「クリーンな政治家」として知られてきた石破茂首相に、まさかの闇献金疑惑が浮上。
元側近が実名で語った“10年間で3000万円超”の裏支援とは?
証拠写真や証言から見えてきた、政治とカネの知られざる実態に迫ります。
石破茂に3000万円の闇献金:概要
この記事は長いので、最初に短く概要をまとめておきます。
石破茂に闇献金3000万の疑惑
- 石破茂首相に、元側近から「10年間で3000万円以上の闇献金」を受けていたとの告発が浮上。
- パーティー券の大量購入や現金手渡しが常態化していたが、収支報告書に記載なし。
- 架空の事務所設置や領収書の偽造疑惑もあり、政治資金規正法違反の可能性が指摘されている。
- 「清廉な政治家」というイメージが崩れつつあり、今後の政権運営にも影響が出る可能性がある。
石破茂首相に爆弾証言!元側近が語る「10年で3000万円の闇献金」

自民党の重鎮・石破茂首相に、思わぬスキャンダルが持ち上がっています。
なんと、10年にわたって“裏で”資金提供をしてきたという元側近が、ついに沈黙を破ったのです。その金額、なんと約3,000万円。しかも、そのお金のやり取りは、政治資金収支報告書には一切記載されていない「闇献金」だったというから驚きです。
証言者は、かつて石破首相の右腕として支えた人物。選挙活動にも付き添い、政治団体「石破茂政経懇話会」の代表を務めたこともある人物です。
「あれだけ支援したのに名前が一度も載ってない」驚きの暴露
証言者の男性が語ったのは、東京・下町の寿司屋での一幕。
「10年間も支援してきたのに、政治資金の記録に自分の名前が一度も出てこないなんて……バカにされた気分だ」
証言者
と悔しさをにじませながら語ったのです。
支援の内容は、政治パーティーの「パーティー券」を大量に購入し、売れ残った分は自腹で買い取るというもの。しかも、そのやり取りは全て現金で行われ、記録に残されていなかったというのです。
この証言が事実であれば、石破首相は長年、「クリーンな政治家」というイメージで知られてきたにもかかわらず、裏では不透明なお金のやり取りがあったことになります。
闇献金の内容とは?「パーティー券購入」での裏支援
では、実際にどんな形でお金が石破首相に渡っていたのでしょうか?
証言によると、その手口は一見合法にも見える「パーティー券の購入」でした。
政治家が資金を集める定番の方法に、政治資金パーティーの開催があります。参加者にチケットを買ってもらうことで資金を得るのですが、問題はそのチケットを大量に“買い支えていた”人物が、表に出ていないという点。
年間600万円のチケットを“自腹で買い取り”?

元側近の男性は、毎年100枚単位でパーティー券を受け取っていたそうです。
最初は実際にチケットを配っていたものの、次第に引き取り手が減り、「売れ残った分は自分が買い取る」という状況に。つまり、石破首相側からすれば、「確実に資金が入る仕組み」ができていたわけです。
領収書は「金額も名前も空欄」だった?
さらに驚きなのは、そのお金の受け渡し方法。
・現金での手渡し
・奉書紙(高級な和紙)に包んで現金封筒を複数
・領収書は「石破茂政経懇話会」のゴム印のみで、宛名も金額も空欄
こうした方法では、資金の流れが完全にブラックボックス化されてしまいます。
もしも記録に残っていないのであれば、それは「寄付」や「収入」として正式に扱われていない、すなわち闇献金である可能性が高まります。

証拠が残らないようにしたのね
「裏金疑惑」は本当?過去の資料や証拠写真も
元側近による「闇献金」告白だけでは、まだ信じきれない…そう思う方もいるかもしれません。
でも今回、週刊文春の取材チームは実際の証拠写真や資料を手に入れ、証言の信ぴょう性を裏付けるものが次々に明らかになっています。
「VIP受付に“下根様”」の立札も…


