文春オンライン(2024年8月29日号)によりますと、佐々木希さんがオーダーしたピアスの支払いをめぐって、制作者とモメて警察沙汰にまで発展しているようです。
いったいどういうことなのでしょうか。時系列を追ってわかりやすく説明したので、お読みください。
佐々木希がジュエリー職人との間で金銭トラブルに?
女優の佐々木希さん(36)とお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(51)が、ジュエリー職人との間で金銭トラブルに巻き込まれていることが明らかになりました。
佐々木さんが依頼したピアスの制作代金を巡り、支払いが滞ったことが原因で、最終的には警察への相談にまで発展しました。
佐々木が誕生石ピアスを職人に依頼
事の発端は、佐々木さんがジュエリー職人A氏に第2子のための誕生石ピアスを依頼したことでした。
トラブルを告発するのは、佐々木から指輪制作の依頼を受けたことがあるジュエリー職人のA氏です。A氏は、以前佐々木から指輪のオーダーを受け、制作したことがあります。
今回A氏が受けたオーダーは、第2子のためのアクセサリー制作だったそうです。それが、誕生石ピアスです。
「佐々木希さんから『将来、子供に渡すものだから予算はいくらでもいい』と言われて、彼女の希望に沿った作品を作ろうと思いました」(A氏)
追記:ジュエリー職人は宮澤紀充氏
新たな情報により、佐々木希さんが制作を依頼したジュエリー職人は「宮澤紀充」さんという方であることが判明しました。
宮沢さんはイタリアでの修行ののちに、2018年に「ラコント」というジュエリー工房を創業しました。ラコントジュエリースタジオは、長野県松本市に工房兼店舗を構えており、精巧なデザインの ジュエリーを提供しています。
しかし、今回のトラブルにより、そのブランドイメージに影響が出ることは間違いないと思われます。
この問題が報道された当初は、宮沢氏の名前は伏せられており、A氏とだけ記載されておりました。その後、A氏は宮澤紀充氏であることが報道されました。この記事で言うところの「A氏」とは、宮沢氏のことです。
期限までに入金されず
A氏は、佐々木のオーダーに全力を注ぐため、他のお客様からのオーダーはすべて断り、誕生石ピアス制作のための準備を推し進めていたそうです。
この職人さん(A氏)は、最初に前金を入金してもらい、制作、納品後に、残金を支払ってもらうというオーダー方式のようです。
しかし、期限となっても入金を確認することができなかったので、A氏は佐々木に支払いを催促したそうです。
(おそらく、この入金は前金です。なぜなら、まだジュエリーを納品していないからです。)
すると、佐々木からはこのような連絡が来たということです。
明日と明後日仕事とかで、時間なくて、来週チャレンジします!
チャレンジとはどういうことだろう…?
制作を断ったA氏
佐々木からの連絡を読んだA氏は、次のように返信します。
「支払期日が過ぎているので、時間作って早急にお支払い下さい」
「制作も含めた全てを、お断りさせて下さい」
つまり、入金が確認できないから、オーダーをキャンセルしますってことですね。(制作者側から)
渡部も参戦して大混乱に
A氏はキャンセル費用を加えた計66万円を請求しました。(キャンセル料16万円、デザイン料50万円。)つまり、納品はしていません。
すると、佐々木は謝罪し、渡部は謝罪と支払いの報告に加え、A氏に以下のようなLINEのメッセージを送った。
「これで全てが終われるのか? まだ遺恨が残るのか?」(原文ママ)
オーダーをキャンセルしたのに、66万円を請求するとはどういうことでしょうか?入金前から何を準備していたのでしょうか?ちょっとよく分からないのですが…しかも、支払ってくれたならそれでよいのでは?
A氏の言い分
この一連のやり取りに関して、A氏はこう証言しています。
「夫婦はすべて自分たちの思い通りになると勘違いしている。一連の経緯は警察署に相談しており、もう彼らとは金輪際関わりたくありません」
何を警察に相談しているのでしょうか?警察沙汰になるということは、何らかの被害を被っていることになりますが、具体的にはどういうことなのでしょう。
渡部・佐々木側の言い分
金銭トラブルについて、渡部と佐々木はどう考えているのでしょうか。佐々木の代理人が次のように答えています。
「佐々木氏は今年5月までという振り込み期限は設定されていないと記憶しています。
また突如A氏が豹変し、連絡内容に強い恐怖を覚えたため、商品を受け取っておりませんが、佐々木氏から66万円を振り込みました。現在、警察にも相談しております」
すでにトラブルは収束不可能に?
