【海のはじまり】水希が勝手で許せないという声多数!なぜなのか理由を徹底解明!

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ドラマ「海のはじまり」で、主役の月岡 夏(目黒連)の元カノ南雲水季(古川琴音)が勝手に子供を産んだことにより、家族や周囲が大変なことになります。

視聴者からは「水希が勝手すぎる」という声が、回を増すごとに高まっているように感じます。この記事では、水希がなぜ身勝手な行動に出てしまったのか、その理由を解明していきます。

筆者の考えがかなり入っていますが、これを読んでいるあなたにも一緒に考えていただけたらな、と思っています。

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目次

水希のしたこと:おさらい

この記事を読んでいるということは、「海のはじまり」をすでに観ていると思いますが、それでも第一話から観ていない人もいるでしょうから、簡単にですが、「水希がしたこと」をざっと記しておきますね。

南雲水希(なぐもみずき)(古川琴音)は大学生のとき、月岡夏(目黒連)とお付き合いをしていました。

ある日、夏のアパートをいつものように訪れた水希は、子供ができたことを伝えました。

夏は動揺し、うろたえ、目に涙を浮かべましたが、水希は「中絶手術同意書」をテーブルの上に置き、サインしてくれと夏に言いました。

夏は、ほかに選択肢はないのかと聞きましたが、水希は「産むも産まないも、私が決めることだから」と言いました。すでに水希は子供を産まないという選択をしていたのです。

夏は、ためらいながらもサインしました。

それから間もなく、水希は誰にも言わずに大学を中退しました。夏にも、友達にも言わずに。

水希の友達から大学を辞めた話を聞いた夏は、驚いて水希に電話をしました。水希は、大学を辞めた理由は、早く働きたいと思った、そして、もう別れようと夏に切り出しました。理由は「夏よりも好きな人ができたから」でした。

別れる理由に納得できない夏でしたが、頑固な水希に押し切られる形で、電話を切り、二人はそのまま別れました。

その後、水希は実家に戻り、子供を産むと両親に宣言しました。そして、出産し、シングルマザーになりました。(夏に最後に電話したのは、実家からでした。実家に帰ったとき、水希は別れる覚悟と産む覚悟をしていたことになります。ですが、産むことは夏には隠していました。)

シングルマザーになった水希は、実家から少し離れた小田原の小さなアパートに住み、親の援助を受けずに図書館で働きます。(水希は図書館司書の資格を取っていました。)

その後、自分の病気(子宮頸がん)が発覚し、ステージも進んでいることを知ります。

実家の親にそのことを伝え、入院します。

最期は、娘の海とできる限り長い時間過ごすことを選択し、治療せずに実家に戻り、亡くなりました。

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水希はなぜ勝手に産んだのか

ここまで、簡潔にわかりやすく水希の行動をまとめてきましたが、それでもなお、あなたの頭の中にはクエスチョンマークが100個ぐらい浮かんでいることと思います。

夏には、子供は産まないと言って、同意書にサインまでさせた。

その時は、確かに産まないつもりだった。

でも、そのあとなぜ産んだのか?

その水希の行動と気持ちが視聴者には分からなくて、ずっとモヤモヤ感が心の中にありました。回が進むごとにモヤモヤ感が募っていったのですが、ある時、ようやくわかりました。

水希は、手術の日に病院に行ったのですが、待合室に置いてあった「ノート」を見ます。そこには、出産をした人の思いがつづられていたのですが、なかにひとつ、まったく別の書き込みを見つけました。それは、偶然にも弥生(有村架純)の書き込みでした。

親にも彼氏にも恵まれなかった弥生は、自分はこういう選択をしてしまった(産まない選択)が、あなたは自分のことは自分で決めてね、という趣旨の書き込みでした。

それを読んだ水希は、「やっぱり産もう」と決めたのです。その足で実家に帰り、母に産むと宣言し、夏に別れの電話を入れました。

このあたり、どう考えても不自然なのですが、ドラマの流れとしてはこういうものでした。

簡単に言うと、水希は最初産まないつもりだったのだが、病院で弥生の「産まない選択をした」という書き込みをみて、やっぱり産むことを決意した、ということになります。

筆者の意見

私は2回出産しましたが、病院の待合室にはそういうノートは置いてありませんでした。出産すると、病院でそういうノートが回ってきて、書きたいなら書いてくださいね、という感じで渡されました。中を読むと、出産した後の気持ちを皆さん書き込んでいました。

産婦人科にはそういうノートは存在しますが、病院の待合室にはそんなノートはないと思います。だって、妊娠は非常にプライベートなことですからね。ましてや、弥生のように、手術を受けた後にこんなに気持ちを書いて、そのノートを待合室に置くなんてことは、考えられないです。

そのノートを読み終わった水希は、看護師さんに手術を保留にすることを伝え、さらに「この書き込みを書いた人に伝えてください」と何か伝言しました。何を伝言したかは、これから判明するでしょう。

