ドラマ【海のはじまり】第一話:あらすじ・感想・考察どこよりも詳しく

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こんにちは。いよいよ始まりましたね、2024年7月スタートのドラマ「海のはじまり」。ネットではドラマ見ながらの熱狂中継さながらのフィーバーぶりでした(かもしれません)。

この記事でも、実況中継的に、あらすじと感想と考察が入り乱れたものをお送りします。

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目次

海と夏がキーワード

去年の今頃、同じく月9で放映されていた「真夏のシンデレラ」。あのドラマ見ていて好きだったんですが、毎回ドラマ終了後に、ネットでは「ひどい」「あり得ない」「昭和か」「脚本がダメ」など、散々な言われようでした。

私は鎌倉に住んでいるので、場所的なダメ出しはたくさんしていました。さっきまで江の島にいたのに、数秒後には逗子のら・マーレ・ド・茶屋にいて、「瞬間移動かよ!」とか怒鳴っていたものです。

それはさておき、今回も海が大事な要素になっています。主人公の名前は夏。目黒連の登場です。

水希と夏、母と娘

海岸を、母と娘が歩いている。「どこから海?どこがおしまい?」「海におしまいはないよ、ずーっと海。」

娘はどんどん歩きだした。ふと振り返って、母を見た。母は言った。

「いるよ。いるから大丈夫。行きたいほうへ行きな。」

この二人の何気ない会話が、実は全然何気なくなかったんだと、第一話が終わってから気づきました。

この時、水希は自分の未来があまり残されていないことを知っていたのでしょう。

年上の恋人

月岡夏(目黒蓮)には年上の恋人がいた。百瀬弥生(有村架純)、会社では頼られる女性として人気がある。月岡とも年上らしく、優しく、包んであげるような存在だ。決して、姉御的な存在ではない。どちらかというと、母親のような存在に近い。

今日も、月岡のアパートへ来て夕飯を一緒に食べている。コロッケは買って、野菜炒めを作る。

筆者の意見

有村架純はこういう、生活感のある恋人役っていうのがハマり役です。見ていて不自然な感じが全然しない。

そこへ突然の電話。「なんで、死んだの…」呆然とたたずむ夏。

亡くなったのは、夏が大学のころにつきあっていた、南雲水希(古川琴音)だった。

筆者の意見

このとき、弥生(有村架純)は何かあると心の中で思ったんだよね。でも、まさかそれが昔の恋人だとは、予想していなかったと思う。単なる、大学時代に中の良かった同級生が亡くなったと思っていたんだよね。

南雲水希の葬儀

夏は、水希の葬儀に駆け付けた。スマホに残っている、水希との想い出の動画を見ていた。

筆者の意見

削除していなかったんですね。

そう。普通は別れた彼女との動画なんて、次の恋人ができたら削除するだろうけど、夏は削除していなかった。だって、別れた時も、水希が大好きだったから。

水希との出会い、そして別れ

水希とは大学の同級生だった。新刊コンパで知り合い、なぜかウマがあった二人。どちらも少し不器用で、でこぼこコンビのような二人だった。少し引っ込み思案の夏を、ちょっととんがってて人づきあいが苦手な水希が引っ張ってる、そんな二人だったと思う。

