パリオリンピックの開会式で、難病の発病と闘病を発表していたセリーヌ・ディオンが歌唱を披露しました。速報という形でお伝えします。
セリーヌ・ディオンの病気はどういうもの?
セリーヌ・ディオンは、2023年に進行性の「スティッフ・パーソン症候群(Stiff-Person Syndrome)」と診断されました。この病気は、筋肉の硬直やけいれんを引き起こす稀な神経疾患です。この疾患のため、彼女はツアーのキャンセルを余儀なくされ、治療とリハビリに専念しています。
「アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との闘いの中で~」では、世界的なスーパースター、セリーヌ・ディオンが人生を変える病と闘う姿を生々しく、嘘偽りなく描く。彼女の人生を導いてきた音楽はもちろん、人間の精神力の強さも示している。この作品には刺激の強い医療シーンが含まれているため、視聴には注意が必要。
「アイ・アム・セリーヌ・ディオン〜病との闘いの中で〜」はアマゾンプライムで視聴できます。1時間42分のドキュメンタリー番組。彼女の病との壮絶な戦い、彼女の強い精神力を、ウソ偽りなく描いたものです。番組の中では、かなり過酷な治療の様子がそのまま撮影されているので、覚悟をしてみて観ることをお勧めします。「壮絶」のひと言です。
セリーヌ・ディオンの家族
まず最初に、セリーヌ・ディオンのの家族をご紹介しましょう。セリーヌの夫は亡くなっていますが、彼との間に3人の子どもをもうけています。うち二人は双子です。
セリーヌ・ディオンの夫
セリーヌ・ディオンの夫、ルネ・アンジェリル(René Angélil)は、カナダの音楽マネージャーであり、セリーヌのキャリアにおいて非常に重要な役割を果たしました。ルネは1942年1月16日に生まれ、2016年1月14日にがんのために亡くなりました。彼はセリーヌのマネージャーとして活動し、彼女を国際的なスターへと導きました。二人は1994年に結婚し、三人の子供をもうけました。
セリーヌと夫のルネ・アンジェリルの年の差は26歳。実は、セリーヌのお母様がデモテープを彼に送ったのが始まりでした。セリーヌの美声にほれ込んだアンジェリルは、なんと自分の家を担保にしてお金を借り、レコーディングを行ったのです。それが大ヒットしたというわけです。
なお、セリーヌは夫のアンジェリルの病気(咽頭がん)の看病のため、一度自分の仕事をすべてキャンセルしています。その後、セリーヌは仕事を再開しましたが、アンジェリルのがんが再発したため、二度目の休業をやむなくしています。
2016年に夫が亡くなると、セリーヌは自分自身がすでに病気であるにも関わらず、前を向いて生きないといけないと、歌うことを再開したのです。
セリーヌ・ディオンの家族
セリーヌ・ディオンには三人の子供がいます。
- ルネ=シャルル・アンジェリル(René-Charles Angélil) – 2001年1月25日生まれ。
- ネルソン・アンジェリル(Nelson Angélil) – 2010年10月23日生まれ。
- エディ・アンジェリル(Eddy Angélil) – 2010年10月23日生まれ。ネルソンとは双子。
セリーヌ・ディオンはカナダのケベック州シャルルマーニュで生まれ、14人兄弟の末っ子です。家族は非常に音楽的な背景を持ち、セリーヌは幼い頃から音楽に親しんで育ちました。
カナダのケベック州はもともとフランス領で、今でも公用語はフランス語です。ですので、最初はセリーヌは英語が話せませんでした。
アトランタオリンピックの開会式でも歌唱を披露した
セリーヌ・ディオンは、1996年のアトランタオリンピックの開会式で「The Power of the Dream」という曲を歌いました。このイベントは1996年7月19日に開催され、全世界からの注目を集めました。以下に、このパフォーマンスの詳細を説明します。
