藤田菜七子は何をした?人気女性騎手として上り詰めたがスマホ不適切利用!

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「人気女性騎手・藤田菜七子が突然の引退」という報道が世の中を駆け巡っています。でも、そもそも競売に興味もないし、競馬のことに詳しくない人のほうが多いのではないでしょうか。

この記事では、「競馬に全く詳しくない」方のために、「藤田菜七子が何をして引退したのか、何が問題になっているのか」を分かりやすく解説していきます。

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目次

藤田菜七子は美人でかわいいと評判の騎手

そもそも、日本の競馬会は「男社会」で、女性騎手はこれまで数人いましたが、皆さん地方競馬で騎乗していました。地方競馬と中央競馬はマイナーリーグとメジャーリーグぐらい違います。サッカーで行ったら、アマチュアとJリーグぐらいの違いと言っても過言ではないでしょう。

さらに、地方の女性騎手は活躍しているかと言うとそれほどでもなく、やはり実力が伴わないので、「やっぱり女性はダメ」と言われ続けていました。

ところが、藤田菜七子騎手が登場してから、競馬界がガラリと変わりました。藤田は実力もあり、JRA(日本中央競馬会)に16年ぶりに誕生した女性ジョッキー(騎手)として注目を集めたのです。

JRAに所属する約140人の騎手のなかで、藤田は唯一の女性である。ちなみに、JRAに所属する女性調教師は一人もいない。

男ばかりの競馬界において、女性、しかもかわいい女性騎手の登場、しかも実力もあるならば、「藤田菜七子フィーバー」がおこるのは当然と言えば当然です。

JRAの競馬学校(騎手養成所)の生え抜きとして、16年ぶりに誕生した女性騎手という話題性の高さは言うまでもありません。しかも、キュートなルックスが相まって、2016年3月のデビュー前から大注目の存在になりました。

藤田がレースに出場する競馬場にファンが押し寄せて声援を送り、騎乗する馬の馬券が実績・能力以上に売れる“菜七子フィーバー”が巻き起こったのです。

藤田はタレント顔負けの人気を誇り、カレンダーや写真集などもヒットし、JRAの広告塔としても多大な貢献をしてきた。

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藤田菜七子はホリプロ所属の女性騎手

藤田は自分にかかる過度のプレッシャーを多分に感じていました。ですが、そのプレッシャーに押しつぶされることなく、順調に勝ち星を重ねていきます。JRA女性騎手の年間最多勝、通算最多勝、最高峰クラスのG1レース初騎乗など、数々の記録を打ち立てていったのです。

藤田菜七子は、ただの女性騎手として有名なだけではありません。キュートなルックスがプロダクションからの注目も集め、ホリプロのタレントとしても活動しています。

藤田菜七子が「やらかした」事とは?

競馬界にはいろいろ厳粛なルールがあります。特に、八百長疑惑が持たれないよう、旗手が外部と接触することには細心の注意が払われています。

2023年5月、若手の騎手6人が、「調整ルーム」でスマホを使用していたことが明るみになりました。その際、藤田菜七子も、以前にそういう通信機器を使っていたことをJRAに自ら報告をしています。そして、その際に口頭で厳重注意を受けていました。

調整ルームとは

調整ルームは各競馬場にあり、騎手の居室のほか、食堂、浴室を備えている。 騎手は競馬開催日の前日午後9時までに騎乗を予定している競馬場の調整ルームに入室する。 体重調整などのコンディション管理とともに、八百長を防止するため外部との接触を避けることが目的となっている。

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実は虚偽報告だった

藤田は、「調整ルームでスマホを使っていましたが、ツイッターとYouTubeを閲覧していただけで、外部との連絡はとっていません」と、JRAからの聞き取りで報告していました。

ところが、今回文春オンラインにより、実際は厩舎関係者と通信していたとのことです。JRAはこれは明らかに虚偽申告と判断、引退しても処分対象になり得ると判断しました。

この厩舎関係者と通信とは具体的に何を指すのかは公になっていませんし、これからも公表されないことと思います。真実は闇の中ですが、藤田は後悔してもしきれないことをしてしまいました。

スマホの持ち込み禁止は基本中の基本

スマホの持ち込み禁止は競馬学校のころから厳しく教えられる基本中の基本です。絶対にやってはいけない行為です。若い人は「別にスマホぐらい」と思っている人が多いようですが、過去の競馬界の歴史を振り返ると、ほんの少しのことでも「外と接触する」ことは八百長疑惑につながり、ひいては競馬界全体へ悪い影響を与えかねません。

騎手がスマホを持ち込んだ際に課される処分は、大きく分けて3つあります。

  • 期間を定めて調教・騎乗の停止
  • 戒告
  • 50万円以下の過怠金

藤田はたとえ自分から引退しても、引退しても、今後の調査次第では、競馬関与の禁止、停止等の処分の可能性もあるとのことです。

つまり、競馬に関わることはやってはならない、という厳しい処分が待ち受けているかもしれません。

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引退後も処分が後をひく可能性

では、藤田は引退すれば芸能界でやっていけるのではないか?と思う人も多いでしょう。

確かに、アイドル並みの人気とルックスで、テレビでも引っ張りだこの藤田です。たとえ今回「スマホの不適切な利用」で引退しても、アスリート枠でのタレント活動も可能ではあります。スポーツ番組に出演したり、バラエティにスポーツタレントの枠でひな壇に登場したり。

ただ、競馬関与の禁止、停止等の処分などが下された場合、競馬の解説などは難しくなるでしょう。仮にCMや講演会などの活動をするにしても、今回の処分理由が“虚偽申告”という行為のためハードルは高くなることが予想されます。

藤田菜七子 「何をした?」のまとめ

藤田菜七子は人気女性騎手でしたが、調整ルームに禁止されていたスマホを持ち込み、外部(厩舎関係者とのこと)と連絡をしていたと文春に暴露されました。

それを受けて、藤田は引退を発表しましたが、引退してもJRA(日本中央競馬)から処分される可能性があります。

スマホの調整ルームの持ち込みは、競馬学校に入ったときに、まず最初に叩き込まれる「絶対にやってはいけないこと」のひとつです。八百長の疑惑を防ぐためです。

みずから規則を守らなかった藤田の今後は、競馬関係の仕事は舞い込んでこないでしょう。タレント活動がメインになるのではないかと、もっぱらの評判です。

実力も人気もあり、16年ぶりに現れた女性ジョッキーということもあり、競馬界を引っ張っていくレジェンドにもなり得たのに、非常にもったいないことです。

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