【あの子の子ども】(11)福を追い詰めたのは同級生だった!橋本淳が良すぎる!

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親に告白し、次は学校に伝える時がやってきた。先生に言うのはさぞ勇気がいることだろう。がんばれ、福!

というわけで、今回は「学校に妊娠を伝えたら」という題でお送りする。意外や意外、福を苦しめたのは先生ではなく、クラスメイトだったという「ヤバい」内容になっている。

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目次

担任は感動して泣くが…

福(桜田ひより)は担任の沖田(橋本淳・はしもとあつし)に自分が妊娠しており、産むつもりだ、しいては「この学校にいて、卒業することできますか?」と、自分の思いと決意を打ち明けた。

「志望校が決まったのかな」ぐらいに軽い気持ちで福と対面した沖田だったが、突然の妊娠の告白に、驚きのあまり言葉が出なかった。

だが、沖田は福の気持ちを理解した。よくがんばったと声をかけ、自分でも感激のあまり涙を流していた。どうすれば卒業できるか、一緒に考えていこうと福を励ます。福も、沖田の言葉を聞いて、希望があるのだと心が少し軽くなった。真正面から怒られる覚悟だったからだ。

他の先生に話してもいいかと福に聞き、保健の先生と、生活指導の山田先生を呼んでくると部屋を出ていった。

保健の先生(飯田)は福に寄り添う

保健の飯田先生(菊池亜希子)は入れ替わりに部屋に入ってきて、「もしかしたらと思っていたけど、どう声をかけていいのか分からなくて。ごめんね、迷っている場合じゃなかったね」と優しく声をかけた。

福も、以前保健室で休んでいたとき、飯田から「生理じゃない出血もあるから、産婦人科に行って診てもらったほうがいい」とアドバイスされ、自分で調べて妊娠の可能性に気づいたのだった。

福も、先生のおかげですと、あらためて飯田に感謝の意を表した。

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生活指導の山田先生登場

そこへ、生活指導の山田がすごい勢いで部屋に入ってきた。

昼休みもすぐ終わるので、悠長に話している時間はない。山田は言わなければならないことを話し始めた。

「お前の選択肢は3つある。

1.自主退学
2.休学
3.定時制か通信制に転学

この学校は卒業できない」

担任の沖田が「文部省の通達では」と口をはさむと、山田は「そんなものは現場を知らないお上の通達なんだよ」とはねつける。

「でも、川上には授業を受けて卒業する権利があります」と食い下がる沖田。

保険の飯田も「保健室の体制も整えておきます。川上さんの病院とも連携をとって…」

沖田「そういう問題じゃない。目だよ、まわりの目。生徒、保護者、近隣、世間。守れんのか、あんたら、その全部から川上を」

二人、黙り込む。

福「私、大丈夫です。まわりからなんと言われようとも」

川上「悪意だけじゃない。まわりから守られて出産するお前を、うらやましいと思う生徒がいるかもしれない。高校生の妊娠を美化して、憧れて、妊娠する生徒が出てくるかもしれない、お前の影響で。

お前は幸い、親や相手に恵まれた。だが、誰でもそうとは限らない。学校内でのお前の存在が、誰かを地獄に引きずり込むかもしれない。とにかく、産むならここでの卒業はあきらめろ」

こう言い残して、山田は足早に部屋を出ていった。

出ていく間際に、山田はもう一度福に向き合った。

「お前、このこと誰か友達に話したか?」

「話してません。でも、1人だけ…」

「絶対に誰にも話すな。大事な友達だったら、なおさら巻き込むな」

山田を追いかける沖田に、山田は言った。

「悠長なこと言ってる場合じゃない。あいつ、わかったらボコボコにされるぞ」

山田の言うことは現実となった。

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母からのメールでクラスメイトにばれる

福は周囲の好奇の目にさらされる覚悟をしていたものの、学校や周りの生徒に与える影響の大きさを山田の言葉で気付かされる。

そのため、福は矢沢(茅島みずき)に妊娠を打ち明けることをためらう。

しかしその頃、教室では置きっぱなしにしていた福のスマホに、母の晴美(石田ひかり)からつわりを心配するメールが届いていた。

ふざけていたクラスメイトが福の机にぶつかり、机の中の福のスマホが床に落ちる。それを拾ったクラスメイトは、福の母親からのメッセージを読んでしまった。

宝、退部届を出す

一方、宝(細田佳央太)は陸上部に退部届を提出した。まったく予期せぬ宝の退部に「なんでだよ!」とつかみかかる隼人(前田旺志郎)。

来月は関東大会。その次、その次と勝ち進むつもりだった。そして、その先には箱根駅伝が待っている。隼人には宝が退部することはどうしても納得できなかった。

二人になり、突然泣き出す宝。隼人は「病気か?」と聞いたが、返ってきた言葉は「子供ができた」だった。

事情を知った隼人。二人は抱き合って泣いた。隼人にはどうすることもできなかった。

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SNSで拡散される

また、矢沢も自分を思い続けてくれるクラスメートの飯田(河野純喜/JO1)に、あることを打ち明けようとしていた。しかし、コンビニの前で福のためにひよこラムネを開けていると、飯田のSNSの通知音が鳴り、2人の目に飛び込んできたのは福のある写真だった。

