ドラマ【流星の絆】第5話:あらすじ

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14年前、事件の夜に自宅の裏口から逃げるように走り去った男がいた。男の顔を一人だけ見たのが泰輔。14年ぶりに、その男が泰輔と功一の目の前に現れた。いったい彼は何者なのか?

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目次

とがみ亭初代の男:戸神政行

戸神政行は、車を降りてとがみ亭の店内に入っていった。

戸神政行との出会い

静奈は泣いていた。ハヤシライスを目にして泣いていた。目の前に座っていた戸神行成は、彼女がハヤシライスを嫌いなのではと思った。

そこへ、父の政行が来た。「女の子を泣かせちゃダメじゃないか」そう言って、静奈に名刺を渡した。

これが「戸神政行」との最初の出会いとなった。

ハヤシライスの味

帰宅した静奈を、功一と泰輔が待ち構えていた。静奈は、ハヤシライスを食べて泣いてしまったことを話した。

アリアケの味と全く同じだったからだ。懐かしくて泣いてしまったのだ。

「だけどさ、この前兄貴が作ったハヤシライス、あれ食べても泣かなかったじゃん?なんで?」

「今日のハヤシライスは、お父さんのハヤシライスと全く同じ。功一兄ちゃんのハヤシライスとは、ちょっと違う。」

功一は言った。「確かに、俺がこの前作ったのは、ちょっと手抜きしてるからな。トマトは缶詰だし、スープはコンソメだ。」

静奈は言った。「舌が覚えていたの。お父さんの味、そのものだった。」

どういうことだ?兄弟は首をかしげる。

「アリアケとトガミ亭、どっちかが真似したってことだろ。」

静奈が「お父さんが入って来た」といって、兄たちに名刺を見せた。「戸神政行」の名刺だ。

戸神政行が、功一と泰輔が車の中から見たあの男と同一人物だと知って愕然とする3人。

静かが似顔絵を見ると、確かに政行に似ている。

戸神が犯人か。捕まえるしかない。でも、証拠がない。どうやって証拠をつかむ?

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功一、とがみ亭へ行く

功一は、横浜のとがみ亭へ行った。もちろん、ハヤシライスを食べに行くためだ。

実際に食べてみると、少し味が違う。ボーイを呼んで聞いてみると、「このあたりは中華街が近いので、そこに合わせて、少しお酢を入れています」とのこと。

さらに聞くと、「昔、桜木町にお店を構えていたときは、初代が作ったハヤシライスを出していましたが、現在はどこにも出しておりません。」と言う。

どこにも出してない?なぜだろう。

とがみ亭は何店舗もあるが、それぞれ店構えも違うし、メニューも違う。ハヤシライスは提供しているが、その店のオリジナルのハヤシライスで、味も違う。それが初代の政行のやり方だった。

ふたつのハヤシライス

功一は、2種類のハヤシライスを作った。泰輔と静奈に、それぞれどちらも食べ比べてもらった。

泰輔は、どっちも同じでおいしいと言う。

静奈は、どっちも同じだが、片方のほうが下に香りが残ると言う。だから、こっちがアリアケの味だと。静奈は正解だった。

功一は種明かしをした。父の大切なレシピノートを、この一週間、研究に研究を重ねて分かったことがある。

ノートの一部に、電話番号が書いてあった。調べてみると、名古屋の老舗醤油メーカーだった。

父は、この醤油を隠し味として入れていた。アリアケ亭開店以来、この醤油屋とはずっと懇意にしていたのだ。

功一、名古屋へ行く

功一は、その名古屋の醤油メーカーに実際に尋ねて行った。醤油屋のおやじさんが言った。「いやー、不思議ですね、先日もとがみ亭の二代目から連絡が来たばかりですよ。先代の味を復活したいとかで。」

なんと、この醤油メーカーととがみ亭もつながりがあったのか。

「はい、お取引させていただいていますが、アリアケさんとのほうが古いおつきあいです。」

とがみ亭は、この醤油メーカーと取引を始めたのは14年前。事件の一か月後である。

とがみ亭がアリアケのハヤシライスをパクったのは決定だ

あの夜、裏口からできたのは、やはり戸神政行だった。

あの時、ノートを盗んだのか?でも、ノートは家にあった。なぜだ?謎は深まるばかりだ。

功一が言った。「作戦変更だ。」

これまで、ターゲットは行成の1000万だったが、次のターゲットは「政行が犯人だという証拠をつかむ」ことだ

そのためには、どうしても静奈の演技が必要だった。

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静奈が行成に話したことは

行成は、静奈にオープン前の麻布店を見てもらうことにした。まだ工事中だったが、静奈の意見を聞きたかった。実はそれは口実で、静奈に会いたかったのだ。

静奈は、この前ハヤシライスで泣いてしまった理由を話し始めた。

子供のころ、友達の家が洋食屋で、そこで食べたハヤシライスの味にそっくりだったこと。懐かしくて泣いてしまったこと。友達の洋食屋は、事情があって急に閉店してしまい、友達もどこかへ引っ越してしまったこと。

静奈は、麻布店の柱の雰囲気が、その店(アリアケ)に良く似ていて、温かい雰囲気の店だったことも話した。

一本の柱があるだけで、ちょっとした空間になり、落ち着きが出る。目隠しにもなるので、人の目が気にならない。柱一本の役割はとても大切なのだ。静奈は、アリアケの柱と家族の絆を思い出していた。

行成は神妙に聞いていた。

萩村、一人で店に来る

いつも柏原と二人で行動する萩村だったが、今日は一人でカレー店に来た。なんと、横浜県警の捜査一課に転属になったそうだ。

萩村は、柏原のことを話し始めた。

柏原には息子が一人いたが、有明家の事件の前からずっと入院していた。先日、その息子さんも亡くなった。奥さんは9年前に亡くなり、それから柏原は息子さんの看病のため、最近まで現場を離れていたのだが、息子さんが亡くなり、また現場に戻ってきた。

息子さんは、あの事件のときまだ小学生だったから、生きていたらちょうど君らぐらい。だから、柏原は息子と君たちを重ね合わせているんだよ、君たちを本当の息子のように思ってるから、本気で犯人のことを恨んでいるんだよ。

そういって、萩村は帰っていった。

戸神行成、帰宅する

行成が帰宅すると、リビングで、父(政行)と母(貴美子/森下愛子)がくつろいでいた。

母は、行成が変な女(静奈)に関わっていることを快く思っていない。いつまでもカワイイ息子なのだ。

行成は父に、静奈から聞いたハヤシライスの話をした。彼女の友達の料理店で提供していたハヤシライスが、とがみ亭のハヤシライスと同じだったことを。

それを聞いた行成はいきなり立ち上がり、出て行ってしまった。何を怒っているのだろう。行成は不思議に思った。

政行、麻布店に向かう

政行は、オープン直前の麻布店に足を運んだ。忙しく立ち回る行成に、突然告げた。

「この麻布店で出すハヤシライスは、まったくオリジナルなものを提供すること。初代の作ったハヤシライスを復刻してはならない。」

突然の決定に、言葉も出ない行成だった。「やってみろ」と言っていた父に、いったいどんな心境の変化があったのだろう。

カレー店に一人の女性、来店

萩村と入れ替わりに、女性が一人入ってきた。「いらっしゃいませ」と功一。

「私、矢崎秀子です。」矢崎は、静奈の実の父だ。この女性は、奥さんだろう。(ちなみに、矢崎秀子は森下愛子)

秀子は続けた。「あなたのご両親を殺したのは、うちの夫です。」

ちなみに、夫の名前は矢崎伸郎。役者は国広富之です。

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