もうそろそろ就活の季節という時、水希が夏のアパートに来た。一枚の紙を出した。

「サインしてね」と、無理に明るく言う水希。本当は明るくなんかなかったのに。

夏の目から、大粒の涙がこぼれた。そして、水希も我慢できなくなり、涙をこらえることができなかった。

軽い気持ちではなかった。ことの重大さはよくわかっていた。だからと言って、どうする?これから就活だ。

だけどこの紙、ただの一枚のA4の紙切れではない。とても重みのある一枚。人の人生を左右する一枚。人の命のあり無しを決める一枚だ。

簡単にサインすることができなかった夏。途中でペンが止まってしまった。最後の「夏」という字を、ようやく書き上げた。

こういうシーンは、女性なら胸がかきむしられるほど悲しいよね。男性にはいまひとつわからないと思う。自分の身体を痛めるわけではないからね。

これからこのドラマでは、こういうセリフや場面が嫌というほど繰り広げられるだろう。男性はどう思うかな。

さようなら

水希が大学を辞めた。夏に言わずに、突然辞めた。それを知ったのも友達からだった。夏は大急ぎで水希に電話した。

「夏くんより好きな人ができちゃった。」それが理由だった。

水希の体調を夏は心配していた。大丈夫、と水希は答えた。

長い会話の後、電話は切られた。それが、水希との最後の会話となった。

海との出会い

葬儀場には、ひとりの女の子がいた。水希の入った棺のそばから離れなかった。

面倒をみてあげている男性(津野晴明・つのはるあき(池松壮亮)が女の子を連れて、ここで待っててねと去っていった。

夏は恐る恐る女の子に近づく。年はいくつ?と聞くと、「6歳」と答えた。名前は「海」と教えてくれた。

先ほどの男性が来た。津野くん、と夏から呼ばれていた。夏の父ではなさそうだ。

「月岡です」と夏が名乗ると、津野の表情がさっとこわばった。

あなたの子どもです

夏が葬儀場を去り、バスを待っていると、水希の母(大竹しのぶ)が夏の手をひっぱって夏のほうへ歩いてきた。

理由が分からなかった夏は、海が夏と水希の子どもであることを聞かされる。

水希の母は、バッグから一冊の小さなノートを取り出した。それは、母子手帳だった。母子手帳の中から、一枚の紙を取り出した。それは、あのとき夏がサインした同意書だった。

水希は、その時の思いを忘れないように、捨てずに大事に母子手帳と共に取っておいたのだ。

「この7年の水希のこと、想像はしてください。せめて、今日一日くらいは。」

水希が一人で出産し、父親という存在無しでここまで娘を育ててきたのは、並大抵の苦労ではなかったことは容易に想像できる。そして、病気を知り、娘を置いて旅立つことを思ったとき、水希はどんな気持ちだったろう。

いや、彼女のことだからただ悲しみにくれていただけではなかろう。おそらく、自分がいなくなった後も、娘が一人で人生を切り開いていけるように、できるだけの準備はしていたはずだ。

確かに、数字としてはあっている。水希と別れたのは8年前。今、夏はもうすぐ7歳。二人で話し合ったのが妊娠3か月くらいだとすると、それから7か月後に出産となる。計算上は、ぴったりだ。

弥生と夏の関係が

夏は家に帰ってきた。またアパートに弥生が来てくれたが、夏の様子がおかしいことを知る。大学の同級生が亡くなったこと、何もできなかったこと、何もしてあげられなかったこと。

昔の彼女とは言わなかったものの、年上の弥生は察したのだろう。

それ以上問い詰めることもせず、そっと寄り添う弥生。だが、彼女の心は揺れていた。

ピンポーンと尋ねてきた海

次の日、会社を休んだ夏の元を訪ねてきたのは、なんと海だった。たった一人で来たのだ。

母親と一緒に、ここに来る練習をしていたというのだ。

おそらく、母親は自分が死んでから、海に自分でどうするか決めさせたかったのだろう。おばあちゃんの家で暮らすか、お父さんと一緒に暮らすか。

これが、冒頭の「好きなところに行きなよ、ちゃんと見てるから」という水希のセリフにつながるのだ。

水希は、夏に母のスマホを見せる。自分と母の動画が残っていた。母(水希)は海に、「春、夏、秋、冬なら、夏が一番好き」と言った。

一方、夏のスマホには、二人で海に行ったときの動画が残っていた。「海!海が大好き!」と何回も何回も叫んでいた。この時、お腹の中にはもう子供がいたのか?そして、海と名付ける決心をしていたのだろうか。

二人はスマホを見比べていた。夏はあふれる涙を抑えることができなかった。

「ママ、終わっちゃったの?終わったらどうなるの?夏くん、海のパパでしょ?夏くんのパパは、いつ始まるの?」

筆者の意見

こんなまっすぐな目で見られたら、もうダメですな。子供の眼差しにかなうものはない。

さて、次回はどうなるでしょうか。想像できるのは、子供を引き取るか、引き取らないか。認知するか、しないか。その問いに答えを出さねばなりません。そう簡単に出るものではない。

そして、現在の恋人弥生がいます。彼女の心中察するに余りあります。夏よりも年上の自分、そろそろ結婚も考えているでしょう。そして、子供も。でも、弥生にとっては邪魔が入ったと言えます。

海と弥生の板ばさみになり、夏はどうする?自分の人生、海の人生と彼女への責任。そして、弥生の人生と彼女への責任。様々な思惑が交錯する今後の展開に、目が離せません。

水希の母とも一波乱もふた波乱もありそうです。なんせ、大竹しのぶですから。さらに、津野君の存在があります。彼はおそらく、水希のことが好きだったでしょう。おつきあいしていたとは思えませんが、彼はいつでも海ちゃんの父親になる気持ちは整っていたはずです。

それを、どこから来たのか突然父親が現れて、父親面されたのではたまったものではありません。水希の苦労を何もしらないくせに。憎しみすら生まれるでしょう。

第一話でほんの少しの出番でしたが、津野君を演じる池松壮亮は演技派です。彼のやるせない思い、悔しい気持ちが痛いほど伝わってきました。

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