏帆)。

「みどり先生は?」「今日はいないから、園長先生と一緒に遊ぼうね」「いやだー、みどり先生がいい!」という会話を後に、会社へ急ぐ。

外では、母親たちが何やらひそひそ話をしている。

「私、見ちゃったの」「何を?」「みどり先生が、精神から出てくるところ」

葵は満員電車の中でもスマホを打っていた。電車が揺れ、スマホが落ちる。床に落ちたスマホを拾うのも大変だ。突然、葵は息苦しくなり、次の駅で親切な男性が駅員を呼んでくれた。

「私、死ぬの?翔、翔…」

そこへちょうど居合わせたのが、精神科医ヨワイである。「どうしました?僕は医者です、ちょっと失礼」

葵は、ヨワイに言われたとおり、ゆっくり数を数えて深呼吸をした。すると、なぜか荒かった呼吸が元に戻ってきた。

駅員が飛んできたときには、ヨワイはいなくなっていた。

葵は急いでタクシーで会社へ向かった。今日は大事なプロジェクトのプレゼンを任されている。どうやら、ギリギリで間に合ったようだ。自分のプレゼンのために、照明が落とされ、カーテンが閉められた。

暗くなった室内で、葵の呼吸はまた苦しくなった。息ができなくなり、葵はそのまま倒れこんだ。

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「ひだまり診療所」

弱井はようやく診療所に戻ってきた。看護師の雨宮(土屋太鳳)は「診療の20分前には戻ってきてください」と言うが、弱井はバゲットを差し出し、「どうしても、パンが食べたくなってしまって」。いつもこんな感じの診療所だ。患者はすでに来ている。

「どこも悪いところはない」と言われる葵

葵は救急車で病院に運ばれた。検査をしても、異常は見つからない。だが、息が苦しくなったのは確かだ。それも2回も。

「心臓発作ではないんですか?」
「心臓発作はね、もっとギューっと締め付けられるような痛さがあるんですよ」

「一度、精神科にも診てもらったらどうでしょう」と医者が告げた。

「精神科、ですか…?」

病院のテレビでは、先日逮捕された殺人犯に精神病歴があるとの報道がなされていた。テレビを観なかったことにして、葵は病院を後にした。

精神科の患者が少ないが、自殺が多い国、それが日本

診療所では、弱井と雨宮が弁当を食べながらテレビを観ている。日本における精神疾患について、コメンテーターが話をしている。

筆者の意見

このコメンテーター、竹歳輝之助ではないですか?こんなところに…NHKはすごい人材をここかしこに持ってきますなあ

コメンテーターが発言する。

「日本の精神疾患の患者は800万人j。12人に一人です。アメリカではその3倍、4人に一人が精神疾患を患っているというデータがあるんです。」

雨宮が「アメリカ人って大変ですね」と言うと、弱井はこう答えた。

「でもね、日本人の自殺率は世界で6位。アメリカは20位なんです」

日本は精神疾患の数は少ないが、自殺は多いということだ。これってどう考えたらよいのだろうか。

アメリカでは、落ち込んだ、上司に怒られた、失恋した、そんなことでもすぐに精神科に予約を入れる。日本では、精神科に通うことは隠しておきたい、恥ずかしいという土壌がある。そんな理由で、日本は「隠れ精神疾患大国」である、ということだ。

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職場に戻った葵

所見で何も異常が見つからなかった葵は、職場に戻った。「育児で残業ができない分、時間内はきっちり働かないと」と仕事を続ける葵。

心配する同僚に、「精神科に通うことを勧められた」と打ち明ける。

葵は、同僚がスマホで見つけてくれた、近くの「心療内科」に行ってみた。「精神科より心療内科のほうが、ハードルが低い」と思ったからだ。

診療内科で薬を処方される

心療内科では、女医が淡々と葵の話を聞きながらパソコンを打つ。診断は「不安障害ですね、ストレスが多いとでる症状なんです。薬を出しますから、最後まで飲みきってください」とのこと。

「詳しくは、院長の本を読んでください。受付で売ってますから。」

筆者の意見

出たー!やっぱり竹歳輝之助。でも、こんなひどいクリニック、ある?院長の本を読んでくださいって…

会社の医務室で休む葵

ところが、いくら薬を飲んでも葵の調子は良くならなかった。具合が悪くなり、会社の医務室のベッドで休んでいたのだが、いつのまにか眠りこけてしまい、保育園のお迎えに間に合わなかった。

帰宅すると、代わりに迎えに行ってくれた、元旦那のお義母さん(姑・文世・余貴美子)が翔の面倒を見てくれていた。葵は文世が苦手だった。

次の日、葵はいつもの通勤電車に乗ることができなかった。

ホームにしゃがみこんでいると、向こうから見覚えのある男が歩いてくるのが見えた。パンを抱えている、あの医者だった。精神科医、弱井。

筆者の意見

「精神科」と「診療内科」って違うの?それすら分からない私。まわりに「うつ」っていう人が何人かいるけれど、治ったかどうかも分からない。知らないことだらけなんです、実は。触れちゃいけない気もするし。声のかけ方も分からないし。

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