このときは、タイタニックで有名になる前でした。それでも、すでにセリーヌは圧倒的な歌唱力で、アメリカで右に出るものはいないスーパースターになっていたのです。
パフォーマンスの背景と準備
- 曲名: “The Power of the Dream”
- 作詞・作曲: デヴィッド・フォスター、ベイビーフェイス、リンダ・トンプソン
- プロデューサー: デヴィッド・フォスター
この曲はオリンピックの精神を称えるために特別に作られました。セリーヌ・ディオンはこの曲をパフォーマンスするにあたり、入念なリハーサルを行い、当日のために万全の準備をしました。
開会式当日のパフォーマンス
- 日時: 1996年7月19日
- 場所: アトランタ、ジョージア州、センテニアル・オリンピック・スタジアム
- 観客: スタジアムには8万人以上の観客が集まり、全世界で数百万の視聴者がテレビを通じてこのパフォーマンスを見守りました。
セリーヌ・ディオンのパフォーマンスは、オリンピックの開会式のハイライトの一つとされ、彼女の力強い歌声と感動的な演出が多くの人々の心を打ちました。彼女の歌唱と共に、花火やダンスパフォーマンスが組み合わされ、壮大な視覚的効果が生み出されました。
影響と評価
セリーヌ・ディオンのパフォーマンスは非常に高く評価され、彼女の国際的な名声をさらに高めました。この曲「The Power of the Dream」は、その後もオリンピックやスポーツイベントで広く使用され、オリンピック精神を象徴するアンセムの一つとなりました。
パフォーマンスの意義
セリーヌ・ディオンの「The Power of the Dream」のパフォーマンスは、アスリートたちの夢と努力を称え、全世界の人々に希望とインスピレーションを与えるものとなりました。このパフォーマンスは、オリンピックの歴史に残る感動的な瞬間の一つとして記憶されています。
パリオリンピックの開会式におけるセリーヌ・ディオンの歌唱
【名曲】セリーヌ・ディオン、パリ五輪開会式で『愛の讃歌』を披露pic.twitter.com/6JWNU7ZI0c
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 26, 2024
パリオリンピックの開会式で、ついにセリーヌ・ディオンの歌唱が実現しました。
歌は、「愛の賛歌」でした。堂々と、見事な、彼女の全盛期を思わせる歌いっぷりでした。あの広いパリじゅうに響き渡り、皆を圧倒させました。闘病中とはとても思えなかった。スーパースターとはこういうものかと、改めて感動した次第です。
セリーヌ・ディオンは、2024年のパリオリンピック開会式で歌うことが報道されていました。これは、彼女が2022年にスティッフ・パーソン症候群と診断されて以来、初めての大規模なパフォーマンスとなります。
この病気は、筋肉の硬直やけいれんを引き起こす稀な神経疾患であり、ディオンはこのためにツアーをキャンセルし、治療に専念してきました。
パリオリンピックでのパフォーマンスは、彼女にとって重要なカムバックの機会となります。報道によると、ディオンは開会式で1曲を披露する予定で、これはフルコンサートよりも短く、彼女にとって実現可能な形式です。
また、ディオンは既にパリに到着しており、地元のフォトグラファーにその姿を捉えられています。彼女は最近、Amazon Primeで公開されたドキュメンタリー「I Am: Celine Dion~病との戦いの中で~」で、自身の病気やその影響についても語っています。(実際に実現し、世界は興奮に包まれています。)
22日に、パリ中心部にあるホテル・ラッフルズ・ロイヤル・モンソー・パリにチェックインし、開会式でパフォーマンスを予定していることを、関係者が認めています。
予定どおりセリーヌ・ディオンの開会式での歌唱が行われました。無事に彼女が歌い終わることができて、一同ホッとしていることでしょう。
この開会式でのパフォーマンスが、彼女の再出発と音楽キャリアの新たな章の始まりを象徴するものとなるでしょう。