2025年5月某日、江藤拓農林水産大臣が佐賀県での講演中に語った「私はコメを買ったことはありません。支援者の方がたくさんくださるので、売るほどある」という発言が、今ネット上で大きな波紋を呼んでいます。
現在、全国的に米の価格が高騰し、スーパーでは品薄も続く中、農水大臣がこのような発言をしたことで、国民の不満が噴出しています。
農水大臣の発言に波紋広がる

江藤大臣の講演内容をざっくりまとめると、
- 「私はコメを買ったことはありません」
- 「支援者の方がたくさんコメをくださるので、売るほどある」
- 「家庭内で精米している。石が混じっていることもある」
というものでした。
この発言に対して「国民の感覚とずれている」「米価高騰に対する責任感が感じられない」と批判の声が殺到。ネット上では「辞任すべきでは?」という意見も多く見られます。
大臣が支援者からものを受け取ることは罪になるの?

ここで気になるのは、「支援者からコメをもらう」という行為が法律的にどうなのか、という点です。
一般的に、大臣などの公職者が 支援者から繰り返し物品を受け取る場合、その内容や規模によっては「寄付」とみなされ、公職選挙法や政治資金規正法の違反となる可能性があります。
特に以下の点が問題視されることがあります。
- 反復的な受領:一度きりでなく、定期的に支援を受けている場合。
- 金額換算で高額:例えば「コメ年間100kg」となると、金銭的価値は数万円に及ぶ。
- 公私混同の疑い:支援を受けることで政治的見返りが疑われる。
現時点で江藤大臣が違法行為を行ったという確定的な証拠はありませんが、説明責任が問われる状況であることは間違いありません。
江藤大臣は辞任すべき?

今回の発言に対し、江藤大臣は以下のように釈明しました。
「実態と違うような言い方をしてしまい、申し訳ない。実際には定期的に米を買っている」
江藤拓農林水産大臣
また、自身の進退については「批判があるのは承知しているが、結果を出すことで応えたい」とし、辞任はしない意向を示しています。

結局、もらってるの?買ってるの?どっちなの?
国民の反応は…
- 「こんな発言をする人に食料政策は任せられない」
- 「国民は米の価格に苦しんでいるのに…」
- 「農水省のトップとしての自覚がなさすぎる」
選挙が近い今、政治家の発言は一層の重みを持ちます。今後の対応次第では、内閣全体への信頼にも影響を及ぼすでしょう。
Q&A:このニュースに関してよくある疑問
- 本当に支援者からもらうだけで問題になるの?
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もらうこと自体が即違法ではありませんが、量・頻度・背景によっては問題になります。特に公職選挙法や政治資金規正法に照らして精査が必要になります。
- 農水大臣が「米を買ったことがない」というのは本音?
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その後、「実際には買っている」と釈明しており、発言の軽率さが問題視されています。本音というより、講演中の「ウケ狙い」や誇張だった可能性があります。
- 辞任しないで済むの?
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現時点では本人は辞任を否定しています。ただし、今後の世論や与党内の動きによっては、進退が再び問われる可能性があります。
- そもそも米ってなんでこんなに高騰してるの?
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異常気象や流通コストの上昇、備蓄米の放出による価格調整の失敗などが重なり、一般家庭の負担は確実に増しています。
まとめ
江藤農水大臣の「私はコメを買ったことがない」という発言は、タイミングと内容の両面で配慮に欠けたものでした。
支援者からの米の提供という個人的な話が、政治倫理や国民の生活感覚に直結する問題として浮き彫りになった今、大臣には一層の説明責任と、誠実な対応が求められています。
「結果を出す」と語ったその言葉通り、米価の安定や農業政策の信頼回復に努めてほしいものです。