【ブラックペアン2】第5話あらすじ:恵さんが悪役として登場!チェ・ジウも再登場!

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ついに医療AIが人間のオペを操る時代に突入しました。維新大学の切り札がエルカノというAIです。果たして、公開手術は成功するのか否か?

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目次

前回のあらすじ(第4回を見ていない人、忘れてしまった人向け)

患者に危険なオペを施し、巨額の費用を要求する天城(二宮和也)の行為は詐欺にあたると、医療訴訟で有名な弁護士・戸島和子(花總まり)が市民団体を引き連れて東城大に乗り込んできました。佐伯(内野聖陽)は、天城の今後予定している手術を即刻中止することでその場を収めます。

その帰りに和子が美和(葵わかな)と言い争っているところを世良(竹内涼真)が見かけ、仲裁に入りますが、和子はなんと美和の母親だったことが発覚します。そんな中、突然和子がその場に倒れ込んでしまいます。

対応にあたった世良は、緊急で冠動脈のバイパス手術が必要と判断し、手術を実施します。しかし、石灰化が激しい部位があり、やむなく断念することに。治せるのは天城のダイレクト・アナストモーシスのみですが、和子は天城のオペを拒否します。

和子は維新大が開発した医療AI“エルカノ”による保険適用のバイパス手術を受けることにしますが、佐伯のライバルである維新大教授の菅井(段田安則)は、AIを使ってどんな医師でもできる手術を成功させ、日本医学会トップの座に近づこうとしています。

維新大のエルカノによる公開手術の日。順調に運んでいた手術でしたが、想いもかけない大量出血により、命の危機が。うろたえる維新大の医師の前に、世良が現れ、手術を続行します。成功したかに思えた世良の手術でしたが、またしてもとんでもない事態に発展します。

娘の美和(葵わかな)は天城に助けを求めるのですが、天城はいつものコイントスを持ち掛け、賭けに応じた美和ですが、結果として「賭けに負ける」ことになったのです。

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戸島和子の手術はどうなるか

原因不明の出血です。設定を確認してください。エルカノは繰り返すばかり。

そこへ、入ってきたのが天城雪彦。エルカノちゃんにいろいろ教えてあげようと思ってね。

この症例に対しての成功率は4%です。

エルカノは賢いなあ。

まさか、ダイレクトアナストモーシスじゃないオペをするのか。

そのとおり、バイパス手術だが、天城の応報術式だ。

エルカノとの共同手術も順調だ。エルカノが天城に従っている。

「新しい術式をインプットしました」

維新大の医者はおろおろして怒鳴りつけるばかり。医者のプライドもなくなっていた。

天城とエルカノの意気もぴったりだ。

戸島和子の心臓が動き出した。オペ、完了。「心臓は美しい」

「お疲れ様でした。オペのガイドを終了します」天城とエルカノはエアーで握手した。

手術が無事終了し、天城先生への訴訟も無事取り下げられることになった。

実は、美和は賭けに買ったのだ。天城がコインを手の甲に置いたとき、後ろから走ってきた人がぶつかり、コインが裏がえって床に落ちたのだった。美和は幸運の持ち主だ。

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センター設立の資金が足りない

そんな中、韓国で飲食店チェーンを経営する木崎(恵俊彰)から天城にオペの依頼が入る。

天城が設計を進める新病院の莫大な建築費に悩んでいた佐伯(内野聖陽)は、新病院への50億円の出資を条件にオペを引き受けてはどうかと天城に提案した。

佐伯:韓国で成功した日本人が手術を希望している。いつもなら賭けは財産の半分だが、今回は足りない資金全額の50億ということで、どうかな。

天城はこの提案を受け入れ、シャンス・サンプルを行うために早速韓国へ飛んだ。

シャンス・サンプルとは「二者択一」の意味。フランス語で「chance simple」。「シンプル・チャンス」ですね。ブラックペアン2での天城のチャンス・サンプルはは、コイントスの裏表を指しています。

