実話をもとにしたノンフィクション映画「大阪カジノ」は人情味あふれる大阪の人々が主な出演者。
父親からつぶれそうなパチンコ屋を受け継いで見事に立て直し、やがてはカジノ王へと突き進んでいく男の物語。そう聞くといかにも暴力的で法を外れた人間のようなイメージだが、実はいたって真面目、誠実、家族思いで質素な生活を好む。ただ家系的にギャンブルが好きというだけだ。
そんな大阪カジノの面々を相関図でご紹介しよう。
映画「大阪カジノ」人物相関図

それぞれの登場人物と俳優名に関しては、こちらの記事をお読みください。

大阪カジノの感想
大阪カジノの俳優陣は、木原勝利を除き全国的にほとんど名を知られていない役者ばかりである。
私はNHKの土曜ドラマ「3000万」を観てからすっかり木原のファンになったので、大阪カジノを観るきっかけも「木原勝利が出るから」だった。
その後木原は朝ドラ「あんぱん」にも出演しており、全国的に名前と顔を知られる存在となった。
だが、そのほかの役者はほとんど知らず、今回この映画の人物評や相関図を書くにあたって、役名と俳優名が一致せず、結局分からなかった人も多い。
だが、全員「演技派ぞろい」であることは間違いない。
役者もいれば芸人もいるが、とにかく大阪の日常をリアルに描くには大阪人を出さなければどうしようもないだろう。あの独特の大阪弁の凄みや柔らかさは、そこで生まれそこで育った人間にしか表現しえないものだろう。
木原の出身は京都なので、この中では異色の存在だったのかもしれない。映画では変に大阪弁を使わず、標準語で話していたのも納得するし、違和感はなかった。
家族にも「大阪カジノはいいよ」と勧めたら、全員が観てくれて、全員が「よかった」と言ってくれた。
「なんかジワジワくる」
「パチンコ屋の店員が面白い」
「パチンコ屋にたかりに来るヤクザが怖いが最後はすごすご帰っていくのが笑える」
「マル暴のマルさんがいい味出してる」
「垣内みたいな相棒がいたらいいな」
など、様々な意見で夕飯が盛り上がった。
我が家の夕飯は、ドラマや映画について語るのが日課なので、3000万の時はかなり盛り上がっていた。
もとい
大阪万博も無事(ではないが)終了し、いよいよカジノの建設に向けて大阪はひた走るはずである。その時にまた、大阪カジノの映画も盛り上がってくれることを期待する。
