2026年3月、WBC(ワールドベースボールクラシック)がついに始まりました。
大谷翔平が出るので日本人は大興奮。みんな大好き大谷翔平、ですからね。
前回は日本テレビが放映権を獲得し、放映を牛耳っていましたが今回は完全にNetflixに敗北しました。いったい何があったのでしょう?深堀します。
資金力で負けた日本のテレビ局

WBCは3年に一回行われます。前回のWBCの放映権は15億ほどでした。
もちろん、日本のテレビ局は地上波で放映するために放映権獲得に動きましたが、さっさと撤退しました。
なんと放映権が10倍の150億円に爆上がりしていたのです。
そして、その莫大な金額をポンと出して購入したのがNetflixです。

日本のテレビ局:(日テレ / TBS / フジ / テレ朝 / テレ東)をすべて合わせて年間の制作費が3000億円から4000億円。
一方、Netflixは1年間の制作費は2.8兆円。
比較する必要もないほどの制作費の違いですね。これでは日本のテレビ局が束になってかかっても勝てるはずはありません。
日本のテレビ局は終わった

日本のテレビ(特に民放)はスポンサーありきで成り立っています。スポンサーが出してくれるお金で人を雇い、タレントを呼び、番組を制作します。ドラマであれ、スポーツ番組であれ、報道番組であれ、みんなスポンサーの意向に沿って作られています。
だから、面白くもなんともない番組が出来上がります。少しでもグレーなタレントは使えませんし、何かを批判するような趣旨の番組も消されます。
一方、Netflixはスポンサーがいません。スポンサーに配慮することなくドラマや映画が作れますし、過去に逮捕されたり、何らかの事件や事故を起こして悪目立ちしてしまった俳優さんも普通に出演させることができます。
クスリで捕まったピエール瀧もNetflixのドラマ「地面師たち」で見事に復活しました。スポンサーがNOを出す俳優陣も、Netflixは監督が「使いたい」と言えば出演依頼をします。
よりによって、問題を起こす俳優さんたちはなぜか演技力が卓越しているので、そのまま眠らせておくのは非常にもったいない。
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるように、私たち視聴者は俳優の演技力で見ていますからね。その俳優が見たくない人は、ドラマを観なければいいだけの話です。
WBCの影響でNetflixの会員は大幅増
日本人は、やはり「野球好き」な人が多いですね。若者はサッカーやバスケットボールなど他のスポーツへ流れていますが、大谷翔平というスーパースターが出現してからは、「にわかファン」と言われようとも、WBCだけは観たい人が多いようです。
現に、夜の7時から行われる日本の試合ですが、その時間帯は居酒屋もキャバクラも閑古鳥が鳴いています。男性客のほとんどは家でNetflixで試合を観戦しているからです。
野球ファンのライト層はどれくらいの割合でNetflixを新規で申し込むのか、意見が分かれるところでしたが、今回分かりました。ライト層も皆さんNetflixに課金していることが。
Netflixも150憶かけて獲得したWBCの放映権ですが、赤字にならなかったようですね。もう今後WBCが地上波で放映されることはないでしょう。
日本のテレビ局は制作費で勝てないとしたら、日本人の望む「忖度のない」番組を作るしかないのですが、そんなことは可能でしょうか。
