【あの子の子ども】最終回:沖田先生役は橋本淳!涙の終業式 一人じゃなかった

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自分の妊娠をクラスメイトにより拡散されてしまった福は、転校することになった。宝も退部し、バイトしながら卒業することになった。

最初はお先真っ暗な二人だったが、まわりのサポートもあり、少しずつ明るい未来が開けてきた。その未来に大きく貢献したのが、担任の「沖田」だ。

この記事では、沖田先生と、演者の橋本淳(はしもと あつし)について熱く解説する。

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目次

沖田先生が福の心に寄り添った

実は、担任の沖田は最初はふがいないというか、頼りない存在の先生だった。力を入れれば入れるほど生徒から相手にされず、生活指導の山田先生からも叱咤され、「大丈夫かこの先生」という印象だった。

だが、生徒が成長すると共に、沖田も成長した。特に、福から妊娠を告げられてからの沖田の態度は、目を見張るものがあった。

福と共に、感動し、困り果て、がんばろうと思い、確かに沖田は福と一緒に精神的に一段ステップアップしたようだ。

沖田は決して、福を指導しようとか、何かを教えようとか、どこかへ導こうとかしたわけではない。ただ、いろいろな選択肢の中からどれが一番福にとって幸せな道なのか、一緒に考えただけだ。

先生というのは、そういう存在でいてくれるとありがたい。どうしても、今の学校は、先生と生徒の関係は「上と下」という関係になってしまうだろう。

だが、沖田はあくまでフラットだ。生徒を一人の人間として見ている。だからこそ、生徒の自主性を尊重する。

福にとって、沖田が担任であることは、大いに救われたに違いない。

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終業式の日、沖田がクラスに投げかけた言葉

終業式の日、教壇に立つ沖田は、クラスの生徒に語り掛けた。

「川上さん、転校することになりました。」

教室がざわつく。福の妊娠をSNSで広めたのは、このクラスの誰かだということは分かっている。

「悪意で人を傷つけるって、自分で自分の価値を傷つけるってことだからね。」

クラス全員が、ハッとした表情で、しーんと静まり返る。

「匿名でも、誰にもバレなくても、自分にはバレてるよな。見てるよな、自分は!自分で自分の価値を傷つけるたびに、自分のこと、ちょっとずつ嫌いになるんだよ。誰に嫌われてもさ、自分にだけは嫌われるなよ」

「誰かに好きになってもらえても、信じられなくなるからね。こんな自分、好きなんて嘘だって」

沖田先生から生徒たちへの、心から搾り取ったような、そんな言葉だった。生徒たちは、この日の沖田の言葉を胸に大切にしまい、これからの人生を生きるだろう。

これは、ドラマの中だけの話ではない。ちょっとしたSNSの拡散で、誰かを絶望の淵に追いやる可能性はある。たとえ拡散した本人に自覚はなくとも、確実に、された側は地獄の底へ落ちる。

SNSは素晴らしいものだ。だが、素晴らしいものは、それと同じくらいの怖さがある。

だが、たとえ地獄の底へ落とされたとしても、引き揚げてくれるのも、また「人」である。人は人に傷つけられ、人に癒される。それの繰り返しだ。

できるなら、人を突き落すことなく、生きていってほしい。そして、落とされた人を見たら、遠慮なく引き揚げてやってほしい。

沖田は、そんなことも言いたかったのではないだろうか。

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橋本淳はどんな俳優なのか?

以下に、橋本淳(はしもと あつし)のプロフィールを簡単に表にまとめた。

項目内容
生年月日1987年1月14日(37歳)
出生地東京都, 日本
身長181 cm
血液型A型
職業俳優
ジャンル舞台、テレビドラマ、映画
活動期間2004年 – 現在
事務所アミューズ (AMUSE)
橋本淳のプロフィール

テレビドラマ『魔法戦隊マジレンジャー』,刑事ゆがみ』、映画『月極オトコトモダチ』など、多数のドラマや映画に出演。

朝ドラで共演した松重豊らからの影響で、演劇の方面へ進んだと語っている。共演者とは今でも親交がある。橋本淳の出演した舞台は、賞を受けることが多い。

また、演技のみならず、連載もいくつかもっており、映画コラムなどの執筆活動もしている。

インスタグラムを見る限り、どちらかと言うとアーティストなのでは?と思うほど写真が美しいのでぜひ見ていただきたい。

橋本淳公式インスタグラム

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2025年大河ドラマ「べらぼう」に出演!

橋本淳は、NHK 2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に、絵師・北尾重政 役で出演する。

べらぼうとは

吉原の貸本屋から始まり、「江戸のメディア王」となった蔦屋重三郎。喜多川歌麿、山東京伝らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出す。時に”お上”に目を付けられても面白さを追求し続けた「蔦重」の波乱万丈の生涯を描く。主演:横浜流星

橋本淳はNHKドラマ10『大奥』の松島役としても出演したが、今回『べらぼう』の製作陣にも大奥チームが多く とても心強く思っているということだ。

橋本淳が演じる絵師・北尾重政は、「蔦重出版物に“北尾重政”あり、商売初期から支える人気絵師」と言われている。

本屋の息子として生まれ、本に囲まれた環境に育ち、絵師としての才能を開花させる。門人も多く、喜多川歌麿(染谷将太)を弟子のように育てたともいわれる。美人画、役者絵の絵師として人気を誇る一方で版本絵の仕事も晩年まで続け、蔦重出版物の多くに関わることとなる。蔦重との最初の仕事は「一目千本」

舞台に立ち続けて演技力を磨く橋本淳

舞台俳優は、おしなべて演技力が高い。テレビドラマでデビューした橋本だが、後に朝ドラで共演した松重豊に誘われ、舞台俳優の仕事がメインになってくる。

舞台は生放送と同じだ。生身の姿をそのまま、客へぶつける。NGは許されない。テイクはひとつだ。観客の目は厳しい。表情、セリフ、発声、どれひとつを取っても極上のレベルが求められる。

だからこそ、舞台は難しく、面白いのだろう。幕が上がったら、幕が下りるまで中断は許されない。ドラマのように、カットカットでつなげる制作とは違い、長丁場の演技が求められる。

橋本淳は、舞台の面白さに目覚めてしまった。そんな橋本の姿を大河ドラマで1年をかけて見られるとは、どれほどのゼイタクだろうか。

今回、あの子の子どもで一番注目したのは沖田先生こと橋本淳だった。

終業式、生徒たちに投げかけた言葉を、私も自分のこととして、常に大事に胸にしまってこれからの人生を送ろうと誓った。

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