2024年7月、Netflixで配信開始と同時に大反響をまきおこしたドラマ「地面師たち」。その恐るべき地面師たちの詐欺行為は、実在の事件を基にしていることが視聴者を震撼させます。
だまされた側の会社、青柳の部下を演じるのが清水伸さん。彼の困惑した表情が忘れられません。この記事では、青柳の部下大谷と、大谷を演じる清水伸にスポットをあてていきます。
怒鳴りまくられる大谷(清水伸)
石洋ハウス開発事業部部長・青柳(山本耕史)は出世することが命の「昭和」を代表するような男。その直下の部下である大谷(清水伸)は、常に青柳から怒鳴られまくっている役回りです。
「大谷!今リサーチしてる案件を全部持ってこい!」
「待ってたって情報なんて入って来ないんだよ。なければ探せよ!」
「おれがお前たちぐらいの時にはな、ブローカーとか地上げ屋の知り合いが何人もいて…」
そこで大谷が口をはさむ。「あの、お言葉ですが、それはコンプライアンスに抵触すると思われ…」
やっとの思いで発言した大谷を、青柳の大声が押しとどめる。「戦争なんだよ!」
かわいそうな大谷…
昭和のおじさんは、コンプライアンスを持ち出されるのが一番嫌いなんですよね。おそらく、コンプライアンスがどういうものだか、分かっていないのかもしれません。いや、分かってはいるけれど、そんなもの恐れていては仕事ができないんだよ!と言いたいのでしょう。(実際に青柳は言ってますが)
一度でも会社勤めを経験したことがある人なら、大谷のつぶれるような胸の内がわかりますよね。自分だけではどうにもならない苦しさを抱えているはずです。
実は青柳の部下、大谷の演者「清水伸」は引っ張りだこの演技派
「地面師たち」の騙される側の重要人物である青柳(山本耕史)と、常に行動を共にする部下の大谷。ですから私たち視聴者も大谷の困った顔を何回も見ることになります。(ほとんどの場面で困った顔をしています)
そんな重要な役回りの大谷を演じるのは「清水伸(しみずしん)」さんです。
以下は、清水伸さんのプロフィールを表にまとめたものです。
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 清水 伸 |
生年月日 | 1972年5月20日(52歳) |
出身地 | 新潟県新潟市西区 |
身長 | 172cm |
血液型 | B型 |
所属事務所 | JFCT |
役職 | 劇団ふくふくや副座長 |
劇団の方なので、公演の仕事がやっぱり多いですね。公演の仕事をしながらの、ドラマや映画、CMの出演で大忙しです。
「鎌倉殿の13人」では「長沼宗政」役
俳優の小栗旬が主演を務めたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観た人は多いでしょう。清水伸さんは、第36回「武士の鑑(かがみ)」に、下野の御家人・長沼宗政として登場しました。
長沼宗政は、下野の有力豪族である小山政光の息子で、結城朝光(高橋侃さん)の兄。気性が荒く、しばしば暴言を吐くので有名です。
実はここでも、三浦義村(山本耕史さん)と共演しています。
NHK朝ドラにも3年連続で出演!
清水伸さんは、現在(2024年4月スタート)「虎に翼」に調停委員の根本役でも出演しています。
「らんまん」「ちむどんどん」「寅に翼」と、なんと3年連続で朝ドラに出演です。
NHK、どれだけ清水さんが好きなんでしょう。好きすぎますよね。それだけ、「なんでもできる俳優さん」として確立していることが分かります。
NITORIのCMで見たことがある!という人も多数
「そういえば、青柳の部下の人、NITORIのCMの人だ!」そういうネットの声をちらほら見かけたのですが、ほんとうに清水伸さんでした!
青柳にいつも小突かれている大谷ばかり見ていたので、こんなに幸せそうな清水さんを見て、こちらも幸せな気持ちになりました。
名脇役とはまさに清水伸さんのこと
さすが、劇団を引っ張る役者さんです。演技力はピカ一で、何をやらせても監督をうならせます。監督もやりやすいでしょうね、細かな指示をしなくても、思ったとおりの演技をしてくれる役者さんですから。
NHKの大河ドラマと朝ドラに多数出演していることからも、一流の役者さんであることがわかります。(NHKは演技のうまい役者さんをずっと使い続けますから。)
CMにもひっぱりだこで、EPSON、明治製菓、パナソニック、サントリー、三菱自動車、NTT、ロッテ、資生堂など名だたる企業のCMに出演しています。
CMというものは、商品が主役、出ている人間は脇役です。名脇役である清水伸だからこそ、良いCMが出来上がるわけです。大手広告会社も「清水伸に依頼しましょう!」と、スポンサーに提案しやすいでしょうね。
これからも、いろいろなドラマ、映画、CMで見かけるであろう清水伸さん。どこでお会いできるのか楽しみですね!