さっそくカジノへ赴く二人。それでは、勝負。シャンス・サンプル。赤か黒か。木崎は「赤」に賭ける。

ディーラーの女性がルーレットを回す。

「赤の36。」木崎が勝負に勝った。

条件を受け入れて天城とのシャンス・サンプルにも勝利した木崎は、手術を受けるため東城大の特別室に入院する。

同時に、ソヒョン(チェ・ジウ)も術後の検査のため東城大を訪れた。息子のミンジェと会うのも久しぶりだ。世良とも挨拶を交わしていると、そこに突然木崎が現れた。

「どうも!」天城を押しのけてソヒョンに挨拶する木崎。

実は木崎とソヒョンはライバル関係で、ソヒョンが手術を受けるために手放した店舗を木崎が全て安値で買い取り、残る1号店も狙っていたのだ。

汚い手を使って事業を拡大してきた木崎を憎むソヒョンは、天城に手術をしないよう提案します。しかし、天城はその提案を受け入れなかった。

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木崎と維新大の菅井教授がつながっていた

木崎の外出先は、維新大の菅井教授だった。

木崎:50億は取りすぎだ、即刻天城を首にしましょう。

菅井:高階先生なら、一切の契約をKDグループと結べますよ。新病院に入る、レストランやレクリエーション施設全部。

木崎:楽しみにしてますよ。

病室に戻った木崎は、パソコンに入力したものをUSBに移し、さらに金庫へと入れた。厳重に管理しているようだ。

天城と世良は、KDグループの店に食べに行く

天城は世良を連れて、新しい飲食店に食べに行った。天城からご飯に誘われて、珍しいと言いながら世良は上機嫌だった。

「おいしいなあ。天城先生、なんで食べないんですか?」

「ボクの口にはどうも合わなくてね。このグループの店は」

なんと、ここは木崎の会社KDグループの系列のレストランだったのだ。

周りを見渡すと、なぜか客席がガラガラだ。ネットのレビューは高評価なのに、なぜだろう。

世良は不思議に思いながらも、店を出た。

ソヒョンに新しい病気が判明

ソヒョンの検査をすると、新たな病気が発覚した。天城は、検査結果を持ってソヒョンの病室を訪ねた。

「治療方針について、少し、お話を」天城はソヒョンと話をつづけた。

高階ならスナイプ手術ができるが、お金が問題だ。諸費用を含めると、1200万ほどかかってしまう。

それを聞いたミンジェは、僕が払うと言い出した。「このことは母には内緒にしておいてください。」

ミンジェはどうやって1200万を用意するつもりなのだろう。

天城、木崎の病室を変更する

天城は、木崎に新しい病室へ移るよう提案した。

「万が一の場合、ここでオペをすることができます。24時間の監視カメラもついているので安心です」ということで、特別な病室に木崎は移ることになった。

天城は木崎にソヒョンの病気のことを話した。その病気を治すために、1200万もかかるということも。

木崎はその話を聞きながら、何やら思案をめぐらしていた。

第一号店を買ってあげてもいいよと、木崎が提案

木崎は、病院の食堂でミンジェに話しかけた。

「お母様のご病気、大変な金額がかかると聞いて。お困りでしょう。そこで、提案なんですが」

そう切り出した木崎は、ソヒョンの一号店を買ってもいいと、息子のパク・ミンジェに提案した。

「ふざけるな!誰があんたなんかに!」ミンジェは怒って拒否したのだが、そこに母のソヒョンが現れた。

「1200万で買いますよ、どうでしょう。そうすれば、手術が受けられますよ」

ミンジェは怒り冷めやらぬようだったが、ソヒョンは「売ります」と了承した。「1200万で結構です」と。

木崎はパク親子の弱みを握ったのだ。

天城、韓国へ出向く

世良はソヒョンの手術をしてくれと天城に頼むが、天城は出張に行くと出かけていった。実は、天城は韓国へ渡ったのだ。

天城は、先日の木崎との「シャンス・サンプル」に仕掛けがしてあったと気づいていたのだ。

韓国へ行った天城は、先日のルーレットのディーラーの女性に会いにいった。

一方、木崎は維新の菅井教授に電話していた。「何か気づかれたんじゃないでしょうね」

天城の秘策

木崎は、ミンジェに自分の車椅子を押してもらっていた。

「そういえば、今日パク社長の手術でしたよね。1200万で命が助かるなら、安いもんじゃないですか。」木崎が嫌みを言う。

そこへ、突然ソヒョンが現れた。「そのお金は、これでしょう?」ソヒョンは木崎に1200万を返した。

実は、ソヒョンはオペなど必要ではなかったのだ。

どういうことなのだ?

