ドラマ【3000万】第2話 あらすじ 普通の一家に降りかかる波乱の展開と恐怖

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NHK土曜ドラマ「3000万」は怒涛の初回を終え、さらなる展開に視聴者は震えおののいている。

このドラマは日本では珍しく、複数の脚本家がリレー形式で物語を展開していくという、面白くなければウソだろうという仕込み。

出演者も「まったく読めない展開」「180度方向性が変わっていく」と、半ば驚き、半ば楽しんで演技しているのも分かる気がする。

さて、第2回の「3000万」は、どんな「予想外の展開」を見せてくれるだろうか。

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目次

強盗

お屋敷と呼んでもおかしくない立派な家に、3人の強盗が入った。佐藤とよばれる男がリーダー各だ。家の主である男性に、金庫の暗証番号を聞き出そうとするが、どうしても答えようとしない。

佐藤は、男性の頭を押さえつけ、スマホを聞かせる。スマホは、頭(かしら)につながっている。

「聞こえますか?今から、指、腕、足の順に折っていきますんで」

家主は、番号を教えざるを得なかった。

仕事を終え、3人は大急ぎで車に乗りこみ、逃走した。

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佐々木家のちょっとゼイタクな朝

佐々木家はすがすがしい朝を迎えていた。祐子はキッチンでシャインマスカットを洗い、息子の純一に差し出した。マスカットが高価なことは純一もよく知っている。佐々木家の食卓に乗ることはかなり珍しいからだ。

いっぽう、義光はコーヒー豆をミルで挽いて、香りを楽しんでいる。これまでになかった佐々木家の素敵な朝が始まろうとしていた。

お金があるとは、このような「ちょっとしたゼイタク」を味わえるということを、義光と祐子は実感していた。そして何よりも、気持ちに余裕ができている。朝から笑顔の両親を見ていると、純一も不思議だと思いながらも、気持ちはよかった。

ほとぼりが冷めるまでお金は使わない

祐子は、昨晩のことを思い出していた。家に帰り、ベッドの上に3000万をぶちまけた。義光と狂ったようにお札を触りながら、「このお金のことは、二人だけの秘密。ほとぼりが冷めるまで、絶対に使わない」と、お互いに約束した。

次の日、祐子は割られた車のガラスを直しに、修理工場へ出向いた。この車はそもそも、修理工場で借りた代車だ。何をどうしたらこんなふうになるのかと修理業者に問われたが、急いでくれと祐子は言うばかりだった。

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指示役の坂本

昨日の夜、事故現場で金を探していた蒲池と長田は、ゲームセンターにいた。指示役の坂本に呼び出されていたのだ。

金の場所の行方がつかめず、坂本に謝る二人。ただ、事故現場に変な夫婦がいたと聞き、坂本は興味を示した。

坂本は蒲池と長田をトイレに連れ込み、暴行を加えた。

「ソラを連れてこい。落とし前をつけさせる」

ソラとは、バイクの女性のこと。現在入院中で、ようやく息を吹き返した、あの女である。

口を割らないソラ

病院では、意識を取り戻したソラに対して、奥島と野崎が事情聴取を行っていた。厳しく問い詰める野崎に、ソラは無言を貫いている。

奥島は「大変な事故だったね、また落ち着いたら来ますね」と優しく声をかける。

病室を出た奥島と野崎。納得のいかない野崎に、奥島は「無理に吐かせてもいいけど、こういうのはタイミングが大事だから」と、さすがベテラン刑事らしいアドバイスをするのだった。

佐々木家に奥島訪問

奥島が佐々木家にやってきた。事件のことではなく、前から義光が自分のギターを奥島にプレゼントすると言っていたのだった。

退職を目の前に控えた奥島に、「ちょっと早い退職祝いだから」と、ギターを渡す義光。

奥島は、怖い目にあった純一のことを心配していた。「おかげさまで、大丈夫です」と笑いながら答える義光と祐子。

祐子と義光は、あのバイクの女がどうなったのか、気になって仕方がない。思い切って奥島に聞いてみたが、「そういうことは、決まりで話せないんだよ」と言われてしまう。

奥島が帰ろうと玄関に降りると、純一が「奥島さん」といきなり現れた。純一は、明らかに何かを奥島に言いたそうだ。

「奥島さん、ごめんなさい!ボク、あのとき、わけ分からなくなっちゃって」と泣き出す純一に、奥島は「大丈夫、もう心配しなくていいから」と優しく告げた。

「それからね、あのバイクの女の人、意識が戻ったんだよ」

奥島は、本来言ってはいけないことをしゃべってしまった。それを聞き、義光と祐子の顔はこわばった。あの女の意識が戻ったということは、金のことを話すかもしれない。そうなったら万事休すだ。

