笑うマトリョーシカは、いよいよ最終場面が近づいてきたようです。第8話にして、清家一郎(櫻井翔)は中国にルーツがあることが判明します。
謎が謎を呼ぶストーリーですが、今回重要な役目を担うのが、いつも料理屋で働いているりんりんです。はたして、りんりんの役割とは?そして、りんりん役はいったい誰?
この記事では、りんりんを深堀りしていきます。それでは、いってみましょう!
凛凛(りんりん)はどんな役?
「笑うマトリョーシカ」では、道上の母が営む小料理屋でアルバイトをしている中国人という設定です。まったく疑うことのない「中国人ぽい日本語」を話します。
ですから、ドラマで凛凛を見た人は誰でも「中国人か、中国人のハーフの女優さんを使っているんだろう」と思うはずです。
たとえば、「ブラックペアン2」を観ている人は分かると思うのですが、韓国人の研修医、パク・ミンジェ(俳優名はキム・ムジュン)が話す日本語って、当たり前ですが、「韓国人が日本語話すとこうなるよね」という日本語になります。
凛凛の話す日本語がまさにそうで、イントネーションと言い、発音といい、中国人が日本語を話すとこういう感じになる、という私たちの記憶に他ならない、そんな日本語です。
りんりんは面白いキャラクターで、香苗(水川あさみ)の母親がやっている小料理屋「らんか」で働いています。ちょこちょこと動き、いつも冗談を言って人を笑わせる、お調子者のところがあります。凛凛がいるだけで、お店がワッと明るくなる、そんな存在です。
凛凛(りんりん)を演じているのは咲耶(さくや)
このかわいい中国人(あるいは中国人ハーフ)は誰なんだろう?と思って調べましたところ、驚くべき事実が分かりました。
凛凛を演じているのは、咲耶(さくや)という列記とした日本の女優さんでした。マジで?と思いましたね、だって演技がうますぎるから。
ただの「小料理屋で働く女の子」を演じているわけではありません。
「封筒」と「空調」の謎が解けた!
今回は、香苗が清家の母の浩子(高岡早紀)の生い立ちを調べるために、東京の御徒町(おかちまち)で聞き込みをするわけですが、浩子と浩子の母親が通っていた定食屋のおばあさんにまで行きつきました。
浩子とその母親には、それぞれ中国名があったことも分かりました。
浩子の母親は、浩子を連れてよくその定食屋に来ていました。ですが、中国人だったので日本語は話さず、お酒を飲むと大声で中国語で「封筒!」とか「空調!」とまくしたてていたそうです。
封筒?空調?どういう意味でしょうか。
そこへやってきたのが凛凛。香苗の母から差し入れを持ってきてくれました。おいしそう!さっそく凛凛も一緒にいただきます。
自分の家が小料理屋って、いいですよね!
香苗が思い出したように、凛凛に聞きます。「ねえ、中国語の人が、泣きながら『封筒』とか『空調』って言ってたら、何が原因だと思う?」
凛凛はちょっと考えます。「封筒、空調、泣きながら…」
凛凛はアッと思いだしたように言います。
「封筒、空調、違う。泣きながら言ったならそれ、『フウチョウ』のことだと思う。意味は、『復讐』。」
浩子の母は、清家一郎を操って、何かに復讐しようとしているに違いない。いったい何に?
物語は次へ続いていきます。
咲耶の両親はどちらも有名俳優だった
咲耶の両親、どちらかが中国人というわけでもありませんでした。私の推察は見事に外れました。この分でいくと、ドラマの推察や考察も大外れかもしれません。
咲耶の父は、吹越満(59)です。この人!「特捜9」でおなじみですよね!
そして、お母様は広田レオナさん。最近はあまりテレビでお見掛けしませんが、制作のほうに回っていらっしゃるとか。
あれ?こんなヘアースタイルでしたっけ?私の覚えているのは…
私のイメージとしては、下の写真のほうですね。皆さんもそうではないですか?かわいいですね!
そして、この個性的なお二人のお子さんの顔は、こうなります!
目や口のあたりがお母様に似ています。お父様に似ないでよかったですね(ここだけの話)。
そしてこの3ショット!とっても個性的で素敵なご両親のもと、すくすくと育ったお嬢様っていう印象です。
黒でキメた3人のファッション。なんともオシャレで、私がこんな格好したらみんなに笑われちゃうけど、これが決まってしまうのが、さすが一流の芸能人です。空気感が全然違いますね。
咲耶はどこで中国語を習得した?
ところで、咲耶さんはどこで中国語を学んだのでしょうか?
ドラマの中ではほとんど「中国語っぽいイントネーションの日本語」を話していましたが、今回『フウチョウ』の発音をしたときは、立派な中国語でした。
このドラマのために中国語を学んだとしたら、天才です。視聴者に違和感を抱かせないために、かなり練習されたのだと思います。
想像するに、ご両親の役者としての毎日をずっと見てこられたわけですし、役者のDNAもおのずと身についていたのではないでしょうか。
咲耶さんの演技ですが、もっと見たいな!と思いました。今後、ますますご活躍されることと思います。期待しています。