ドラマ【柚木さんちの四兄弟。】第24話(プリン紛失事件):あらすじ

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前回は、なんでもできちゃう桜ちゃんにも人知れず悩みがあって、意外と普通の人なんだなって尊と二階堂君が思ったり。二階堂君のちょっとした一言で桜ちゃんが救われたっていうお話でした。さて、今回は?

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目次

霧島家のプリン

今回の騒動は、どうやら霧島家のようです。

プリン紛失事件

宇多ちゃんが冷蔵庫をあけて怒鳴っている。

「ない!昨日買っておいてプリンが無いんだ!」

これは大騒動になりそうだ。虎次郎さんも和歌ちゃんも「知らない」と言っている。

「じゃ、お母さん?」「え、知らない。」

そこから、家族全員が「自分は知らない」「食べてない」の大合唱だ。虎次郎さんは「天地神明に誓って」とまで言っている。

和歌ちゃんは「お化けが食べたんじゃないの?」と本気で思っている。

そうだ!と何かを思いついた宇多は、ゴミ箱をあさり始めた。あった!プリンの空の容器が見つかった。

「おかあさん、警察で指紋を調べてくれ。」

忘れていたが、咲さんは警察官だったのだ。

「そんなことに国家権力は使えません!」「じゃあ、お母さんじゃないの?」

虎次郎が「家族を疑うのか?」と聞くと、咲は以前のことを話し始めた。

虎次郎は、宇多がとっておいたアイスクリームを、咲はチョコレートを、食べてしまった前科があった。

どうしても犯人を捕まえたい!という宇多に、咲も負けてはいなかった。咲は警察官なのだ。「とうとう私が本気を出すときが来たようね。」

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「プリン窃盗事件」

霧島家に帳場が立った。「星崎市風早町一丁目 プリン窃盗事件」なかなか本格的だ。

容疑者は4人。宇多も、何らかの事情で紛失をでっち上げている可能性も否定できない。(ますます本格的だ)

プリンは、夕方5時ころから、翌日の朝8時の間に紛失したと思われる。

それぞれ、その時間に何をしていたかしゃべったが、部屋に一人でいた時間が多いので、アリバイは証明できない。

そこから先は、宇多、咲、虎次郎の3人で大喧嘩。めちゃくちゃな言い分で、大声で怒鳴り合う3人。(キャラの乞い家族だ。)

和歌はかわいそうに、震えていた。

霧島家から団らんが消えた

家族がギクシャクすると、本当に悲しいものですよね。なんとかしなくちゃ。

湊と尊と宇多

次の日、宇多がプリン事件のことを二人に話した。「たかがプリンじゃないか」と湊が言うと、尊が「いや、これは霧島家の信頼関係にまで発展している」と意見を言う。

宇多は「そうなんだよ、このままじゃ安心してプリンを冷蔵庫に入れられない」と嘆いた。

湊は、二階堂君と遊ぶ約束があると二人を残して消えていった。

「聞けば聞くほど、誰も嘘をついているようには思えないね」と湊。宇多も、わけがわからなかった。

霧島家は、夕飯を食べながら、そして食べたあとも、その日にあったどうでもいいことをしゃべるのが日課だった。その「どうでもいい」日課がなくなってしまったことが、寂しかった。宇多のその気持ちは、尊にも痛いほどわかった。柚木家も同じだからだ。

「仲直りしたいな」と和歌がつぶやいた。「そうだな」と虎次郎さん。「このまま何も話さないんじゃ、つまらないもんな。」

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冷蔵庫にたくさんの高級プリンが

咲さんの気持ちも同じだった。今夜はいつもどおり、楽しい夕飯にしよう。そう思って、プリンを買ってきた。家に帰って、冷蔵庫に入れようと思ったら…なんと、プリンが入っているではないか!

筆者の意見

プリンはプリンでも、高級プリンですね!おいしそう!

そこへ、虎次郎さん、和歌、宇多がやってきた。虎次郎さんは和歌ちゃんを連れてプリンを買いに行った。宇多ちゃんは宇多ちゃんで、プリンを買った。そして、咲さんも。

プリンのお裾分け

「というわけで、お裾分けにきたの。」

霧島家の面々は、柚木家へプリンを持って参上した。

湊が言った。「お化けの仕業なら、しょうがないよな。」

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完全犯罪失敗?

すると尊が言った。「あのプリン、カラメルにフランスのゲランドの塩っていうフランスのお塩を使ってるんだよね。しょっぱいのかな?」

「ううん、しょっぱくなかった」と湊。「なんで知ってるの?」

しまった!バレてしまった!

虎次郎さんが続ける。「あのプリンは、塩なんか使ってない普通のプリンだよな?」

「ええ。完全犯罪が成立してしまったら本人の今後のためにならないので、カマをかけました。」

「え?じゃあ、犯人は…」

「ごめんなさい!」と、立ち上がる湊。

「おとといの夕方、宇多と遊ぼうと思って家に行ったら、宇多がいなかった。だから、麦茶だけもらって待とうと思ったんだけど、冷蔵庫開けたらプリンがあって。あとで宇多に謝ろうと思っていたら、忘れて、次の日の朝になったら大事になっていて。」

隼が謝る「人の家のものを、すみません。」すると、宇多が思いがけないことを言った。

「いいんだ、隼兄ちゃん。私もしょっちゅう、ここんちの冷蔵庫のものを勝手に食べてる。」

えーーーっそうなの?と全員驚く。

「宇多、ごめんな。オレらの友情に免じて、許してくれ!」二人は固い握手を交わした。

こうして、みんなで高級プリンを食べましたとさ!めでたしめでたし!

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