【パリ五輪】セーヌ川が汚くて、トライアスロンができない?選手が悲鳴!

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク

水泳、自転車、ラン。この3つの競技を一人で行うのが、過酷なトライアスロン競技です。ひとつでも大変なのに、よくも3つも…でも、選手は命がけで練習しています。

その過酷な練習が無駄になるかも?本記事では、セーヌ川の水質と、トライアスロン競技の危機について深堀りします。

追記:パリオリンピックのトライアスロンの競技が、きょう(7月31日)予定通り実施されることが決まりました。セーヌ川の水質が基準をクリアしたということです。

筆者の意見

実際に水質基準をクリアしたのかどうか、はなはだ疑問ですが…

オリンピックでのトライアスロンは、男女ともに、スイム1500m、バイク40km、ラン10kmの3種目を連続して行い、ラン終了時の総合順位が競い合われる。 予選はなく、1度のレースで最初にフィニッシュラインを越えた選手が勝者となる。

スポンサーリンク
目次

セーヌ川はなぜ汚い?

パリオリンピックのトライアスロン男子個人の競技は、セーヌ川の水質が悪化したため延期されました

パリ市内を流れるセーヌ川は、雨が降ると生活排水が流れ込み、水質が基準値を満たさなくなることがあるため、トライアスロンのスイムパートの実施が許可されませんでした。

特に、オリンピック開会式では土砂降りの雨だったことが、視聴者の間で取りざたされていました。外でやる開会式は珍しく、パリの街並みも見渡せるので好意的な人も多かったのですが、いかんせん、天候に左右されます。選手もびしょ濡れで、かわいそうでした。

しかし、問題はそれだけではありません。雨が降るとパリ市民の生活排水がセーヌ川に流れ込みます。生活排水とは、上水も下水もすべてです。想像するだけで、そんなものが混じった川で泳ぐなんてゾッとしてしまいます。

男子のトライアスロン、女子と同日?それともスイム抜きでやる?

大会組織委員会は、競技を31日に延期し、トライアスロン女子個人と同日に実施することを発表しました。セーヌ川の水質はオリンピック開催を機に改善が進められてきましたが、雨の影響で基準値を満たせず、28日と29日の公式練習も中止されました。

筆者の意見

公式練習が中止となると、いきなり本番で泳ぐわけですか。選手の皆さん、不安で仕方ないでしょうね。

セーヌ川の水質問題は以前から懸念されており、特に開会式で川の汚さが注目されました。パリ市は浄化作戦に多額の資金を投入しましたが、競技基準を満たすのは難しい状況です。

市長が水質改善をアピールするために自ら川で泳ぐパフォーマンスも行いましたが、依然として水質は十分ではありませんでした。

セーヌ川を泳ぐパリ市長

もし競技本番までに水質が基準を満たさない場合は、日程を数日ずらしての開催や、スイムパートを中止し、陸上競技と自転車競技のみの「デュアスロン」に切り替えることが検討されています。競技の変更は選手たちに影響を与え、特にスイムが得意な選手には不利になる可能性があります。オリンピックは選手ファーストの運営が望まれますが、現状では水質問題が大きな課題となっています。

パリの汚さが浮き彫りに

わたしも何十年の前にパリに行ったことがありますが、「当時はすごく汚い街だった」という印象です。でも、当時どころではなく、ずっと汚い街が存続していたんですね。驚きです。

汚いだけでなく、「スリやかっぱらいが多いから気をつけろ」とまで言われていました。パリに対するイメージがガタ落ちしたことを覚えています。

汚いセーヌ川を泳ぐのも気の毒ですが、かと言って、スイムで点を稼ぐ選手も必ずいるはずです。もしも「ランと自転車」だけで競技が行われるなら、公平であるとは言い難いですね。

この問題、どう決着をつけるのでしょうか。水質がそんなに短期間で改善するとも思えません。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次