【パリ五輪】女子ボクシングに男が登場⁉性別判定はどうやって?試合日程も

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パリ五輪、女子ボクシングに大変な騒動が持ち上がってきました。「性別」がどう見ても男ではないかという選手が、女子ボクシングの競技に参戦しています。

いったいこれはどういうことなのでしょうか?果たして、真実は何なのか。徹底追及していきます。

ケリフ選手はすでに8月1日に行われた2回戦を突破しています。対戦相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)が強打の前に開始46秒で棄権しました。

リン・ユーチン選手は8月2日に行われる2回戦第1試合(22:30)に出場予定です。→女子ボクシング57キロ級の1回戦でウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワに5-0の判定勝ちを収め準々決勝に進出しました。

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パリ五輪、女子ボクシングで問題のボクサーは誰?

今現在、「女性」として登録されながらも、「男」ではないか?と疑われている選手は二人います。

イマネ・ケリフ選手(アルジェリア):66 kg級 

生年月日 1999年5月2日 現在25歳 身長:178 cm

ケリフ選手はすでに8月1日に行われた2回戦を突破しています。

リン・ユーチン選手 (台湾):57 kg級 

生年月日: 1995年12月13日 現在28歳 身長:175 cm

リン・ユーチン選手は8月2日に行われる2回戦第1試合(22:30)に出場し、ウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワに5-0の判定勝ちを収め準々決勝に進出した。

ケリフ選手とリン・ユーチン選手は、男なのか女なのか?

そもそも、なぜこのような事態になったのでしょうか。

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ケリフとリン・ユーチンは、元々女子ボクサーとして活躍していた

カリフは2022年世界選手権大会で銀メダルを獲得し、リン・ウィッティングは同大会で金メダルを獲得した。 両選手は2021年に行われた2020東京オリンピックにも通常通り出場した。

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彼らの「性別論議」は昨年、インドのニューデリーで開かれた世界選手権大会で起こった

IBA(国際ボクシング連盟)のウマル・クレムレフ会長はマスコミとのインタビューで「ケリフとリンウィッティングはXY染色体を持っている」と明らかにした。

当時、ケリフは決勝戦を控え、国際ボクシング協会(IBA)から失格処分を受けた。両選手は男性染色体を持っているため、女子種目への出場を許可できないということだ。

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IOCの判断はIBAとは違った

染色体だけで両選手の性別を決めることはできないというのがIOCの説明だ。

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2023世界選手権大会で失格となった女子ボクシング選手のイマネ・ケリフ(アルジェリア)とリン・ユーチン(台湾)が五輪出場可能に

ェリフ選手はすでに2回戦を突破している。対戦相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)が強打の前に開始46秒で棄権した。

IBAとIOC、性別判定の大きな違いとは?

IBA(国際ボクシング連盟)は、染色体によって性別を判定します。言い換えれば、生まれた時の性別で判定する、と言うことです。

IOC(国際オリンピック委員会)は、「選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される」と述べています。

さらにIOCは「昨年の世界選手権での失格については「IBAによる突然の恣意的な決定で正当な手続きなしで突然失格となった」と、説明した。

実際の試合内容は、ケリフ選手の圧倒的な勝利

8月1日に行われた女子ボクシング2回戦。イタリアのアンジェラ・カリニはケリフ数回、パンチをかわすと開始35秒ほどで、タイムをとってセコンドに異変を訴えるようなしぐさをしました。

試合再開もケリフのパンチが1度顔面に当たると、左手をあげて、再びセコンドに行き、審判からは棄権を宣告されました。

試合後、カリニは涙を流していました。BBCスポーツによると「鼻に強い痛みを感じた。自分の命も守らなければならなかった」などとコメントしたそうです。

オリンピックの公式発表では「開始46秒で棄権」となっています。

ケリフ選手、準々決勝で圧勝 メダル確定

 ボクシングの女子66キロ級準々決勝が行われ、性別騒動の渦中にあるイマネ・ケリフ(25=アルジェリア)がアンナ・ルカ・ハモリ(25=ハンガリー)に5―0で判定勝ちし、準決勝へ進出してメダルを確定させました。

リン・ユーチン選手の試合は8月2日2回戦の第一試合で判定勝ち

女子ボクシング57キロ級の1回戦でウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワに5-0の判定勝ちを収め準々決勝に進出した。

リン・ユーチンの対戦相手は、ウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワ選手です。

ウズベキスタンのシトラ・トゥルディベコワ選手

今回の試合、どうなりますか。ケリフ選手の試合のように、早々に棄権となるのでしょうか。ボクシングは頭を打ちあう、命の危険を伴うスポーツ。もしも危険と察知したら、すぐにでも棄権してほしいものですが、それは負けを意味します。

選手にとって、オリンピックのために日々練習を重ねてきたのですから、早々に棄権もしたくないでしょう。でも、やっぱり命は守ってほしいですね。

IOCはこれからどこへ向かおうとしているのでしょうか。

ネットの声から一部紹介

こんな声がネットにあがっていたので紹介します。

オリンピック女子ボクシングでの問題、アルジェリア選手は性分化疾患(DSD)とのこと。 ※トランスジェンダーとは別領域の話なので注意したい。 医学的にも性区分の難しい領域はさまざまあって、スポーツでの基準設定も追いついていない現状なのだろう。 選手個人が責められるのは違う。

性別の判定って、それほど難しいものになってきているのですね。


ケリフの試合内容と、IOCとIBAの喧嘩は下の記事に詳しく書いています。ぜひお読みください。

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