いよいよ糸島イベントの当日。お天気も晴天で、何よりです。陽太も呼び込みに大忙し。さて、イベントは盛り上がるでしょうか。無事に終わりますように。アユは来てくれるでしょうか。いろいろ心配です。
愛子、パソコンを始める
アユが朝起きると、陽太が愛子にパソコンを教えていた。これまでノートにつけていた家計簿を、パソコンでつけたいというのが始まりだ。
さらに、愛子は「今はやってる、あれ、あれ、ブログ!」と言う。愛子はブログを始めるつもりなのだ。何を書くのだろう。
愛子「絵とか描ける?」
陽太「スキャナーで取り込めば。うちに使わんやつあるから持ってくる」
何やらすごいことになってきた。愛子のブログが楽しみだ。陽太の家に使っていないスキャナーがある?陽太、何者?
そのころ、ギャルたちはパラパラの最後の追い込みに入っていた。振りは完璧。だが、結だけ何かが足りないと言う。何が足りないのだろう?
さらに、永吉はアシスタントを探していた。アユに頼むが絶対に嫌だと言われる。愛子にも頼むが、断られる。最後に頼み込んだのは、バーのひみこだ。ひみこも「絶対にやらん」と拒否していたが、永吉の持ってきた衣装を見たとたん、表情が変わった。
イベント当日
糸島のイベントは大盛り上がり。何よりも、土地の名物が美味しそう。特に、陽太が出している浜焼きはメチャクチャ美味しそう!海産物が美味しいって、うらやましいです。
呼び込みに余念のない陽太。
いか焼きが美味しそう!大きなエビもサザエもある!これは豪華だ。
ギャルに返信した結
結は自宅で、衣装に着替え、ギャルたちにギャルメイクをしてもらった。ネイルも初めての経験だ。色黒にもなってる!まるで別人だ。
「懐かしか―、アユもこういう恰好しとったね」
結は、なんとなくアユの気持ちになったような気がした。
聖人に見つかりそうに!
ギャルたちがイベント会場に着くと、聖人がやってきた。結は今日のことをまだ話していない。バレるかと思ったが、結だとは気づかなかった。
いや、いくらなんでも親なら自分の子どもくらい気づくでしょうと思うが、この変装メイクはやっぱり分からないかもしれない。ましてや、聖人は自分の娘がギャルになっているなど、予想だにしていないはずだ。
永吉のマジックショー
いよいよ、永吉のマジックショーがはじまった。さすが、二人とも堂々たるものだ。次々とマジックを披露していく。
なぜか近くで練習していた翔也も見にきている。
さて、いよいよ箱の中に永吉が入り、ひみこが剣を箱に刺す、メインイベントが始まった。だが…ひみこが差すと、永吉が「痛い!」とひと言。どうやら失敗に終わったようだ。
あわててスタッフに箱ごと運ばれていく永吉。こんな時もあわてず、ポーズを決めるひみこ。さすがです。
それにしても、剣が刺さって痛そうだった永吉。大丈夫だろうか。次はハギャレンのパラパラの番だ。心配そうな結。
結はうまく踊れるだろうか。
ひみこ役の池畑慎之介(いけはたしんのすけ)またはピーターについて
少し古い世代の人間は、「ピーター」と呼ぶほうがしっくりくる。だが、ピーターは踊りの名門のご子息である。ある時から池畑慎之介と名乗るようになった。
ピーターがデビューしたのは1969年。最初は歌手だった。デビューしたばかりのピーターは、「男なのか女なのか」と言われたり、「本当は男なのに、女みたいで気持ち悪い」と言われたりしていた。
「夜と朝の間に」という曲が大ヒットした。静かな曲だが、なぜか胸にささるメロディーと歌詞が印象的だ。
今、ひみこさんの役を演じていても、ピーターは健在だ。今の時代は「男」とか「女」だけでなく、LGBTなどもあるし、性別に大らかな時代になった。
だが、あの頃はLGBTという言葉すらない時代。ピーターもいろいろ偏見の中で大変な苦労をされたことだろう。
それと同時に思い出すのは、和田アキ子。ちょうどピーターが「夜と朝の間に」を大ヒットさせた時、和田アキ子もデビュー直後で「どしゃ降りの雨の中で」が大ヒットした。
和田アキ子は大柄で髪の毛も今と同じ、すごいショートカット。おまけに、歌い方も男っぽくダイナミックで、「本当に女か」と言われたものだ。
ひどい時には、本当に女かどうかを確かめるために、のどぼとけを触られたようだ。屈辱である。和田アキ子が当時のことをテレビで振り返って言っていたことなので、真実だ。
今ならセクハラで訴えられるだろう。
ピーターも和田アキ子も、見た目が標準とはちょっと違っただけで、かなり批判されたり、いじめられたりしただろう。その苦しい時代を乗り切って、今は大御所と呼ばれるようになった。
当時のピーターと和田アキ子を知る人間にとって、感慨深いものがある。