フワちゃん大炎上でGoogleからCM損害賠償はあるのか?謝罪文も逆効果!

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク

オリンピックを見ていると、競技の合間に入るCMに、Google Pixelをよく見かけます。そのCMを見ると、どうしてもフワちゃんを思い出すのは私だけではないでしょう。

この記事では、今後Googleからの損害賠償請求はあるのだろうか、という点に絞って解説していきます。

今回の記事は、「一月万冊」の清水有高さんと本間龍さんの対談をまとめたものです。本間さんは元博報堂にお勤めで、広告や広告業界の裏に精通していらっしゃいます。今回、Googleの賠償請求についての本間さんのご意見は、拝聴すべきものです。ですので、ご紹介することにしました。

スポンサーリンク
目次

フワちゃんは、Googleの主力商品「Google Pixel」の広告に起用されていました。

このフワちゃん、現在32歳。誰に対しても臆することなくため口で話しかけるので有名です。松本人志でも、さんまさんでも、他の年上の先輩タレントさんでも、ため口で話かけるキャラで売っていました。

そんな、フワちゃんの「権威なんて気にしない」というキャラを尊重してかどうかわかりませんが、フワちゃんをCMで起用していたGoogleだったのですが、どうやら雲行きが怪しくなってきました。

何があったのか、あらためておさらい

やす子のⅩへの投稿に対して、フワちゃんが以下のような投稿をして、大炎上しました。

Googleは、一瞬で広告を非表示にし、「さようなら」と言う感じで去っていきました。

その後、フワちゃんは謝罪という形で収めようとしましたが、それがまたさらに炎上し、なかなか世間も社会も許してくれそうにありません。

スポンサーリンク

損害賠償はあり得るのか?

フワちゃんの今回の騒動により、テレビ局、ラジオ局、スポンサーは今後どうするか今頃大騒ぎになっていることと思います。

中でも、一番大きな企業であるGoogleは、フワちゃんに対して損害賠償をすることはあるのでしょうか?

ここからは、元博報堂に勤務し、現在は作家をされている本間龍さんの話を元に、まとめていきます。

まず、契約がどのようになっているか。それが重要です。ここ2,3年の契約になっているのか。媒体も、どの媒体に出す契約になっているのか。

今回、フワちゃんに100%の原因があるわけで、Googleには何も原因がありません。

契約により賠償金は違ってくる

契約金額を返すということと、損害賠償はまた別の問題です

普通は、一年契約を結びます。よほど相手の力や影響力が大きい場合は別ですが、多くの場合は一年契約になります。

フワちゃんの場合、Googleとの契約は長い。もう2,3年はやっていますね。だから、一年契約を更新しながらやってきたのでしょう。

たとえば、4月から始まって、今年度の契約をしたとしましょう。今は8月ですが、この問題が生じた時点で、Googleはフワちゃんを切るはずです。

これまでに、Googleに対しての貢献度が非常に高いとか、そういう場合は別です。たとえば、イチローはユンケルのCMを20年くらいやってました。そうなると、スポンサーは非常にありがたいわけで、たとえイチローが何かしでかしたとしても、いきなり広告契約を切るということにはなりません。

ですが、Googleの場合、外資系ですし、契約がすべての会社。フワちゃんが2,3年CMに出ていたとしても、大した貢献度にはなりません。

スポンサーリンク

契約金は日割り計算で返す

たとえば、あらゆる媒体、全媒体に関して契約をしているのなら、金額はそれなりに大きくなります。これは結構大変です。

また、契約期間がどれくらい残っているのかにもよります

フワちゃんが、一年契約だとして、何月から何月までの契約かは分かりません。ですが、たとえばあと8か月契約期間が残っているとしましょう。

Googleは、フワちゃんとの契約は速攻で切りますから、契約金の8か月分を日割り計算してフワちゃんが返す、ということになります。

100%フワちゃんが悪いですし、Googleとしてはそこは躊躇しないでしょう。

その間に電通が入っていたとしても、相手がGoogleです。電通の言うことなど聞くはずもありません。

この時点で、フワちゃんは残りの日数分を速攻で返すことになります。これは仕方のないことです。

損害賠償の計算の仕方

問題は、Googleがフワちゃんによって自分たちのイメージを傷つけられた、という判定をするかどうかです。

今回のフワちゃんの騒動で、Googleの商品販売に支障が出たとか、そういうふうにGoogleが判断したときは、先ほどの「契約金の返金」とは別に、損害賠償が発生することになります。これは、かなり厳しいですね。

