元乃木坂46のメンバーとして知られる伊藤万理華さんは、現在NHKで放送中のドラマ「パーセント」と「燕は戻ってこない」でその演技力が高く評価されています。
「パーセント」ではローカルテレビ局のアシスタント・プロデューサー吉澤未来を演じ、障害のある俳優を起用するという挑戦に立ち向かう姿を描いています。一方、「燕は戻ってこない」では、経済的な困難を抱える医療事務員河辺照代を熱演。
彼女の演技力は確かなものとして評判になっており、実力派女優としての地位を確立しつつあります。
- 伊藤万理華がNHKドラマ「パーセント」と「燕は戻ってこない」に出演していること
- 伊藤万理華の「パーセント」での主演とその役柄について
- 伊藤万理華の「燕は戻ってこない」での役柄と演技について
- 伊藤万理華の演技力が高く評価されている理由
伊藤万理華 NHKのドラマでの活躍
私もこのNHKのドラマを見るまで、伊藤まりかって誰？と思っていた一人です。でも、今ではすっかり彼女のファンになりました。私と同じように「この人誰？」って思っている人に、少しばかり解説していきますね。
伊藤万理華って誰？
伊藤万理華さんは、元乃木坂46のメンバーで、現在は女優として活躍しています。1996年2月20日生まれ、大阪府出身です。乃木坂46の1期生としてデビューし、グループ卒業後はドラマや映画、舞台などで多彩な演技を披露しています。
乃木坂46を2017年に卒業。その後は女優として本格的に活動を開始しました。最近では、NHKのドラマ「パーセント」や「燕は戻ってこない」に出演し、その演技力が高く評価されています。彼女の繊細な感情表現と幅広い役柄を演じる能力を知り、これまで「彼女のことを全然知らなかった」私のような人がすっかり魅了されているのです。
さらに、彼女は「第13回 TAMA映画賞 最優秀新進女優賞」や「第31回 日本映画批評家大賞 新人女優賞」など、多くの賞を受賞しており、その実力が業界内でも認められています。このように、伊藤万理華さんは、元アイドルから実力派女優へと成長を遂げた注目の存在です。
筋ジストロフィーの女性と真摯に向き合う吉澤未来（伊藤万理華）。
伊藤万理華 パーセントでの演技
伊藤万理華さんは、NHKドラマ「パーセント」で主役の吉澤未来を演じています。このドラマは、ローカルテレビ局「Pテレ」でアシスタント・プロデューサーとして働く未来が、障害のある俳優を起用するという条件の下でドラマ制作に挑む姿を描いています。
障がい者の女性にテレビ出演を依頼するが、「障害を見世物にするならお断りです」と拒否されてしまう。
伊藤さんは役作りのために徹底的なリサーチを行い、現場ではプロデューサーに頻繁に質問を投げかけていました。この姿勢が、役への深い理解とリアリティを生み出しました。未来のキャラクターは、悩みや葛藤を抱えながらも成長していく姿が魅力であり、伊藤さんはその感情の起伏を見事に表現しています。
「君は現実が全く見えてない」と、自分の提出した企画書をこっぴどく批判される未来。自信満々の内容だと思っていた未来はひどく驚き、落ち込む。
例えば、初めての撮影で車椅子の高校生・宮島ハルと出会うシーンでは、未来の戸惑いや決意がリアルに描かれています。また、劇団「S」のオーディションシーンでは、未来の素直な反応が視聴者に強い共感を与えます。
このように、伊藤万理華さんの「パーセント」での演技は、視聴者に深い感動を与え、ドラマ全体を引き立てる大きな要因となっています。彼女の真摯な姿勢と豊かな表現力が、作品に命を吹き込んでいます。
伊藤万理華 NHKドラマ初主演
伊藤万理華さんは、NHKドラマ「パーセント」で初めて主演を務めました。
伊藤さんはこのドラマを通じて、多様性や障害を持つ人々との関わり方について学ぶところが大きかったようです。彼女は、自身の演技だけでなく、作品全体のテーマに対しても真摯に向き合っています。このように、伊藤万理華さんのNHKドラマ初主演は、彼女の女優としての新たなステップとなりました。
伊藤万理華 パーセントのあらすじ
NHK公式】土曜ドラマ「％（パーセント）」5月11日（土）よる10時スタート<総合・全4回>。主演は伊藤万理華。
物語は、ローカルテレビ局「Pテレ」でバラエティー班のアシスタント・プロデューサーとして働く吉澤未来（伊藤万理華）が、ドラマ制作に挑戦する姿を描いています。
未来はいつかドラマ班に異動したいという夢を持ち、日々企画書を提出していました。ある日、彼女の企画が通り、ドラマ制作のチャンスが訪れます。しかし、その企画には「障害のある俳優を起用する」という条件が課されていました。戸惑いながらも、未来は取材を進め、車椅子に乗った高校生・宮島ハル（和合由依）と出会います。
ハルは俳優を目指していましたが、「障害を利用されるのは嫌だ」とオファーを拒否します。それでも諦めきれない未来は、ハルが所属する劇団「S」の稽古場を訪れ、彼女に再度出演をお願いすることに。未来とハルの関係は次第に深まり、二人は共に困難を乗り越えながら、ドラマ制作に奮闘していきます。
このドラマは、人と人との関わりや多様性の尊重をテーマにしており、未来が直面するさまざまな壁を通じて、視聴者に深いメッセージを伝えています。伊藤万理華さんの演技が、この物語にリアリティと感動をもたらしています。
伊藤万理華 共演者とのエピソード