飯田はすぐに福に電話をかけ、自分のアカウントをすぐに削除するか鍵をかけるように言う。コメントが来ても気にするな、とも言った。

なんだろうと自分のSNSを見ると、数えきれないほどのコメントがついていた。そこに映っていたのは自分の写真。

「妊娠中」と書かれた福の写真

さらに福に、宝から「部活やめた」とメッセージが入った。

自分が決断したことで、これほどまわりに影響を与えてしまったことに、福は今さらながらガクゼンとするのだった。

クラスメイトに拡散された福の妊娠

今回は、福が妊娠を学校に打ち明けるということで、先生と福との間でいろいろもめるだろうという内容だと思っていた。

だが、ふたを開けてみると、担任の沖田と保健の飯田は全面的にサポートすると約束してくれた。

生活指導の山田も、一方的に「反対」したわけではない。産みたいから産むという個人的なものではない、ということが、教師という長年の経験から痛いほど分かっていたからだ。

何よりも、福のことを気遣っていたし、福が与えるまわりへの影響(自分たち教師も含まれる)を心配していた。世間体が悪いなどと言うことは、ひと言も言っていない。山田の言うことにも納得できる。

問題は教師ではなかった。

まず、「つわり大丈夫?」などとのんきなメッセージを送ってきた母親にも問題がある。スマホの画面を誰が見るか分からない恐ろしさを、あの年代は知らないのだろう。

だが、同年齢のクラスメイトだからと言って、福を守ってくれるわけではない。それどころか、たまたま見て知ってしまった福の妊娠を、SNSで拡散するとは。

面白半分でやってしまったことだが、一度ネットにアップされ、拡散されるともはや世界中の人たちの知るところとなる。この恐ろしさを、まったく分かっていなかったのだろう。

「気軽にアップしてしまった」では許されない。

だが、クラスメイトに「悪意」があったのは事実だ。ちょっとした悪意だが、他人や自分の身を滅ぼすことになる。

もしもSNSがなかったら?と考えると、やっぱり人の口から口へ拡散されるが、おそらくは同級生どまりだ。そして、口を閉ざしていればそれで終わりだ。まさか学校の掲示板に貼り出すようなことをすれば別だが、通常はそこまでしない。(大変だから)

だが、写真に文字を書いてネットにアップすることは、すぐにできる。簡単だ。この簡単さが、悲劇を招くことになる。

来週はいよいよ最終回。アップした犯人が名乗り出て、謝罪し、その後はみんなで福の勉学と卒業、そして出産までサポートできるかどうか?

それができたら「よい最終回」にはなるだろう。

家族は最終的には、福の決断を認め、福と宝が幸せになるために懸命の努力をするだろう。だが、同級生はどこまでできるか?

今の高校生を知らないからなんとも言えないが、「善意」と「後悔」が残っていることを信じたい。

橋本淳は「はしもとあつし」です

「あの子の子ども」で、沖田先生を演じる橋本淳は、いい役者さんだなあと思うようになった。

最初は、ちょっと気が弱くて、生徒たちにも流されそうになり、それを生活指導の山田が気付いて諭される、という感じだったけれども、

今回、福の決断に涙を流して感動し、賛同した先生としての演技が素晴らしくて、すっかり「橋本淳」のファンになってしまった。

私はすっかり誤解していて、「橋本淳」を「じゅん」と読んでいたので、別の役者「橋本じゅん」と間違えやすいなあ、だから、1人は「じゅん」にしたのかなあ、などと驚くべき間違った考えを抱いていた。

だが、橋本淳は「はしもとあつし」と読むのだ。みんな、知ってた?知らない人も、3人くらいはいるのではないかと思って書いている。

「橋本じゅん」はこの人

MIU404の第4機動捜査隊(4機捜)の警部補でもあるし、

ハヤブサ消防団の部長でもある。

橋本じゅんも大好きだが、橋本淳もすごくいい。まあ、比べるべきものではないが、どちらの橋本も素晴らしい演技者ということだけは、誰もが認めることだろう。

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