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また面白いドラマが始まってしまった。NHKの土曜ドラマ「3000万」だ。毎回違う脚本家が担当し、予測不可能なストーリーの展開だ。
安達祐実、青木崇高という演技派がそろい、視聴者はあっという間に画面にのめり込んでいる。NHKはドラマに演技力のある人間しか起用しない。
そんな中、金を追うチンピラ二人の登場で、物語はがぜんスリルを演出することになる。チンピラの役の一人は、加治将樹。この俳優も演技力ではピカ一である。加治は昔スリムだったのだが、現在はある理由で太っている。体重は何キロあるのだろうか?
この記事では、チンピラ役の蒲池と、蒲池を演じる加治将樹について解説する。
3000万の行方を追う、チンピラの蒲池(かまち)
蒲池が登場するのは、第一話の最後。佐々木家へ聞き込みに来た刑事から、反社会的勢力が絡んでいる強盗事件に関係しているかもしれないと聞き、隠し持っていた3000万のバッグを事故現場にそっと置きに行く。
その現場では、すでに二人の男が暗い中、金を探していた。探しものは、もちろんバイクの女が所持していたはずの3000万だ。
チンピラたちはすぐに祐子と義光の車を見つけ、さらに車の中にある黒いバッグに目をつける。
蒲池はいかにも「悪」で、タチの悪い大男だ。近くの岩を手に持ち、車のガラスをたたき割り、バッグを取り出した。だが、バッグの中にあったのは札ではなく、ただのライブチケットだった。
勘違いだと思った蒲池は、車を壊した弁償代として2万円を「示談だからな」投げつける。ここで余計な罪を犯すわけにはいかなかった。
土曜ドラマ【#3000万】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) September 29, 2024
💴蒲池(#加治将樹)
地元では有名なチンピラ。
ソラの行方を追っている。#安達祐実 #青木崇高
10月5日(土)スタート!
[総合]夜10:00/[BSP4K]午前9:28https://t.co/c6yPTN68Yw pic.twitter.com/yO9kwcja1B
加治将樹(かじまさき)のプロフィール
生年月日 1988年1月29日(36歳) | |
出生地 東京都 | |
職業 俳優・タレント | |
ジャンル テレビ・映画・舞台 | |
活動期間 2005年 – | |
配偶者 既婚(2018年 – ) | |
身長 176cm | |
体重 97.0kg | |
血液型 A型 |
主な出演ドラマ
デビューは「ミュージカル テニスの王子様」2005年。下の写真は、当時の加治将樹である。
『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』:田中役
『RESCUE〜特別高度救助隊』
『中学聖日記』
『わたし、定時で帰ります。』
『テセウスの船』
『志村けんとドリフの大爆笑物語』高木ブー役で出演
映画「サムライフ」で体重を20キロ増量
なお、映画「サムライフ」に出演したときは、役作りのために20キロ増量している。左の写真と比べると、まるで別人だ。「3000万」に出演している現在は、97キロである。サムライフのとき、72キロから94キロまで増やしている。なお、2か月かけて元の体重に戻している。
加治が演じるのは、ナガオカを支える若者たちの一人・ケンジ。「初めからこの役は、加治将樹しか考えられなかった」という森谷監督は熱烈にオファーを出すが、この役のモデルとなった人物が体格のいい大らかな存在だったため、20キロ増量することを絶対条件にしたという。
そして、オファーからおよそ半年後の初顔合わせの日、加治は20キロ増量しケンジそのものに。森谷監督だけでなく、主演の三浦も、「見どころのひとつは、加治将樹の太りっぷりといっても過言ではない!」と絶賛。過酷な役作りといえば、デ・ニーロやクリスチャン・ベールが有名だが、日本で挑む俳優は少ない。
以前からお世話になっている監督さんでしたし、やる以上はやれるだけのことをやろうと思って、約1カ月半で72キロから93~94キロまで増やしました。とにかく食べられるだけ食べてお腹が空いている時間がない毎日でした。
まず朝は牛丼2杯からスタート。お昼はハンバーガーとピザ。夜はほぼ毎日お酒を飲んで、飲んだ後に必ずシメでラーメンとチャーハンを食べる。そして、すぐに寝る。その毎日でしたね。これはね、きつかったです(笑)。
Yahooニュースより
現在は体重100キロをキープ
加治将樹は、信じられないかもしれないが、デビューは「テニスの王子様」である。イケメンで、女の子のファンはめちゃくちゃ多かった。
だが、映画「サムライフ」に出てからは、太った役を適役とし、その体型も一つの個性としてとらえられるようになった。今、通常体重は100キロでキープしている。今は無理して食べるというようなことではなく、ランニングとトレーニングは欠かさずにやりながら、この体を作っているそうだ。
結婚もしたし、女の子からの「ワーキャー」を追い求めることもない。覚悟を決めて本物を追求する。そして、視聴者に楽しんでもらい、家族を幸せにする。体型も、覚悟も、より一層定まったと加治は語っている。
ドラマに映画に引っ張りだこの加治将樹。出るドラマごとに全く別の個性を感じさせてくれる大物俳優だ。3000万でも加治らしさを思いっきり感じたいと思う。