オリンピックでは、これまで表彰式ではスマホ禁止でした。でも、パリ五輪ではみんな自撮りしてる！
どういうことなのかご説明します。いやー、すごい時代になりましたよ。
サムスンが全選手にスマホを提供！
パリオリンピックでは、表彰式でメダリストがメダルを授与された後、みんなで自撮りをする光景が見られます。
下の写真は、スケートボード（ストリート）の表彰式で自撮りをする様子。
これまであんな光景あったっけ？と思っていたら、やっぱり以前は禁止されていました。
このパリ五輪で、初めて自撮りが許可されたというわけです。
でも、使うスマホはサムスン電子から提供されたスマホ（Z Flip 6）のみで可能です。自分のスマホは持ち込みNGです。これ、オリンピックでは初の試みなんですね。
サムスンはIOC（国際オリンピック委員会）のスポンサー企業
なぜこんなことが許されるのかというと、韓国の電機大手「サムスン電子（Samsung）」が、全選手にこのスマホの旗手（Z Flip 6）を全選手に提供することが決まったからです。ですので、自撮りできるのは、この機種のみ。
筆者の意見え？いいな。全選手が新しいスマホもらえるの？
撮った写真は自分のSNSで拡散できる
自撮りで取った写真は、自分のSNSで利用できるということです。商業利用は、五輪スポンサー以外は認められません。
サムスンはIOCの最高位協賛社の一つで、2028年まで契約を結んでいます。今回は五輪マークなどを施した特別仕様の折りたたみ式スマートフォンを全選手に提供しています。
スポンサーの契約料は非公開ですが、一部を除き年間15～25億円程度のようです。
2028年まで契約しているということは、2028年のロス五輪でも、スマホを提供するのでしょうか。今から4年後のスマホ、どんなものになっているか、想像もつきません。
折りたたみAIフォン、価格はいくら？どこで買える？
このZ Flip 6という機種、Samsung、docomo、auで購入できます。
価格は159,700円、177,700円の２つの価格帯があります。
それにしても、スマホが折りたためるって、初めて見ました。なんだか昔の携帯電話に戻った感じがするのですが。
筆者の意見高くて買えません
楽しそうに自撮りするメダリストたち
それでは、表彰台で楽しそうに自撮りするメダリストたちをご覧いただきましょう。
卓球ダブルスで戦った韓国と北朝鮮も！
こういう写真は、なんだかホッとしますね。
試合の時はどれだけ激しく戦っても、終わった後は、すがすがしい気分でみんなで写真を撮る。北朝鮮の選手はとまどっていた様子ですが、最後はなじんでいましたよ。
韓国、サムスンのマーケティング力に脱帽した
それにしても、オリンピックで全選手に自社の新作スマフォを配布するなんて、すごい会社ですね。実際に自撮りするのはメダルをもらった選手だけ。ほとんどの選手はメダルをもらわないわけですから、プレゼントという感覚ですね。
オリンピックが商業主義だというのはよく分かっていますが、ここまで踏み込んで宣伝するというのは、さすが韓国、サムスンのマーケティング力だと思いました。
日本の企業も協賛しているはずですから、何かこうして、選手に寄与できる商品を配布すれば、大いに宣伝になると思いますが、いかがでしょうか。