【画像あり】リーボック B’z稲葉とのコラボスニーカーが不良で返金!

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リーボックが販売したB’zの稲葉さんとのコラボスニーカー、12月に到着したものがひどい不良品だったとのクレームが続出し、リーボックが「すべての責任がある」ということで、返金騒ぎになっています。どういうことでしょうか。

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目次

「マグマ」CDジャケットの稲葉さんの顔はどこへ

問題となっている、リーボックと稲葉さんとのコラボスニーカーは、「インスタポンプフューリー94マグマ」というもの。価格は2万7500円。

稲葉さんは初のソロアルバム「マグマ」を制作したのですが、そのCDジャケットからヒントを得て、スニーカーには「マグマ」のCDジャケットを模した、稲葉さんの顔がプリントされていました。

稲葉さんと言えば、「鋭い視線」が魅力ですよね。もちろん、「マグマ」のCDジャケットにも、かっこいい稲葉さんが反映されています。下の画像が「マグマ」のCDジャケットの稲葉さんです。

こんな稲葉さんがスニーカーにプリントされているなら、ファンは即買いですよね!ところが、実際は「稲葉さんの顔はどこ?」という状況だったようです。

デザインと製造に不良があった

スニーカーは順次製造され、購入者のもとへ送られてきました。

ですが、12月に到着した商品が「どう見ても不良品」ということで、徐々に購入者からのクレームが集まり、さらにSNSでもその不良品の画像がさらされることになりました。

下の写真が、「不良品」の代表的なスニーカーです。このどこに稲葉さんの鋭い目を見つけることができるというのでしょうか。

この方は2足も購入したそうです。左がベトナム製、右が中国製。どちらも稲葉さんの目は発見できませんね。

リーボック社の正式な謝罪コメントとして、2つの点があげられます。

デザイン不良: 左足側のプリントのデザインがウェブサイト掲載商品画像と大きく異なっている

製造不良:フットベルトに接着剤や汚れが付着されている商品がある。さらに、アッパーの取り付け箇所が左右で大きく異なる商品がある。

つまり、デザイン不良と製造不良の2つの問題が発生しているというわけです。

なぜ不良品が製造販売されたのか?

当初はきちんとした商品が届いたとのことですが、なぜ12月から不良品になってしまったのでしょうか。

理由は、12月に購入者に届く商品から、ポンプフューリーの生産ラインが変更になり、それと共に生産工場も変更になった。

さらに、生産する工程において、このスニーカーのプリント仕様が変更されていたそうだ。まったくあり得ない話だが、現地(ベトナムか中国か、あるいはどちらもか)の工場に任せっきりで、リーボックは検品すらしていなかったと非難されても仕方がないだろう。

そのため、稲葉さんの顔が鮮明にプリントされなくなったと言われても、決して安くない値段で、半年も待って届いた商品が「どこに稲葉さんの目が?」状態ならば、購入者が文句を言うのは当たり前だろう。

海外工場で生産する場合は注意が必要

最近は、海外で商品を生産していた企業が、「やはり日本で作ったほうが効率がよい」と、こぞって日本生産へ切り替えているという報道があります。

確かに、人件費を考えると東南アジアなどで作ったほうが、安くあがるのは一理あります。

ですが、最近はコストも高くなり、さらに輸送費も爆上がりしているので、海外で生産したものを日本へ運ぶだけでも相当な費用がかかります。

それにもまして、現地への指示が現場に通らなかったり、さらには現場の意識が低かったりと、どうしても日本人の作り手との意識の差が見られます。

今回のように、知らない間に工場が変更になり、さらにはプリント仕様も変更になっているのに、リーボックには知らさせていませんでした。

日本で生産していたならば、このようなことは起こり得なかったことです。

海外の工場で生産するならば、少なくとも現地に一人、日本人か、あるいは現地人でも日本のやり方を熟知し、信頼できる人間を置くべきでしょう。

ひとたち不良品が出てしまうと、今回のように返金対応が大変になりますし、返品か、あるいは良品との交換が可能かどうか、そちらの対応で会社の業務にも支障が出ます。

一番やっかいなのは、会社の信頼度が低くなるということです。今回の件で、「リーボックのスニーカー」は買わない、という消費者が増えたことは間違いないでしょう。

今はSNSがありますから、不良品の画像が一気に世間、いや、世界に出回ります。一度アップされた画像は拡散されるだけですから、火消しもできません。

リーボックは老舗メーカーですが、まだまだ海外生産工場への対応が甘いようです。

日本人とは「ものづくり」に対する熱量が全く違いますので、今後も注意したほうがよいでしょう。

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