Googleは、YouTubeを運営している関係もありますし、「誹謗中傷」には非常に敏感になっている部分があります。

ですから、Googleの使っている広告タレントがこのような誹謗中傷行為をしていることを許してしまうと、世界中に「誹謗中傷を許す」というメッセージにもなってしまいます。

だからこそ、Googleはフワちゃんの広告を即刻「非表示」にしたのです。

スポンサーリンク

CM制作にいくらかかったのか

では、フワちゃんのCMを作るのに、いったいいくらかかったのか。新しいバージョンのCMをこれまで何か月くらい流せていたのか?ほとんど流せていないなら、そのCMの制作費も賠償額に乗せることも、もちろん考えられます。

そのへんは、外資系は情け容赦がありません。

間に入っている(かもしれない)大手広告会社がGoogleを説得させられるかどうかがカギになりますが、まず賠償請求がゼロになることはないと思われます。

「オールナイトニッポン0(ゼロ)」を降板

なくなったのは、Googleだけではありません。フワちゃんの「オールナイトニッポン0(ゼロ)」。この番組は1時間半の放送が無くなってしまいました。この場合、賠償請求はあるのでしょうか?

今回の場合、その1時間半の穴を誰か他のパーソナリティを大急ぎで起用することになります。賠償請求にはならないでしょう。

ラジオ番組には短く見積もっても数か月は出られないでしょう。そのあとまた出られるかどうかは、今のところ分かりません。

フワちゃんはやす子に対して長い謝罪文を出して、それが言い訳がましくてさらに炎上する形となりました。ですが、やす子のほうが「もういいです、終わりにしましょう」と言えば、世間は次第に沈静化していくと思われます。

フワちゃんの今後はどうなるか

ですが、それとGoogleの問題は全く違います。フワちゃんとやす子が仲直りしても、その他の事後処理が大変だというわけです。

今言えることは、復帰したとしても、大きなスポンサーがつくことはないでしょう。もちろん、何年も経って、まだフワちゃんが生き残っているとしたら、それはそれで世間がフワちゃんを要請しているということですから、そのときは分かりません。

ですが、今年や来年のスパンで見れば、スポンサーがつくことは、まあ難しいでしょう。

これからは、スポンサーがつきませんので、テレビに出るのは難しい。ですので、フワちゃんはYouTubeの番組しか出演できないのではないでしょうか。

エガちゃんのような、超人気番組になれば稼ぐこともできるでしょう。ですが、それにしても発する言葉には十分気を付けないと、また同じことになります。

タレントは自分でXを更新しないほうがいい

本間さん曰く、「タレントは、自分自身でⅩを更新しないほうがいい」。

タレントとは、基本的に「イメージ商売」です。清楚であるとか、面白いとか、真面目そうとか、極悪だとか。で、そのイメージ戦略に沿った発信をするわけです。

タレントのⅩには、そのタレントの本当の姿や本心が発信されているとみんな思っているかもしれませんが、タレントのSNSはすべて戦略です。

ですから、フワちゃんのSNSも、フワちゃんの戦略に沿って、やるべき人がやればよかったのですが、今回は「やっちまった」と。代償は高くついたと。そういうことになります。

Googleははたしてどう対応するか?

日本の企業なら、「しょうがないな」と社長のひと言でCMの制作費ぐらいはもういいよ、という場合もあるようですが、今回は「神」と言われるGoogle様が相手です。

業界の人々も、いったい今回はGoogleはどう対応するのか、非常に興味を持って見守っています。

Googleのコンプライアンスに一番引っかかるようなことをやってしまった人間に対して、Googleはこのように対処します、というスタンダードを世界に示す必要があります。

このような問題に対して厳しく評価しないと、Googleは世界から「こういう問題に対して甘い」と評価されてしまいます。グーグルも世界の評価が一番気になります。グーグルが一番恐れているのはこの部分です。

フワちゃんが今後復活するにしても、謝罪文の書き方とか、SNSの運用の仕方とか、徹底的に教えてあげるブレーンの方がいるといいな、と思います。

本間龍さんの本で、東京オリンピックの闇を知ることができます。恐るべき真実にふるえるほどですが、悪いのは上層部の一部の人間だけということがわかります。逆に、下で働いている人たちは非常にまじめで優秀。それが唯一ホッとする部分です。

いずれにせよ、本間龍さんは真実を伝える人間なので、テレビ番組からはお呼びがかかりません。これは森永卓郎さんと一緒ですね。

本間龍さんを応援するためにも、また、真実を知って賢くなるためにも、ぜひご一読をおすすめします。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次