病院に様子を見に行く祐子と義光

祐子と義光は、バイクの女(ソラ)がどこまで覚えているのか気になって仕方がない。少しでも何か知りたいと思い、病院を訪ねていった。彼女は自分たちの顔を覚えているだろうか。

病室の前には警官が二人いて、中に入れてくれそうにない。祐子はとっさに「私たちは、息子をあの日女に誘拐されそうになり、怒ってるんです」と警官に言う。そのとき、突然病室のドアが開いて、ソラが倒れこんで出てきた。明らかに、祐子の言葉を聞いて出てきたものと思われる。

驚いた警官たちはソラを抱えてベッドまで運んでいった。

「大丈夫、だいじょうぶ。あの女はお金のことは誰にもしゃべらないだろう、オレたちの顔も覚えているかどうかはわからない」と義光はおびえている祐子に言った。

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金の行方を追う強盗犯

蒲池と長田は、坂本に脅されてどうしても金を取り戻さなければならない。そのためには、ソラを坂本の元へ連れていく必要がある。

病院になんとかしてもぐりこみたいのだが、妙案が浮かばなかった。

一方坂本は、さらに自分より上の人間からの指示を仰いでいた。

長田は掃除業者の恰好をして、病室の前に立っていた。なんとか病室に潜り込もうという寸法だ。だが、病室の前には警官が二人立っており、警備が厳重だ。

1人で病院に戻っていた祐子は、長田の顔に気づいた。長田の後をつけた祐子は、蒲池とソラを拉致するしかないと話しているのを聞いてしまった。

祐子の身元を割り出した坂本

一方、蒲池と長田の指示役の坂本は、ソラが接触事故を起こした相手が気になり、調べていた。そしてついに、祐子が事故車の修理を頼んだ修理工場を見つけた。

修理工場の男に金を握らせ、坂本は祐子の免許証のコピーを手に入れた。もっとも、人の免許証を他人に渡すことは個人情報の漏洩にあたり、この時点で修理工場の男もアウトだ。

新しいギターを買ってきた義光

義光は、新しいギターを買って帰ってきた。ピアノ教室の月謝が値上げされると聞き頭を抱えていた祐子は、義光に「あのお金を使ったのか」と問いただす。

「前もって相談したって、どうせ反対するだけでしょ」と意に介さない義光。

義光は、祐子にも新しいフライパンを差し出した。義光なりの思いやりだったが、祐子は「なぜ夫がギターで私がフライパンなのか」と憤り、二人の仲は険悪になる。

だが、二人は喧嘩している場合ではないことにすぐに気が付いた。

病院は大混乱

義光と祐子はある奇策に出ることにした。帽子とマスクをして病院に入ると、義光はトイレにお札をばらまき、看護師に通報する。血に見える赤いものは、昨夜佐々木家がオムライスで使ったケチャップである。

一方、同じくソラを拉致したい蒲池と長田は、病院の非常ベルを鳴らした。何があったのかを確かめるために、病室の前に立っていた奥島は、野崎を残して調べに行く。野崎は、看護師に言われてお札がばらまかれているトイレへ急行した。

大混乱に乗じて、祐子は病室に入ることに成功する。驚いたソラに、祐子はある提案をした。

「このお金は、あなたが病院を出るまで私たちが保管しておきます。警察の手は私たちまで及ばない。そのかわり、手数料をいただきたい。1000万」

やむを得ずその条件をのんだソラは、そのかわりに自分をここから出してほしいと頼む。1000万の手数料を払う条件だった。

ワナだと気づいた野崎

野崎がトイレにばらまかれたお札を調べていたが、血だと思われたものは実は血ではなかった。もしかして、これはワナかと気づいた野崎は一目散にソラの病室へ駆けつけた。

だが、時すでに遅し。病室はもぬけの殻だった。

ケガをしているソラを抱えて、車に乗りこんだ祐子。そのまま車を走らせた。二人に気づいた蒲池は追いかける。

山道で車を停めたソラはバッグを抱えて逃げようとするが、中身が札ではなく、ライブチケットだと知る。そこへ追いついてきた蒲池。ついに蒲池はソラを見つけた。

バッグの中身が金ではないことを知って怒り狂った蒲池は、ソラを引きずって連れていこうとする。祐子は車の中にあったフライパンで殴るが失敗する。

金を出せと祐子の首を絞めつける蒲池の頭を、ソラは思い切りフライパンで殴りつける。意識を失いかけた蒲池は、立ち上がった瞬間にバランスを失い、後ろの池に落ちていった。蒲池はそのまま沈んでいった。

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