ドラマ【流星の絆】第3話 あらすじ:ムロツヨシ登場

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封印していた、父のオムライスを復活させた功一。泰輔、静奈は明るく振舞いながらも、時としてつらい過去がよみがえる。殺人事件の時効まであと3か月。

おっとその前に。「妄想係長 高山久伸の物語」後編をお楽しみに。

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目次

高山久伸ものがたり:後編

オレは高山久伸。ジムですげぇ重たいものを足に落としてしまい、足の甲を骨折。全治2か月、入院一週間。でも、それが功を奏して、自分好みの看護師に出会った。

南田志穂。先月辞めた地味なOLの有明にそっくりだが、別人なのだ。南田にぞっこんのオレは、退院してからも食事をしたり、映画を見たり、なかなかいい雰囲気だ。

今日もレストランに彼女から呼び出されているが・・・おっと、なんと男が座っている。誰だ?

名刺をくれたが、一流銀行の銀行員だ。南田の大学の先輩で、どうやら彼女にドル建て債券を買わせようとしている。なんでもオレに聞いてくれ。オレはそのために呼び出されたんだから。

なんと、この銀行員は南田に200万のドル建て債券を買わせようとしている。だが、南田は50万しか出せないと言う。すると、この銀行員が150万自分で出すと言う。いくらノルマがきついからって、南田のために150万出すか?

いやいや、この男はなかなかいい男だ。このまま150万南田のために出すとなると、二人の関係はいかに?それはヤバい。

「俺が150万出す」とオレは言った。二人とも超驚いていた。当たり前だ。でも一度口に出したことは撤回しないオレ。でも待てよ、50万南田、150万高山。名義はどうなるんだ?名義は一人のはずだ。

「名義は、オレでいい。」「いいの?2年後でしょ?」(2年間の償還日まで預ければ元本は保証ってことだ)

南田は続けた。「でも、2年後には一緒の名義になってるかもしれないし。」

一緒の名義?2年後?け、結婚するってことか。

俺はすぐに書類にサインした。彼女のためなら、いや、オレのためなら150万なんて安いものさ。

おやじに多額の借金が

柏原と萩原が訪ねてきた。当時、功一の父親に多額の借金があり、事件の夜、親戚や知り合いからかき集めた金が200万、家にあった。それが無くなっていることが判明したのだ。

父は競馬やパチンコを始め、ありとあらゆるギャンブルに手を出していた。母もパチンコ三昧だった。

あの晩、家にあった現金の200万が消えた。でも、借りていたのは父だ。もしも犯人が貸した側なら、殺さなくてもいいのでは?

功一が疑問を口にすると、柏原は言った。

「貸した人間はたくさんいる。200万を自分ひとりで取ろうと思ってもおかしくはない。」

泰輔の作文

功一は、父のギャンブルと借金のことを、泰輔と静奈に話した。泰輔は箱の中から、原稿用紙を取り出した。小学校3年のときに書いた作文だった。当時の思い出がよみがえってきた。

作文のタイトルは「日曜日なんかきらい」

作文はこんな内容だ。

自分の父ちゃんは洋食屋をやっているが、日曜日はお休みだ。休みなのに、全然遊んでくれない。朝早くから、パチンコに行って、稼いだ金を持って競馬場に行く。競馬に負けると、口もきいてくれない。回転ずしに行きたいと言ったら殴られた。そんな日曜日は大嫌い。日曜日も学校があったらいいのに、と思う。

泰輔の担任(ムロツヨシ)が作文を持って有明家にやってきた。

作文の内容が気になって、両親に伝えに来たのだった。父は功一と泰輔を呼び、土下座した。もう二度と賭け事はやらないと約束して。そして、みんなで回転ずしに行ったのだった。

だが結局、父は賭け事を完全に断ち切ることはできなかったのだ。

出生の秘密

功一と泰輔は悩んでいた。静奈に、早く本当のことを言わなければならない。

静奈は、実は功一と泰輔とは血がつながっていない。母の連れ子が静奈だった。静奈は、母の前の旦那の子供だったのだ。

静奈はもう21歳。早く言わなければ。誰かが言う前に、自分たちで言わなければ。

有名洋食チェーン「とがみ亭」

カレー屋にスーツ姿の男性がやってきた。「とがみ亭」の人間だ。とがみ亭とは、都内に多数の店舗を持つ、有名洋食屋。カレー屋にたびたび来る「ハヤシライス男」は、とがみ亭の二代目ボンボンだということが判明した。

とがみ亭の初代は「戸神まさゆき」。初代は自分のハヤシライスのレシピを部下にも教えないことで有名だった。ゆえに、二代目戸神は自分のオリジナルのハヤシライスを開発するため、毎日いろいろな店で食べ歩きをしていたのだ。

洋食屋アリアケの閉店理由

戸神が店にやってきた。

「そういえば、ご実家が洋食屋さんだって言ってたよね。今度、行こうと思うんだけど、連絡先教えて。」

「もう、つぶれたんですよ。」

「あ、そうなの?残念だなあ。まあ、飲食は厳しいからね。味だけで勝負できる時代じゃないからね。」

ムッとした功一は、戸神に言った。

「おれのおやじ、殺されたんですよ。」

ダイヤと嘘とやさしいレストラン

また新しいシナリオの始まりだ。主役は、戸神行成(ゆきなり)。とがみ亭の御曹司だ。つまり2代目。初代は父のまさゆき。

麻布店でハヤシライスを出すことに

父はハヤシライスのレシピを絶対に教えてくれない。門外不出だ。たとえ息子の僕にでも。

父に言った。現在、本店の味のハヤシライスを出している店舗はない。だが、今度麻布店を開店するにあたって、あの味のハヤシライスをメニューに入れようと思っている。料理長とも相談し、研究に研究を重ねるつもりだ。

父は「私に勝負を挑むつもりか。でも、教えないよ。」と言った。

ワインの試飲会にて

ハヤシライスの件は決まった。ようやく、とがみ亭麻布店オープンへの大きな一歩を踏み出した。

今日は青山でワインの試飲会。これも僕の仕事だ。産地とか、何年ものだとかは正直いってどうでもいいんです。ただ、うちの食事に合うかどうか。これが決め手。

白ワインか。白ワインも悪くないな…そう思っていると、近くのカップルが何やら話している。こういう場は、情報収集にも役に立つんだ。

女性「先日、とてもおいしい洋食屋を教えていただいたんです。」

男性「洋食屋?」

女性「でも、あのお店は女性によっては好き嫌いが分かれるは。言葉にはうまくできないけれど。」

男性「これはますます気になる。なんていう店です?」

女性「とがみ亭っていうんだけど。」

二人は歩いて行った。え?まじ?うちの店?

続く

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