木村拓哉主演のドラマ「ビリーブ」はいよいよ佳境にさしかかっています。
このドラマの「犯人捜し」は二通りあります。まずは、橋の崩落事件に関わった黒幕の正体。ふたつめは、半田工務店の半田の娘を殺した犯人が誰なのか。
このふたつの事件がパラレルに走り出して、ますますミステリアスな展開となっています。果たして、このふたつの犯人への道はどこかで出会うのか？あるいは、まったくの別件としてドラマは終幕を迎えるのか？
本記事では、特に「半田の娘を殺した犯人は誰なのか？」を深く考察していきます。
ビリーブ：半田の娘を殺した犯人は誰？
半田の娘・弥生さんの事件とは？
「ビリーブ」で描かれる半田の娘、弥生さんの事件は、物語の中心的なミステリーの一つです。弥生さんは、半田豊（田中哲司）の娘であり、彼女の死が大きな謎として物語を進行させます。
弥生さんはある日、何者かによって命を奪われました。この事件は、龍神大橋の崩落事故と同じく、深い闇を持つ出来事として描かれています。半田は娘を失った悲しみから、警察に対して強い不信感を抱いており、その結果、事件の真相を追い求めることになります。
事件当時、半田は警察に対して協力的ではなく、自ら調査を進めようとしていました。彼の家には、事件に関連する証拠が隠されている可能性があり、その一部が後に明らかになります。
弥生さんの死は、単なる事故ではなく、計画的な殺人である可能性も指摘されています。特に、弁護士の秋澤良人（斎藤工）の関与が強く疑われており、彼の行動が物語の鍵を握る重要な要素となっています。
事件の経緯と背景
弥生さんの事件の経緯は、物語の中で徐々に明らかにされます。事件は、龍神大橋の崩落事故と時期を同じくして発生しました。この橋の崩落事故自体も謎に包まれており、多くの人命が失われる大惨事となりました。
弥生さんが殺害されたのは、半田が彼女を守るために努力していたにもかかわらず、何者かが彼女に近づき命を奪ったためです。事件後、半田は自宅で弥生さんの死について苦悩し、その復讐を誓います。
事件の背景には、龍神大橋の崩落事故に関わる不正が隠されています。若松（竹内涼真）の不正発注や、建設業界の裏取引など、複数の要因が絡み合っています。
果たして、弥生さんの死は橋の崩落事件と関係があるのか、ないのか？今のところは分かっていませんが、犯人がドラマの重要人物の一人である場合は、崩落事件との関係も捨てきれません。
弥生さんの事件は単独犯によるハプニング的な事件なのか、果たして陰謀論的な要素も含まれるのか。これからのドラマの展開に目が離せない要因となっています。
半田の娘の事件と弁護士の関係
半田の娘・弥生さんの事件には、弁護士の秋澤良人（齋藤工）が深く関わっているというのがもっぱらの評判です。秋澤は、帝和建設の社長である磯田典孝（小日向文世）の依頼を受け、狩山陸（木村拓哉）の居場所を探っていました。しかし、彼の行動や言動には多くの疑念が生じています。
秋澤弁護士は、弥生さんの事件において非常に怪しい存在です。彼は狩山の妻・玲子（天海祐希）に接近し、情報を引き出そうとします。さらに、磯田社長との密接な関係から、事件の証拠を隠滅しようとする動きも見せています。例えば、証拠となるSSDをコーヒーに浸して破壊するシーンは、秋澤が何かを隠そうとしていることを強く示唆しています。
また、秋澤は半田の娘の事件についても何か知っているようで、彼の行動は弥生さんの死に直結している可能性が高いです。半田は秋澤を信じていませんが、彼の本当の目的や動機が何なのかはまだ明らかになっていません。
弥生さんの事件と秋澤弁護士の関係を明らかにすることが、物語の大きな鍵となっています。秋澤がどのようにして弥生さんの事件に関与しているのか、そしてその動機が何であるのかを解明することで、物語はさらに深まっていくでしょう。
ビリーブ 半田の娘 犯人は誰か？
齋藤工演じる弁護士の動機
齋藤工が演じる秋澤弁護士の動機は、多くの視聴者にとって大きな謎となっています。彼の行動は一見冷静で計算されたものであり、その裏には複雑な動機が隠されていると考えられます。
まず、秋澤弁護士は帝和建設の社長である磯田典孝（小日向文世）との密接な関係があり、会社の利益を守るために動いていることがうかがえます。磯田社長の指示で、狩山陸（木村拓哉）の居場所を探り、証拠隠滅のために活動しています。具体的には、龍神大橋の崩落事故に関する証拠を隠すことで、会社が受けるダメージを最小限に抑えようとしているのです。
また、秋澤自身の利益や名声を守るためにも、この事件に深く関与している可能性があります。彼が証拠のSSDを破棄するシーンは、自身の関与を隠すためとも考えられます。このような行動から、秋澤が弥生さんの事件や龍神大橋の崩落事故に関連する重要な情報を持っていることが示唆されています。
さらに、秋澤が玲子（天海祐希）に対して心理的に揺さぶるような言葉をかけ、彼女から情報を引き出そうとする姿勢も見逃せません。これらの行動は、彼が事件の真相を隠蔽し、自身の立場を守るためのものであると推測されます。秋澤の動機は、多面的であり、単なる個人的な利益だけでなく、企業の利益や名誉を守るための複雑なものとなっています。
半田の娘を殺した犯人の手口
半田の娘、弥生さんは東京の大学へ通うために一人暮らしをしていました。その中で、道で遺体となって発見されたのです。
筆者の意見犯人は元カレってことない？それだとつまらなすぎるよね・・・
当時つきあっていた彼氏がいたという情報があり、犯人はその彼氏なのではないかと疑われてもいます。しかし、時を同じくして橋の崩落事故があったため、捜査はそちらのほうへ力を注がれ、弥生さんの犯人捜しは後回しになっている状況です。
そんな警察を信用できない、父親の半田（田中哲司）の気持ちは痛いほどわかります。
他の容疑者の可能性
先ほども述べましたが、弥生さんの犯人として「秋澤弁護士」の名前が挙がっていると同時に、当時つきあっていた彼氏の犯行の可能性も残っています。
ですが、現時点で彼氏の名前も顔もドラマでは出てきていません。これが、ただ単に「当時つきあっていた彼氏の犯行でした」と、橋崩落の事故とは全く別件であるとは、ちょっと想像できません。
どこかでふたつの事件がつながっているとしか思えませんし、そう考えるのが自然でしょう。
ドラマに出てくる重要人物がどのようにして弥生さんの事件に関与しているのか、そしてその動機が何であるのかを解明することが、物語の重要なポイントとなっています。秋澤弁護士だけでなく、他の容疑者の可能性も考慮しながら、事件の真相に迫る必要があります。