米アカデミー賞候補になった「Black Box Diaries」を監督した伊藤詩織さん。
伊藤さんは、自らの性加害問題をドキュメンタリー映画として制作しました。
伊藤詩織さんについて「怪しい」という言葉がついてまわるのはどういうことでしょうか?解説していきます。
伊藤詩織が「怪しい」と言われる理由3つ

①経歴が怪しい

- 高校のころにアメリカ留学。カンザス州にホームステイした。
- 県立短期大学に入学
- 学費を抑えながらドイツやスペインの大学を転々とする。
- 2012年ニューヨークの大学に転入学。写真を専攻する。
- 2013年ニューヨークの物価の高さについていけず、イタリアへ留学
- 2014年再びニューヨークへ戻る
- 日本テレビのニューヨーク支店でインターンシップを経験する。
(この時、後に性加害を受けたとされる元TBS記者山口敬之とバイト先で知り合う) - 2015年4月、帰国中に被害にあう
どこを調べても、「卒業」という言葉が出てこないのは不思議です。
いろいろな大学を転々としながら短期留学を続けましたが、最終的に、日本の短期大学も、ニューヨークの大学も卒業したという発言が本人からはありません。
もちろん、卒業だけが人生ではありませんが、大学を転々としてどこも卒業していないと聞くと、「何を専攻していたんだろう?」「専門は何?」「なぜ最後まで勉学を続けなかったんだろう?」と、中途半端な印象を受ける人も少なくないでしょう。
これが「経歴が怪しい」といわれる理由です。
②被害内容が怪しい

2015年4月に、伊藤詩織さんは元TBSのニューヨーク支局長山口敬之さんから「同意のない性暴力」を受けたとして、名前を出して公表しました。
結果として、刑事事件では不起訴、民事事件では勝訴となりました。
映画「Black Box Diaries」では、この時に酔っぱらった伊藤さんを山口氏がタクシーから引きずり下ろし、ホテルの部屋へ連れていく様子が放映されています。
ホテルの防犯カメラに残っていた映像ですが、密室で二人に何が起こったのかを知るすべはありません。
被害者の伊藤さんの一方的な見解がそのままドキュメンタリー映画に反映された形になっていますが、一方の山口氏もホテルの部屋での生々しい光景を文章で公表しています。
はたしてどちらの言い分が正しいのか、私たちには知ることができません。
一般的に、「夫婦のことは夫婦にしかわからない」と同じように、「ホテルの部屋のことは、二人にしかわからない」と言えるでしょう。
なお、伊藤さんが警察に駆け込んだのは事件が起こった日から5日目のことだったので、性被害の実質的な証拠はなく、伊藤さんの証言だけしか事件を表すものはありませんでした。
③記者会見をキャンセルして怪しい

伊藤さんは、「Black Box Diaries」の中で、許諾を得ていない映像を複数公開してしまいました。
そのことで、弁護士から非難されており、現在もお互いのわだかまりは解けていません。
そんな中、2025年2月20日に、外国人記者クラブ(日本外国特派員協会)で予定されていた記者会見をキャンセルするという事態がありました。
この日のスケジュールは以下の通りでした。
11時から、伊藤さんが山口氏から受けた性被害に関する裁判で弁護を担当した元弁護団が会見
その後、「Black Box Diaries」の日本版を上映(中止になった)
最後に、伊藤さんの会見が行われる(キャンセルになった)
この日、記者たちは映画の上映と伊藤詩織さんの記者会見が突然中止になり、大変失望したということです。
あるジャーナリストは、「体調不良だろうが、真のジャーナリストなら、這ってでも記者会見には出るべきだった」と憤りを隠せない人もいました。
伊藤詩織が「怪しい」理由:まとめ
伊藤詩織さんが「怪しい」と言われる背景には、大きく次の3つの理由があるようです。
- 最終学歴が明確ではない
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海外の大学を転々としすぎていて、卒業したのかどうかわからない
- 事件内容の真偽が謎
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ホテルの密室で起きた「性加害」疑惑ですが、伊藤さんと山口さんの主張が真っ向から対立しており、本当に何があったのかは分からずじまいです。
- 挙動が謎
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せっかく設けた記者会見をキャンセルし、映画の上映もしなかった