次期総理は小泉進次郎?ステーキ毎日宣言からセクシー発言やポエムと言われる理由とは

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2019年に環境大臣に就任した小泉進次郎氏は、これまで多くの注目を集める発言をしてきました。しかし、その言葉はしばしば「ポエム」と揶揄され、具体性に欠けると批判されています。

ニューヨークでの「毎日ステーキを食べたい」発言から始まり、「セクシー」「クール」といった国際会議での不適切な言葉の選択、さらには「プラスチックの原料が石油」という“常識”発言まで。これらの発言は、彼の話術が光る一方で、その中身の乏しさが浮き彫りとなり、多くの人々を困惑させました。

本記事では、小泉氏の発言を振り返り、その影響や国民の反応を探ります。


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目次

「ステーキは毎日でも食べたいね」

2019年9月、当時の環境大臣であった小泉進次郎氏が訪問先のアメリカ・ニューヨークで「ステーキを毎日でも食べたい」と発言しました。この発言は、食のエシカル(倫理的)な観点や、環境省のトップとしての立場を考えると問題がありました。

近年、世界的に家畜の肉の消費やその大量生産が環境に悪影響を与えるとして批判されています。環境大臣がそのような状況で「毎日ステーキを食べたい」と発言したことは、国際的なエシカル意識に対する日本の理解が不足していることを示すものとして恥ずかしいものでした。

欧米のエシカル意識の高い層から見れば、日本の対応は疑問視されても仕方がない状況でしたが、幸いなことにこの発言は現地メディアでは大きく報じられませんでした。これは、そもそもこの分野において日本に対する期待が低く、注目されていなかった可能性があります。

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「セクシー」発言

小泉進次郎環境相は、ニューヨークで開催された国連気候行動サミットで「気候変動問題に取り組むことはきっとセクシーでしょう」と英語で発言し、国内外で波紋を呼びました。この「セクシー」という言葉が政治家として適切だったのかが議論の対象となりました。

発言は、22日朝(日本時間23日)の非公開会合後の記者会見で、主に英語で進められた質疑の中で飛び出しました。この会見には、海外の主要メディアと、日本からは読売新聞とテレビ朝日が参加していました。「セクシー」という言葉は、同じ会見に出席していた国連気候変動枠組み条約の前事務局長クリスティアナ・フィゲレス氏が先に使ったものです。

23日、小泉氏は記者団に「セクシー」発言の真意を問われた際、「それをどういう意味かって説明すること自体がセクシーじゃないよね」と答えました。「対策としてクールは分かるがセクシーは聞き慣れないのでは」との問いにも、同じ言葉で返しました。

この発言について、ロイターは「セクシー」を見出しに取り上げ、「指導力を発揮する点で詳細は語らなかった」と報じました。国内では、ツイッター上で「キャッチーな表現だが、何をしたいのかがわからない」「計画的にしっかり行動で示せばいい」といった声が上がりました。

「プラスチックって何でできているか知らない人が多いんですよ」

小泉進次郎環境大臣がラジオでの「プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ知られてない」という発言が取り上げられ、ネット上で炎上というか笑われています。

この「プラスチックの原料が石油だと知らない人がいる」と指摘する部分が「みんな知ってる」、「国民を馬鹿にしている」などとネット上で話題となりました。

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何を言っているのか分からない

小泉進次郎氏が環境相に就任してから、発言が注目される機会が増えていきました。

福島県いわき市で17日、記者団から東京電力福島第一原発事故による汚染土の最終処分場について質問された際、小泉氏は「30年後の自分は何歳か、事故直後から考えていた。健康であれば、30年後に県民との約束を守れるかを見届けることができる政治家だと思う」と答えました。

しかし、政治アナリストの伊藤惇夫さんは、「話術は優れているが中身が空虚だ。原発事故の汚染水について謝罪はしたが、今後の対応については明確にされていない」と指摘しています。また、「国会答弁などで彼の真価が問われるのはこれからだ」と述べ、注目しています。

もはや「ポエム」

2020年2月19日の衆院予算委員会で、小泉進次郎氏は新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を欠席して地元の新年会に参加したことについて、野党から追及されました。

小泉氏は「真摯に受け止めて反省しているが、『反省の色が見えない』というのは私の問題で、反省が伝わらない自分に対しても反省したい」と述べました。

彼の発言は、理念を「イメージ」として伝えることに重点を置いており、失言は少ないものの、話に明確な方向性が欠けている点が特徴です。そのため、しばしば「ポエム」と揶揄されることがあります。

また、国連の気候変動問題の会議で「セクシー」や「クール」といった言葉を使いましたが、国際会議の場では、特に環境対策が進んでいない日本が具体策を示さずにこうした俗語を使うことは、他国から軽視される可能性があるため、避けるべきだと考えられます。

「おぼろげながら浮かんできた」

「TBS」のニュース番組『NEWS23』の2021年4月23日放送において、小泉進次郎環境大臣がインタビューに答えて発言しました。

小泉環境大臣「くっきりとした姿が見えてるわけではないけど、おぼろげながら、浮かんできたんです。46という数字が」

インタビュアー(小川彩佳アナウンサー)「『浮かんできた』?」

小泉環境大臣「シルエットが浮かんできたんです」

このインタビューは同日の午後に収録されたもので、前日の22日夜に米国主催の国際首脳会議「気候変動サミット」において菅義偉内閣総理大臣が2030年度の温室効果ガス削減目標を、それまでの「2013年度比26%減」から「同46%減」に大幅に引き上げる方針を表明したことを受けてのものです。

温室効果ガス削減目標を26%から46%に引き上げるにはかなりの困難が伴うと考えられるため、この数字についての責任を背負う環境大臣である小泉進次郎氏にインタビューが行われました。

この「おぼろげながら46という数字が浮かんできた」という文言に対して、小泉氏は後に以下のように言っています。

「少しでも温室効果ガス削減目標を諸外国と足並みを揃えられる高いものに設定するために、削減できる要素を懸命に探していった。すると達成できるかもしれない目標として、46%という高い目標の現実味がわずかながらも出てきた」

筆者の意見

やっぱりよく分からないんですけど…

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もっとも、意味が分からない言葉を発するのは政治家によくある特徴で、竹下元総理大臣も、国会答弁では何を言っているのかさっぱり分からなかったので、「言語明瞭 意味不明」と言われていました。

小泉進次郎に総理大臣が務まるのか?

自民党内の閉塞感を打破するため、若手の総理総裁を立てて解散後に再選を狙う動きがあるのかもしれません。

しかし、主要な閣僚経験や党内の重要ポストを経験していない中堅議員が、本気で首相を目指しているのか疑問が残ります。特に、南海トラフ地震の危機が迫る中で、そうした議員が災害に対処する準備と自信を持っているかが問われます。

現代は新型コロナ、ウクライナ戦争、南海トラフといった複合危機が日常となっており、首相就任後すぐに全力を発揮することが求められます。出馬するならば、火だるまになる覚悟で臨む姿勢を示してほしいものです。

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