総合馬術団体で日本が馬術では92年ぶりにメダルを獲得しました。見事、銅メダルです。
この4人の選手、なんと相性が「初老ジャパン」。なんで初老?すごく若いのに。
謎を解き明かしていきます。
総合馬術は、馬場馬術とクロスカントリー、それに障害馬術の3種目からなり、個人と団体を兼ねて3日間にわたって行われます。
総合馬術団体:愛称は「初老ジャパン」
日本が馬術でメダルを獲得したのは、1932年のロサンゼルス大会、個人種目で金メダルを獲得した西竹一さん以来92年ぶり、団体でメダルを獲得したのは初めてです。
総合馬術団体で銅メダルを獲得した(左から)北島隆三、大岩義明、田中利幸、戸本一真
大岩、戸本、北島で第2種目のクロスカントリーまで戦い、第3種目の障害飛越は北島に代わり田中が出場しました。
田中選手:自分が出ることが決まるとプレッシャーもあり、鳥肌も立ったが、みんなの後押しもあり、なんとかやりきれました。
入れ替えをしたため20点の減点はありましたが、逆境をはねのけ3位に食い込んだ。
入れ替えをすると20点も減点されるんですね!知らなかった
日本馬術92年ぶりメダルへ
— まっちー (@matchii413) July 29, 2024
歴史的瞬間を見届けた、、、 pic.twitter.com/nNfA4yy3yF
相性が「初老ジャパン」になった理由は?
歴史的快挙を果たしたチームは「初老ジャパン」として注目を集めています。このフレーズはある日の雑談から生まれました。総合馬術の根岸監督が「(愛称を)何ジャパンにしようか」と発言したところ、華やかに「ペガサスジャパン」、皆が昭和生まれで「昭和ジャパン」といった意見が出ました。
そんな中で4人の平均年齢が41.5歳と高めなこともあり「初老ジャパン」が候補に挙がりました。最初は「昭和」に傾きかけていたのですが、響きがかわいいなどの理由から「初老」に決まりました。
なんだかとってもチャーミングですね!そして、4人とも紳士です。
総合馬術団体の表彰式です。日本は4人でメダルを受賞です。それにしても、皆さんジェントルマンですね。
ただ、「初老ジャパン」という響きは、単なる「かわいいから決めた」というわけでもなさそうです。
いえ、本人たちは「かわいいから初老ジャパンでいいよね」と決めたそうですが、なかなか馬術をよく表しているのではないかと思うのです。
経験がものを言う馬術競技
馬術の競技は、オリンピックの他の競技と比べると、選手の年齢は高めです。10代は当たり前、20代は熟練、30代にもなると、これが最後のオリンピックかなと言われたりします。
ですが、馬術は若いだけでは強くなれません。それどころか、ある程度経験を重ねないと、馬という生き物がどうもわかりません。
馬術は、技術だけでなく、馬と二人三脚で行います。馬との呼吸を合わせ、体力よりも経験がものを言うといっても過言ではありません。
獲ったーー!!
— 大岩義明/Yoshi Oiwa (@yoshiakioiwa) July 29, 2024
ちゃっとまだバタバタなので後ほど。
やったぞーー!
みんな応援ありがとーーー!
😆😆😆👍
疲れたなぁ〜🐿️
ゆっくり休もうな〜#TEAMJAPAN #パリオリンピック pic.twitter.com/6gDpjNKXap
他のチームは3人で戦いましたが、初老ジャパンは4人で3種目を戦いました。ですので、補欠を含めた4人にメダルが授与されたのです。素晴らしいですね!
総合馬術団体で歴史的快挙を成し遂げ、日本中の注目を集めた初老ジャパン。
チーム最年長の48歳、大岩は「初老代表の私としては、話題になるのはこのスポーツにとってうれしいこと。騒いでいただければ」と笑顔でコメントしていました。
本当におめでとうございます!これからもますます活躍してくださいね!