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水希のしたことは、仕方のないことだったのか

このドラマが始まってから、視聴者から水希に対して、勝ってすぎるとか、怖すぎるなどとネガティブな発言を見るようになりました。

ですが、私は「まさか、そんな身勝手なことをする女性がいるとは思えない。きっと、どうしてもそうしなければならない理由があったに違いない」と思っていました。

つまり、「シングルマザーになる決意、そして、産むことを夏に言わない理由」が、何かあるに違いないと思ったのですが…

どうやらその理由は、「弥生のノートを読んだ」だけのようです。

そんなことが理由になるはずがない!と思うのは私だけでしょうか。

いや、確かに、心が揺れている場合、ノートの書き込みを読んで決意が揺らぐってことはあるでしょう。それはそれでいいと思います。

でも、それならば、相手の男性に普通は言いますよね。相談するでしょう。

なぜ、夏に相談しなかったのか?子供は、自分だけの子どもではありません。相手の子どもでもあるわけです。

この時点で、水希が「夏がこれから就職するというのに、子供がいたら迷惑をかけてしまう」と思うのは、勝手な思い違いもはなはだしい。

高校生同士ならまだわかりますが、もう、二人とも成人です。しかも夏は就活中。就職して、二人で子供を育てていくことは十分可能です。だって、二人とも好き同士なんですから。

どうも、このあたりの話の運び方が無理矢理すぎて、ついていけないんですよね。だから、ドラマから脱落する人が出てくるし、ドラマを観ていても「目黒連が好きだから」観ている人が多数いるのです。

水希はどうするべきだったのか

一旦は産まないと決めた水希は、「やっぱり産もう」と決意しました。そこまではいいです。そういうことは十分あり得るでしょう。

水希は、産む決意をすることを、父親である夏に報告するべきでした。これは絶対です。

世の中、子供を産みたくても、父親になる相手の男が逃げてしまったり、あるいは分からない、という女性もたくさんいます。

そんな女性も、たくましく子供を産み、シングルマザーとして苦労しながらも育てていますが、父親がいるほうが1000倍も楽だし、子供にとってもそのほうがいい。

ましてや、相手の男がDVだとか、ギャンブル好きだとか、そういう生活できないタイプならまだしも、夏は人として真面目で真摯な人ですし、「産むな」ともひと言も言っていませんし、水希が産みたいと言えば、もちろんその方向で現実的に考えてくれたでしょう。

そして、生まれてくる子供の海ちゃんにとっても、それがよいに決まっています。産む決意をしたときは、まだ水希の病気は判明していませんでしたが、病気はまた別の話です。

私が書くよりも、誰もが「夏に言うべきだった」と思っているでしょうが、なぜドラマの筋書きがこういう設定になってしまったのか、どうしても視聴者がついていけないんですよね。

頭の中にクエスチョンマークが増えているようでは、ドラマにどっぷり入っていくことができません。

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まわりにかけた迷惑

水希が勝手に子供を産んだことで、まわりのみんなに迷惑をかけました。

もちろん、海ちゃんがこの世に誕生したことは、何者にも代えがたい素晴らしいことなのですが、世の中そんなキレイごとではすみません。

・夏に迷惑をかけた

「あー、僕に相談してくれれば」と夏はどれほど思ったことでしょう。自分の子どもがいると知ったときは、すでに子供はもうすぐ小学校1年生。そして、水希は亡くなっている。

もともと、夏に迷惑をかけたくなくて、シングルマザーになる決意をしたのですが、結果的に、ものすごい迷惑をかけてしまったわけです。

・両親に迷惑をかけた

これは、言わずもがなです。娘がシングルマザーになるということを喜ぶ親は誰もいません。親に心配をかける時点で、頭を下げるべきですが、水希は自分の母親に向かっていろいろ暴言をはきました。

・海にも迷惑をかけた

何しろシングルマザーはお金がありません。コロッケも、スーパーで安売りのときだけ買ってよいことになっていました。お金がすべてではありませんが、お金がないと心もすさんできます。小さいながらも、海は母親のすさんだ心を見抜いていました。

かわいそうな海ちゃん。そう思わずにいられません。

・津野君にも迷惑をかけた

図書館で一緒に働く津野君(池松壮亮)にも大迷惑をかけました。ほんのりと水希に好意を寄せる津野の気持ちを知りながら、水希は海の世話を頼んでいました。

入院してからも、何やかやと家族のように頼みごとをしていました。でも、水希の心はまだ夏にあったので、津野君とつきあうことはありませんでした。

なんでやねん!なんでそこまで夏への想いが断ち切れないのに、夏に隠しておいたんかい!

と思ってしまうのは私だけでしょうか。

海を連れて夏のアパートに行く練習をした水希

さらに、自分の死が近いことを知った水希は、海が一人で夏のアパートに来ることができるよう、何回か自宅から夏のアパートまで来る練習を二人でしました。

この部分が、「ホラー」「怖い」「ストーカーか?」と言われるゆえんです。

まあ、そう言われても仕方がないかな、と思います。

最終的に、可愛い娘を残して亡くなってしまった水希は一番不憫ですが、海のことを誰よりも思うなら、津野くんよりも夏に助けを求めるべきでした。

病気のことが判明する前から、シングルマザーはそういう状況を考えておくべきです。自分がいつまでも元気でいられるとは限りません。ケガをしたり、病気になったり、人間ですから何があるか分かりません。そうなると、一人になるのは子供です。

やっぱり、水希はシングルマザーを甘く考えていたとしか言えません。そして、夏に対しても失礼な結果になってしまいました。

ドラマの設定が、現実としては考えにくいものなので、視聴者からのブーイングが水希に向けられても仕方がないと思いますが、失意の元に亡くなった水希が哀れでなりません。

あなたはどう思いますか?

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