【夫の家庭を壊すまで】第一話:あらすじ・感想・松本まりか

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15年もの夫の不倫を知ってしまったら、あなたはどうしますか?復讐しますか?

このドラマは、そんな「あなた」のためのドラマです。さあ、第一話、いってみましょう!

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目次

幸せを絵に描いたような家族

如月(きさらぎ)みのり(松本まりか)は、夫の勇大(竹歳輝之助)とは高校時代からの恋人であり、大恋愛ののちに結ばれた。

生涯一人の男性を愛し続けるというモットーのもと、今日も幸せな一日を過ごすために料理にいそしむみのりだった。この幸せが揺らいだことは一度もなかった。出会ってから17年。

「待っててね。だれもこの罪を裁かないのなら、私が罪を与えるから」(みのりの心の声)

みのりはすでに、気づいていたのだった。

見てしまったスマホ

ところがある日、みのりは勇大が忘れていったスマホの画面を偶然見てしまったのだ。そこには、誰かからの約束の言葉が記されていた。

筆者の意見

スマホからバレるって、今はよくあるパターンでしょうね

みのりは、高校の同級生で、今は弁護士をしている堀紗良(太田莉奈)に相談したが、「考えすぎじゃない?あんた、昔から被害妄想強すぎんのよ」と言われたが、「翼(息子)に対しても、無関心な気がするのよ」と訴えた。

「大丈夫。勇大さんに限って不倫はないって」そう言われ、そうか、そうなんだと無理矢理自分を納得させたみのりだった。

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出張から早帰り?の勇大

みのりが紗良の弁護士事務所から帰ると、なんと勇大が出迎えた。出張から直接家に帰ってきたという。さらに、つばさと一緒にオムライスまで作ってくれていた。

筆者の意見

こういうのって、逆に怪しい感じですよね

ハートマークのケチャップ!「パパが書いたんだよ」とつばさ。「すごーい」とみのり。誤解してしまってごめんなさい!という心境だ。

筆者の意見

ハートマークはいらないから、私もオムライス作ってほしいです

スマホのメッセージ

その夜のこと。就寝中に、夫のスマホが鳴ったことに気づいたみのりは、朝のことを思い出し、また画面を見てしまった。そこには、「明日よろしくね!おやすみ」の文字が。

これはどう考えても、ただの会社の同僚とは思えない。

会社で女性社員から人気の勇大

如月勇大は、会社では女子社員から憧れの的だった。仕事はできるし、性格はよい、完璧な上司として大人気だ。

もちろん、男性社員からも人当たりの良さで人気だ。

「先輩、今夜久々に飲みに行きませんか?」「あーごめん、今日は予定あるんだわ」

「先輩って、毎週火曜日絶対予定ありますよね」
「たまたまだろ」

火曜日は、みのりには「出張で帰れない」と言っている日だ。

「まさか、奥さんとデートですか?」
「お前も早く相手見つけないとな」と軽くかわす勇大。

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尾行

みのりは勇大を尾行していた。スマホにメッセージがあった、待ち合わせ場所のジュエリーショップだ。

「お待たせ!」と言いながら駆け付けたのは、なんと男性。しかも、学生のようだ。

「男?高校生?どんな関係?」

ジュエリーショップに仲良く入っていく二人。いったいどんな関係なんだろうか?明らかに、ジュエリーを選んでいるようだ。この光景は、いったい何?みのりは混乱していた。

二人は夕飯を食べにレストランに入った。「二人が親子のように見えるのはなぜだろう?絶対にありえないのに。」

みのりはわけがわからなかった。すると、もう一人女性が現れた。

まるで古くからの夫婦のように、自然に勇大の隣に座っている。

店内では、女性のためにバースデーパーティが行われていた。ケーキが運ばれてきた。先ほど高校生と買ったジュエリーは、彼女へのプレゼントだったのだ。

みのりは、目の前の光景が理解できなかった。「この女、どこかで見たような気がするけど」そんな気持ちが、みのりの頭をチラっとよぎった。

帰宅したみのり

みのりが大急ぎで帰宅すると、翼は待ちくたびれてソファで寝ていた。勇大の母(みのりにとっての義母・麻生祐未)が面倒をみてくれていた。

義母は、みのりにとってとても良い義母だった。理解があり、翼に会えるならいつでも飛んでくるわよと、優しい言葉をかけてくれた。

不倫の証拠

みのりは、再度弁護士の紗良を訪ねた。昨日の状況を話すと、「もしも不倫しているなら、その証拠をつかまないと」とアドバイスされた。

「今度の金曜日、美容室行ったあと、中学の同級生と飲み行ってくるわ」と、ある朝勇大がみのりに告げた。これはチャンスだ。毎週火曜日は怪しいが、金曜日もあの女に会う可能性がある。

自分で証拠をつかむしかない。決行は金曜日だ。

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美容室にて

金曜日がやってきた。みのりは、勇大の行きつけの美容室の前で待ち伏せしていた。勇大は予定どおりやってきた。この後、このまま中学生の友達と飲みに行ってほしい。先日のあの光景は、単なる間違いであってほしい。そうみのりは祈っていた。が…

あの女性がやってきた。間違いであってほしいというみのりの願いは吹き飛んだ。

みのりは泣きながら、スマホのシャッターを押し続けた。何枚も、何枚も。

さらに二人は、とある家へ帰っていった。そこに合流したのは、先日見た高校生。これはまるで家族ではないか。

ここまで来て、ようやく気付いた。夫は不倫していた。なぜ今まで気づかなかったのだろう。

パスワード

みのりは、勇大がシャワーを浴びているとき、スマホを開けてみようと試みた。パスワードは何だろう。

結婚記念日。これは違った。勇大の誕生日?翼の誕生日?もしかして、私の誕生日?

どれも違った。パスワードが分からない。

義母が作り置きの料理を持ってきてくれた。本当にいい人だ。義母の前では、良い夫婦を演じなければ。翼のためにも。

見覚えのある顔の正体

弁護士の紗良から連絡があった。盗撮した写真を送ったのだ。

「この女、私も見覚えがあるんだけど。私たちの共通点って、ひとつだけだよね?」

確かに、みのりと紗良の共通点は「高校の同級生」という点だけだ。ハッと思ったみのりは、大急ぎで高校の卒業アルバムを探し出した。

思い出した。「三宅理子」だ。

みのりは、あらためて勇大のスマホを開こうとした。

あの日、あの3人がバースデーパーティを開いていた日。あの日は女の誕生日のはずだ。パスワードは、女の誕生日?

みのりは、おそるおそるパスワードを入力した。スマホが開いた。

スマホには、3人の写真が多数保存されていた。

旅行の写真。誕生日の写真。公園の写真。彼にはもうひとつ、別の家庭があったのだ。

「絶対、許さない」

新しい計画

離婚の訴訟をして、慰謝料を請求しても、何百万にしかならない。なぜ不倫は罪にならないのだろう。では、私が裁くしかない?

みのりは計画を立てた。

あの高校生。彼が通う塾。

「みんな聞いて。今日から新しい先生が来ます。」

高校生がその先を見ると、ひとりの女性が立っていた。彼女が新しい塾の講師だ。みのりだった。

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