アメリカのドラマを観ていると「この主役の俳優はとても上手だけど、名前も顔も全然知らない」と思うことがよくあります。
私が俳優名に詳しくないだけなのかと思いきや、どうやら皆さん同じらしい。
そんなとき「アメリカではドラマと映画では出る俳優が違うらしい」と聞き、さっそく調べてみました。
ERにジョージ・クルーニーが出演していた

すでに伝説となったテレビドラマ「ER(緊急救命室)」を観た人はいますか?
私はERの大ファンで、NHKで毎週楽しみしていたものです。ビデオカセットに録画して擦り切れるほど観ていました。
ERに小児科医師として出演していたのがジョージ・クルーニーです。当時はまだハリウッド俳優ではありませんでした。
ですが、甘いマスクで人気が爆上がりし、ジョージ・クルーニーはアメリカの女性をくぎ付けにしました。
そしていつのまにか彼の出演は終了し、そのままハリウッド俳優として今に至ります。その後はERはおろか、他のテレビドラマへの出演はありませんでした。
ERの最終回に、ちょこっと「友情出演」といった形で出演しましたが、それだけです。
ドラマ俳優と映画俳優を兼任することは、アメリカではほぼありません。
ドラマが格下、映画が格上
アメリカでは、映画よりもドラマのほうが「格下」とみなされています。
ドラマで有名な俳優さんでも、「いつかは映画に出たい」と夢見ています。
そして、ジョージ・クルーニーのように、一度ドラマから映画へ進出すると、二度とドラマに戻ることはありません。
「自由の国アメリカ」を標ぼうしていますが、精神は自由ではなさそうです。
日本では映画でもドラマでも、どちらも区別せずに俳優さんたちは出演しますし、私たち視聴者も「ドラマだから」などと下に観ることはありません。
逆に、日本ではドラマファンが多く根付いていますし、今は映画館に足を運ぶ人も少なくなりました。
Netflixの台頭でハリウッド終了
今やテレビドラマも映画もNetflixに吸収される時代です。
Netflixのオリジナル作品も秀逸なものが多く、費用も桁違いに多く、スポンサーもいないので好き放題に作れるのが良いところ。
過去に事件や事故をやらかした俳優も、監督さえ望めばどんどん使えます。
筆者も最近Netflixドラマ「オザークへようこそ」と「ブレイキング・バッド」を観ましたが、見ごたえは十分で、終わったあとは「ロス」になるほどです。
U-NEXTやアマゾンプライム、ディズニープラスなどありますが、今のところNetflixが一番人気でしょう。
アメリカでも、「映画俳優」「ドラマ俳優」の垣根を越えて「Netflix俳優」が出てきてもおかしくありません。日本も同じくです。ピエール瀧などはすでに「Netflix俳優」として定着しています。
クスリで捕まった経歴のあるピエール瀧は、日本ではスポンサーが使いたがらないでしょう。Netflixはどんどん使ってください。彼の存在感が大きすぎるので、とたんにストーリーが面白くなります。