2011年に開催された政治パーティー「石破茂君を囲む会」の受付には、普通ならありえない特別な案内板があったそうです。
そこには、「国会議員」「一般」「報道関係者」に並んで、なんと**「下根様」**と書かれた立札が設置されていた写真が残されていました。
これは明らかに、石破首相がこの支援者を**“特別扱い”していた証拠**とも言えるものです。
地元の銅像除幕式にも石破首相が出席
さらに、元側近の父である“資金提供者”の地元・鳥取では、その人物の銅像除幕式が2009年に開かれました。
そこに姿を見せたのが、当時農林水産大臣だった石破氏。地元の集会所には、石破氏が直接お礼の挨拶をしている様子の写真まで残っていました。
「どんな時も支えてくれたのが下根さんでした」
石破茂
この発言も記録されていたとのこと。石破氏と“金主”との関係の深さが、こうしたエピソードや写真からも伝わってきます。
さらに飛び出す“偽装事務所”疑惑
闇献金の話だけでも十分に衝撃的ですが、実はさらに“裏工作”とも取れる行動があったというのです。それが――「架空の事務所」を作っていた疑惑です。
記者の訪問に慌てて「空き部屋にポスターを貼った」
元側近の証言によると、20年ほど前、記者が池袋のビルを訪れ「ここに石破さんの事務所がありますか?」と尋ねたことがあったそうです。
実はそのビルは空室だったにもかかわらず、「ありますよ。鍵も開けられます」と堂々と答えたとのこと。理由は、石破事務所の秘書からのこんな依頼があったから。
「記者がそちらに行くようなので、“事務所がある”ということにしておいてもらえませんか?」
石破茂の秘書
あわてて準備し、空室に石破氏のポスターを貼って「それらしく」見せかけたそうです。まさに“見せかけの事務所”。
領収書の偽造依頼も…!?
さらにこの元側近は、**「石破事務所から支払いがあったように見せるための領収書」**を何十枚も偽造し、男性秘書に手渡したとも証言しています。
つまり、架空の事務所に家賃が支払われているように装っていた可能性があるということ。これは当時問題になっていた「事務所費水増し疑惑」とつながる話です。
政治とお金の問題はこれまでも多くの政治家を辞任に追い込んできましたが、今回のケースも形式だけを整えた“見せかけ”の処理が行われていたとすれば、極めて重大です。
疑惑のカネの総額は?専門家の見解と法的リスク
ここまでの証言がすべて事実だとすれば、石破首相に渡った“見えないお金”の総額は一体いくらになるのでしょうか?
元側近の男性はこう語ります。
「パーティー券の購入や、現金の手渡し、セミナー券の購入など合わせて、10年間で少なくとも3000万円は超えている」
石破茂の元側近
しかもこれらの支出は、石破氏の政治資金収支報告書には一切記載されていないというのです。
法律的には完全アウト?
この件について、政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は、もし証言が事実であれば政治資金規正法違反にあたる可能性があると指摘しています。
主な問題点は以下の2つ:
- 20万円以上のパーティー券購入 → 購入者名を記載しないのは「不記載」
- そもそも収支に載っていない場合 → 「裏金」「虚偽記載」の可能性
つまり、「単なるミス」では済まされず、場合によっては重大な違法行為となる可能性もあるのです。
「石破氏と金主の関係」の実像


では、実際に石破茂首相と元側近一家の関係はどれほど“深かった”のでしょうか?
地元に立つ「巨大な銅像」と“感謝のスピーチ”
鳥取市佐治町という山あいの集落には、支援者である下根弘氏の大きな銅像が今もそびえ立っています。
その除幕式が行われた2009年、なんと石破氏本人が出席していたことが写真で確認されています。
「政治家というのは浮き沈みが激しい職業ですが、どんなときでも下根さんは僕を支えてくれました」
そう語る石破氏の姿は、地元住民の記憶にも写真にも、しっかりと残されていたのです。
特別待遇の連続だった“金主”
政治資金パーティーでは特別受付「下根様」の立札が設置され、招待状の取り扱いもVIP扱い。これは単なる支援者のレベルを超えた**“別格の存在”**だったことを物語っています。
また、東日本大震災の発生日にも石破事務所の秘書が下根氏のビルを訪れていたという証言もあり、政治活動と金銭的支援のつながりは極めて密接だったと見られます。
石破首相の“清廉”イメージに大打撃か?
これまで“クリーンな政治家”として知られていた石破茂首相。
長年、派閥政治から距離を置き、「政治とカネ」のトラブルとは無縁――そんなイメージが世間には定着していました。しかし、今回の暴露によってそのイメージは大きく揺らいでいます。
政治資金問題で、かつては他人を厳しく批判していた石破氏
皮肉なことに、石破氏自身が野党時代に他党の閣僚を「事務所費問題」で批判していた過去があります。
「当然、辞任に値します」(2010年、会見にて)
石破茂
しかし、今明らかになりつつあるのは、まさにその“事務所費の虚偽記載”に関わるような偽装工作。
領収書の不記載、パーティー券の売買記録の未記載、架空の事務所設定――いずれも、政治資金の透明性という点で重大な問題をはらんでいます。
石破事務所からの返答は「たった一文」
これだけの詳細な証言と証拠に対し、石破氏側から返ってきたのは、以下のたった一文だけでした。
「政治資金については、法令に従い、適正に処理し、その収支を報告しているところです」
石破氏側
説明責任を果たす姿勢が見られないことにも、世論の厳しい視線が注がれています。