佐々木側では代理人を立てているようですね。ことは、単なる「オーダーミス」とか「オーダー不成立でキャンセル」といった単純な問題ではないようです。
文春では、佐々木と渡部が、A氏に対してそれぞれ送った謝罪メールのキャプチャ画像が載っています。下の画像がそれです。文春さんから転載させていただきました。
佐々木からA氏宛のメール
渡部からA氏宛のメール
どんなやり取りがあったのか?
どうやら、佐々木も渡部も、A氏とは親しい間柄だったような書きぶりですね。
変に親しいと、こういうオーダーを受けた際、割と「なあなあ」で大事な部分を詰めないで話を進めてしまいがちです。
(筆者も、とある分野の職人なので気持ちはよくわかります。)
ですから、知っている人とのやりとりだからこそ、納品日や支払い期日など、きっちり決めておかなければなりません。
親しくとも、相手はお客様。ですから、決めるところは決める、譲らない部分は譲らないと、制作者も決めておく必要があります。
この文面や文春の記事だけでは何も判断できませんが、どうやら、単なるオーダーではなく、かなりこじれてしまっているようですね。
そうでなければ、「まだ遺恨が残るのか?」などという、普通使わないような言葉はメールに書きません。
この問題は、相当尾を引きそうな気がします。
問題は、どちらも警察に相談しているということです。
警察も、お互いの言い分を聞いているところでしょう。
私たちは、静かに事態を見守っていくことにしましょう。
筆者自身、モノづくりを生業(なりわい)としているので、今回の件は他人事とは思えません。どうすればこのようなトラブルに発展してしまうのか、ぜひ知りたいと思います。
アクセサリーのオーダーは、別に珍しいことではありません。何かトラブルの原因があったなら、それを私たちも教訓にして生きていきましょう。
警察沙汰なんて、まっぴらですもんね。
「守秘義務」という概念に違反するのでは?
今回、佐々木・渡部両人からA氏あてに送付されたメールの内容が、公にさらされています。
もちろん、A氏が文春側に渡さなければこのような私的な文書は他人の目に触れることはないはずです。
制作者は、お客様とのメールは「個人情報の守秘義務」に当たるものだと考えているので、絶対に他者に見せることはありません。
もしも、他者に見せるなら、それは、弁護士や裁判所、警察署のような公の機関です。
SNSでは「A氏が文春に売ったネタでしょ?」という声も聞かれます。
文春が、どのようにこのメールの中身を手に入れたのかも知りたいところですが、それこそ「取材源の秘密」として教えてくれないでしょうね。
普通に考えると、A氏(宮沢さん)がプライベートなメールを誰かに見せた、ということしか考えられませんが、それは、受注した側が絶対にやってはならないことです。
この一点だけをとっても、今後宮沢氏にはアクセサリーの発注はとても怖くてお願いできない、と考える人が多くなるでしょう。
お店にとっては大打撃でしたね。
追記:アクセサリー職人はスピリチュアル系?
どうやら、佐々木希さんがピアスの制作を依頼した職人さんは、スピリチュアル系の方のようですね。
アクセサリーの制作者に多いのは、「石」を扱うからですね。私は全く興味がないので詳しくないのですが、どんな石にも意味があって、やっぱり「開運」とか、「健康」「金運」、独身の場合は「恋愛運」の石などと言われると、引き込まれていくお客さんが多いんです。
「パワーストーン」て以前流行りましたけど、まだ流行ってるんでしょうか。あんなもの(と言っては失礼ですが)、浅草橋あたりの天然石のお店に行けば、すごく安く手に入ります。ネットでも買えるでしょうね。
自分で作ろうと思えば簡単に作れるものなので、ほしいなら自分で作ったほうが早いですよ。作り方なんてネットにいくらでも転がっていますし、パーツも安く買えます。
私は、アクセサリーの作り方を覚えて以来、店でアクセサリーを買ったことはありません。だって、自分で作れるのですから、バカ高いお金を出す必要はないじゃありませんか。
まあ、それはいいとして、佐々木希さんも、時間のある時に作ればいいと思います。本当に、シンプルな物なら誰でも作れます。
あまり、スピリチュアル系の言う人のことを信じないほうがいいです。根こそぎ持っていかれますからね。ご注意を。