ブレイキンが今後五輪で採用されない?日本ではブレイキンがブームになる!

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パリ五輪で新種目として導入された「ブレイキン」は、今後五輪競技として復活することはないとの見通しを米全国紙「USAトゥデー」が報じました。

この記事では、一人のブレイキンファンとして、考察してみます。

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目次

ブレイキンはパリ五輪だけになる可能性も

パリ五輪で新種目として導入された「ブレイキン」が、今後五輪競技として復活することはないと、米全国紙「USAトゥデー」が報じました。

ブレイキンはパリ五輪で初めて実施されましたが、次回2028年ロサンゼルス五輪では、発祥国であるにもかかわらず除外されることが既に決定されています。

同紙は、ブレイキンがオリンピック競技として選ばれた背景について特集し、国際オリンピック委員会(IOC)が若年層の視聴者を引き付けるために導入したことを指摘しました。

しかし、ロサンゼルスで開催される次回夏季オリンピックの主催者は、ブレイキンを選ばず、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュを選択しました。これは、ブレイキンがアメリカ、特にブロンクスで長い歴史があるにもかかわらず、オリンピック種目から除外されたことを強調しています。

さらに、ブレイキンの追加を推進したバッハ会長が来年退任することもあり、今後のオリンピックでもブレイキンが復活する可能性は低いと指摘しています。

同紙は、2032年のブリスベン大会でも、それ以降でもブレイキンがオリンピックに戻ってくることはほぼないと断言し、夏季オリンピックで一度きりの競技として終わる可能性が高いとしています。

同紙は、ブレイキンが「少なくとも話題にはなった」と評価していますが、五輪競技としては不適切だとの見方が広がっているようです。

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ブレイキンが五輪に採用されて、すごく楽しみにしていた!

私自身はブレイキンはやったことがありませんが、息子が大学生のときにダンス部でブレイキンをやっていたので、10年以上前から、ブレイキンに興味を持っていました。

いつも駅の構内で、みんなでブレイキンに励んていたことも知っていますし、文化祭では毎年見に行っていました。

最初はヒップホップと何が違うの?と思っていたのですが、ブレイキンの面白さとすごさにどんどん引き込まれていきました。

今回、パリ五輪にブレイキンが採用されたと聞いたときから、息子とすごく楽しみにしていました。

シゲキックスのことはもちろん知っていましたし、他の3人のことも息子から「すごい人たちだ」といろいろ情報を得ていました。

NHKでもかなり前からブレイキンを取り上げていて、力を入れているなと感じていました。

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初めてブレイキンを見た人もいたはず

さて、五輪ではもちろんブレイキンを応援していましたが、そうですね、応援は当たり前なんですが、どの選手のダンスも面白く、技だけではない興奮を覚えました。

日本では、まだまだ馴染みがないブレイキン。ストリートでダンスをしているのも、実際にはなかなか見ることはないですよね。

ですから、ブレイキンが放映されると「こんなに面白いんだ」「すごい!」「興奮する!」という声が山ほど湧き上がっていました。

それと同時に「判定が分からない」「どうやって勝敗がつくのか分からない」「観衆の盛り上がりと勝敗は別なの?」といった、とまどいの声があったのも確かです。

ブレイキン経験者の息子から「勝ち負けは審判の好みにもよるからね」と聞いていたので、勝敗の判断は私たちには難しいな、と思ってはいたのですが、

Hiro10にしても、シゲキックスにしても、AYUMIにしても、「こっちのほうが盛り上がってるのに、なんで負け?」と疑問を呈したくなりましたね。

見ていて「すごい!」「面白い!」という素直な気持ちと、プロのダンサーが判断する「オリジナリティ」などの要素は違うのかな、とも感じました。

結果として、AMIは金メダルを取りましたが、シゲキックスは3位決定戦で負けてしまいました。ですが、バトルが終わったあとのシゲキックスのすがすがしさは、私たちに感動として伝わってきました。

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五輪でのブレイキンが私たちにもたらしたもの

今回、日本人としてはシゲキックスが金メダルを取ってほしいと、どうしても思ってしまいました。それがオリンピックの怖さですね。

本当は、カルチャーとしてのブレイキンなのに、オリンピックとなると、見るほうも目の色が変わります。勝敗がすべてのスポーツになってしまいます。

本当は、ブレイキンは、ダンスをする側も見る側も、心から楽しめるものだと思っています。

ブレイキンがオリンピックに採用された意義は非常に大きい。なんといっても、日本中の人がブレイキンを知ることになったからです。ブレイキンの教室に、子供が殺到しているのではないかと思います。

子供は正直ですから、かっこいい、自分もやりたい、あんなふうに踊りたい、と思うはずです。

そんなふうに、ブレイキンのすそ野が広がっていくことでしょう。とても喜ばしいことです。

体育でも、ダンスが指導要綱に入っている時代。子供たちも、自分ならではのブレイキンを楽しむことができますよね。(子どもは大人と違って余計なことを考えませんから、知らず知らずのうちにブレイキンが身体にしみこんでいくような気がします。)

今後、ブレイキンが五輪に採用されない(かもしれない)ことを知って、正直残念な気持ちがあります。

でも、すそ野が広がることで、もっと子供たちがブレイキンを楽しむようになったら、もうオリンピックは必要ないのではないでしょうか。

スケートボードと違って、道具も必要ありません。場所と、自分の身体さえあればブレイキンはできます。

どこか、街中でブレイキンをやっている子どもや若者を見たら、これまでは「不良の遊びか?」と思っていた昭和世代の人たちも、「おー、ブレイキンやってるな」と思ってくれるはず。

少なくとも、オリンピックを見ていた人たちは、街中でブレイキンを見たら狂気乱舞するはずです。

筆者の意見

鎌倉駅の西口すぐ出たところにある三角公園で、ブレイキンできますよ!観光客が喜ぶでしょう!誰かやらないかな!

オリンピックでブレイキンが採用されなくても:まとめ

今回のパリ五輪で、ブレイキンを知った人は多いでしょう。広く認知されたので、五輪に採用された意義は大きかったですね。

メダルを取る、取れないにかかわらず、ダンスは人を熱狂させます。見ているだけで興奮するし、他の競技にはない面白さがあります。

もともとカルチャーとして始まった、非暴力をかかげるブレイキン。そんなブレイキンを、これからはスポーツではなく、街中で応援していきたい、それが本当のブレイキンだと思いました。

ブレイキンは、オリンピックでなくとも私たちが応援する!

そんな思いを強くしています。ありがとう、Shigekix、Hiro10、AYUMI、AMI。あなたたちは最高だった!

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