韓国の若手俳優「キム・ムジュン」さんが、2025年4月スタートのTBS日曜劇場「キャスター」に出演しています。
キム・ムジュンさんは、同じく日曜劇場の「ブラックペアン２」にも研修医役で出演していました。
この記事では、キム・ムジュンさんが日曜劇場に2回も出演する理由と、彼と日本語の習得法について解説します。
キム・ムジュンの日本ドラマ出演の理由
キム・ムジュンさんが初めて日本のドラマ「ブラックペアン シーズン2』」に出演することになったのは、事務所の社長がきっかけでした。
彼の所属事務所の社長が日本人なのです。社長は、以前から自社の俳優たちが日本で活動できるような場を探していたのでした。
ちょうど「ブラックペアン シーズン2」に韓国人の役があり、キム・ムジュンに「やってみないか？」と持ち掛けたところ、キム・ムジュンさんももちろんOKしたそうです。
その後、実際に日本に行ってオーディションを受け、出演が決まりました。
ブラックペアンでの評判も上々だったキム・ムジュンさんは、4月からの「キャスター」にもAD役として抜擢されたということです。
また、ブラックペアン２のサイドストーリー「ブラックペアンと言いたくて」にも、のよき相棒として毎回出演していました。
キム・ムジュンの日本語学習法
ブラックペアン２の出演が決まったとき、キム・ムジュンさんは日本語はほとんど分かりませんでした。
しかし、ドラマでのセリフは意外なほど多かったのです。
難解な医学用語が普通にセリフの中に織り込まれており、日本人でもセリフを覚えるのは至難の業です。
キム・ムジュンさんは、まず、日本語に堪能な韓国人に、日本語のセリフの発音をハングル語に置き換えてもらいました。
ハングル語の読みをそのまま口に出すと、日本語になる仕組みです。
さらに、日本語のセリフをそのまま日本人に読んでもらい、それを耳から入れます。
つまり、「発音」と「耳から」生の日本語をそのまま覚えこむことで、セリフをこなしていったのです。
さらに、出演が決まった後、キム・ムジュンさんは日本語のセリフに対応するため、発音やトーン、日本の文化や礼儀について学びました。
特に「ありがとうございます」のような表現の細かいニュアンスにも注意を払い、2週間から1ヶ月ほどの期間で準備を行いました。
プロフィール
ここで、キム・ムジュンさんのプロフィールを簡単にご紹介します。
- 名前：キム・ムジュン（김무준）
- 生年月日：1998年5月24日
- 身長・体重：182cm・65kg
- 所属事務所：9アトエンターテインメント（9아토엔터테인먼트）
- デビュー：2020年、ウェブドラマ『뉴런（ニューロン）』
キム・ムジュンの主な出演作品
- 『알고있지만,（わかっていても）』（2021年、JTBC）：彫刻科のムードメーカー、ユ・セフン役。
明るく社交的な性格で、共演者とのケミストリーが話題に。 - 『너에게 가는 속도 493km（君へ向かう速度493km）』（2022年、KBS2）：国家代表のバドミントン選手、ユク・ジョンファン役で主演。
役作りのために数ヶ月間バドミントンの訓練を受けるなど、真摯な姿勢が評価されました。 - 『연인（恋人）』（2023年、MBC）：歴史ドラマで実在の人物、昭顯世子（ソヒョンセジャ）役を熱演。
役作りのために歴史書や映像資料を徹底的に研究し、実在の人物像に近づける努力を重ねました。 - 日本のドラマ：TBS系『日曜劇場』枠で『ブラックペアン』と『キャスター』に出演。
日本語のセリフにも挑戦し、自然な演技が高評価を得ました。
キム・ムジュンの人柄や趣味など
キム・ムジュンさんは実際どういう人なのでしょう？人となりをご紹介しますね。
キム・ムジュンさんの性格
明るくユーモアがあり、共演者やスタッフとのコミュニケーションを大切にするタイプ。インタビューでは「現場の雰囲気を良くすることを意識している」と語っています。
キム・ムジュンさんの趣味
映画鑑賞や音楽鑑賞。特に演技の参考として多くの映画を観ることを心がけているそうです。
キム・ムジュンさんの日本への興味
日本の作品への出演をきっかけに、日本語の勉強を始めたとのこと。独学で学びながら、現場での実践を通じてスキルを磨いています。
キム・ムジュンさんの家族
家族構成やプライベートな情報は公表されていませんが、インタビューでは「家族や親戚が自分の俳優活動を誇りに思ってくれている」と語っています。
キム・ムジュンの今後の展望
キム・ムジュンさんは、韓国国内だけでなく、日本を含むアジア全体での活動を視野に入れており、多言語での演技にも意欲的です。
韓国や日本にとどまらず、アジア全体や欧米市場への進出も視野に入れています。英語の習得にも取り組んでおり、NetflixやDisney+などのグローバルなプラットフォームでの作品出演を目指しています。