伊藤万理華さんは、NHKドラマ「パーセント」の撮影現場で共演者との良好な関係を築きました。特に印象に残っているのは、主演の和合由依さんとのエピソードです。初めて出会ったとき、伊藤さんは和合さんを「パッと明るく照らす太陽のよう」と感じたそうです。和合さんの明るくフラットな性格が、未来がハルと出会った瞬間のときめきに重なり、本物のハルちゃんだと実感したといいます。
また、伊藤さんは共演者とのコミュニケーションを大切にし、撮影中も積極的に交流を図りました。特に、劇団「S」のメンバーとの一人芝居によるオーディションシーンでは、未来の素直な反応がそのまま映し出されていました。メンバーの多くが映像作品での演技が初めてだったため、純粋に演技を楽しむ姿が印象的でした。この経験から、伊藤さんは演技において大切なのは好奇心とワクワク感だと再認識したそうです。
伊藤万理華 パーセントの見どころ
ドラマ「パーセント」の見どころは、何と言っても主人公・吉澤未来の成長と挑戦です。伊藤万理華さんが演じる未来は、バラエティー班のアシスタント・プロデューサーとして働きながらも、ドラマ制作に強い情熱を持つ若い女性です。彼女の夢が実現する過程で直面する困難や葛藤が、視聴者に深い共感を呼びます。
また、このドラマの特徴は、多様性の尊重をテーマにしている点です。未来が出会う車椅子の高校生・宮島ハルとの関係が物語の中心となります。ハル役を演じる和合由依さんとの共演シーンでは、未来とハルが共に困難を乗り越える姿が感動的に描かれています。特に、ハルが障害を持つことに対する葛藤とそれを受け入れるまでの過程が見どころです。
上司に企画書をダメ出しされて、呑みながら愚痴を言う未来。こんな表情を見せる未来はかわいらしいと思ってしまう。がんばれ！と声をかけたくなります。
さらに、劇団「S」のオーディションシーンも注目ポイントです。初めて映像作品で演技をするメンバーたちが見せる純粋な喜びと、未来の素直な反応が交錯する場面は、リアリティと感動をもたらします。未来の成長と共に、彼女がどのようにハルや劇団「S」のメンバーと絆を深めていくのかが見どころです。
このように、「パーセント」は多様性や人間関係の重要性を深く描いた作品であり、伊藤万理華さんの演技がその魅力をさらに引き立てています。視聴者にとって、心に残るドラマとなることでしょう。
伊藤万理華 視聴者へのメッセージ
伊藤万理華さんは、ドラマ「パーセント」の放送を楽しみにしている視聴者の皆さんに向けて、「誰もが間違いや失敗をすることを肯定し、人と関わる中でのすれ違いや誤解も乗り越える大切さを伝えたい」と語っています。
伊藤さんは視聴者に向けて、「未来とハルちゃんがドラマ作りを通じてどう成長していくのか、見守っていただければ嬉しいです」と呼びかけています。また、未来がさまざまな壁にぶつかり、失敗しながらも成長していく姿を見て、視聴者の皆さんも自身の初心を思い出すきっかけにしてほしいと願っています。
さらに、伊藤さんは「パーセント」が勇気や元気を与える作品であると強調し、「人を傷つけるのも人ですが、人を元気にしてくれるのも人です」というメッセージを伝えています。この言葉は、ドラマのテーマを象徴するものであり、私たちドラマの視聴者にとっても非常に感慨深い言葉だと思います。
伊藤万理華 NHKでの挑戦
伊藤万理華「燕は戻ってこない」の役柄
伊藤万理華さんは、NHKドラマ「燕は戻ってこない」で重要な役柄を演じています。このドラマは「代理出産」をテーマにしており、伊藤さんは主人公の同僚である河辺照代を演じています。河辺照代は医療事務員でありながら、風俗の仕事もしていて、タイ人のヒモに貢いでいるという複雑な背景を持つキャラクターです。非常に重く、また難しい役柄ですね。
照代は奨学金の返済に苦しむ日々を送っており、経済的な困難に直面しています。彼女は主人公に生殖医療エージェントでのアルバイトを提案するなど、物語の進行において重要な役割を果たします。
伊藤さんは、照代（テル）を演じるにあたり、彼女の内面に深く入り込み、経済的な困難や社会的なプレッシャーを抱える女性のリアルな姿を描いています。NHKも攻めるドラマを作ってるなあ、と思いながら見ています。
伊藤万理華 NHKのドラマに同時に2作出演している
伊藤万理華さんは、NHKのドラマに同時に2作出演していることで注目を集めています。2024年春に放送される「パーセント」と「燕は戻ってこない」の2作品に出演し、異なるキャラクターを見事に演じ分けています。
「パーセント」では、ローカルテレビ局のアシスタント・プロデューサー吉澤未来を演じています。未来は、自身の企画が通り、障害のある俳優を起用するドラマ制作に挑戦する若い女性です。一方、「燕は戻ってこない」では、経済的に困窮しながらも力強く生きる河辺照代を演じています。
これらの異なる役柄を同時期に演じることで、伊藤さんの演技の幅広さと深さが際立ちます。私たち視聴者は、同じ俳優が全く異なるキャラクターを演じる姿を見て、彼女の演技力の高さに驚くばかりです。
「燕は戻ってこない」では、照代の複雑な背景と内面の葛藤が、物語の展開に大きな影響を与えます。彼女の視点を通して、視聴者は代理出産や経済的な困難というテーマについて深く考える機会を得ます。このドラマは、現代社会が抱える問題を鋭く描き出しており、伊藤万理華さんの演技がそのメッセージを強く伝えています。
「燕は戻ってこない」の伊藤万理華。パーセントとは全く違う女性を描いています。難しい役どころを見事に演じています。まさに「体当たり」の演技です。
「パーセント」と「燕は戻ってこない」両方のドラマを並行して演じている伊藤万理華は、天才ではないかと思ってしまいます。