天城が現れて言った。「あれ、まだ分かってないんだ。自分がワナにかかっていることを」

事の詳細はこうだ。まず、木崎社長は裏帳簿をつけていた。会社の経理は大幅に改ざんされていた。

実は最初から、天城は分かっていたのだ。木崎の金回りに不審な点があるということを。

木崎はいつもパソコンに何かを入力し、そのデータをUSBで管理していた。USBは病室の金庫で管理していた。

今どき、ネット経由ではなく、あれだけ厳重にUSBを管理しているのは、何か隠していることがあるに違いない。

そこで、ソヒョンと天城は手を組むことにした。二人でひとつ、芝居を売ってみようと。

嘘だったソヒョンの病気

木崎社長をこらしめるために、天城はソヒョンのニセの検査データを作り出したのだ。

世良とミンジェがそのことを知らされたのは、つい先ほどのことだったのだ。

木崎にソヒョンの病気のことを伝えると、木崎は一号店を欲しいがために、まんまと食いついてきた。天城とソヒョンのワナとも知らずに。

1200万もの大金が必要になった木崎は、必ず裏金から工面する。

世良が突然ドアをノックする。あわてた木崎はUSBを大急ぎで金庫へ入れる。

それらの一部始終を監視カメラですべて見ていたのが天城だ。

木崎の病室を替えた理由は、すべてを監視カメラで撮影するためだった。24時間監視付きの部屋ということは、木崎社長には了解ずみだった。

木崎の粉飾決済は、当局の捜査員にも知らされていた。そして、動かぬ証拠をつかめたというわけだ。

本当にお金に困っていたのは、木崎だった。儲かっていないのに、儲かっていることにする。粉飾決済だ。これで、50億の出資は到底無理だ。

木崎は土下座して頼んだ。「頼む!命だけは助けてくれ」

天城:問題はまだあるんだよ。あんた、韓国で、シャンス・サンプルを不正したでしょ。あのアクリル板には仕掛けがあって、黒には絶対に入らないようになってる。

もういくら金を積まれたって、あんたはオペを受ける権利もない。だが、今度はオペを行う。今死なれちゃ困るからね。あんたは、オペを受ける義務がある。今後、何十年も刑務所で罪を償ってもらうからね。

捜査員も逮捕状を持って近づいてきた。

木崎社長は突然走り出して、手術室に入った。メスを握り、「ここで死んでやる」と言う。「本気だぞ」

天城:いいよ、どんな風に死のうとしても。ひとつだけ忠告しておこう。オレが必ず救ってやる。あんたは、もう死ねないんだよ。

木崎は観念した。

木崎は、天城のダイレクトアナストモーシスを受けた。助手はパク・ミンジェ。

手術は成功した。

ソンジェも韓国へ帰ることになった。KDグループからの嫌がらせもなくなり、元の店もソンジェが買い戻せることになった。

「それはよかった」世良は喜んだ。

ソヒョンが天城に礼を言おうと思ったが、天城はベンチで寝てしまっていた。

佐伯と天城

佐伯教授は、自室の心臓外科センターのミニチュアを見ていた。そして、テーブルに飾ってあるブラックペアンを手に取ろうとしたが、床に落としてしまった。これは何かの暗示なのか。

天城は「医療事故調査報告書」を手に、にやりと笑っていた。

医療事故報告書、謎のイメージ(小さい子供が手をつないでいる)、佐伯教授のブラックペアン。

この3点をつなぐものとは?

謎はまだ謎のままである。

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