岳ちゃんがひとりでおつかいに行けるようになり、ちょっぴりお兄さんになった先週でした。今週はどんなことがあるかな?
ちーちゃん役は、早瀬憩さんです。あらすじの後のほうに、彼女のことを書いておきました。
柚木さんちの四兄弟。第20話:あらすじ
その日も、のんびりした日だった。隼が帰ってきて、「今日はとんかつだよ!」というと、3人はイェーイ!
間違い電話
電話がかかってきた。湊が出ると、電話の向こうで女の人が「もう、ダメ」と泣いている。完全に間違い電話だ。
隼が電話を替わると、向こうの女性も間違いだと気づく。
間違い電話がかかってきた。誰からだろう?普通はここで切るのだが、それをしないのがこの4兄弟。
それぞれ電話をかわって、「なんか知らないけど、思いつめんなよ」「よろしければ、相談に乗りますよ」そして岳ちゃんまでも「どなたか存じませんが、話せば心が軽くなるのでは?」
そんな会話に助けられ、女性も少しずつ話を始めた。
ちーちゃんの話
女性は「ちーちゃん」と呼ばれている。ちーちゃんは喫茶店で働いている。いつも3番テーブルでコーヒーを飲んでいる眼鏡をかけた男性が気になっているが、なかなか声をかけることができない。
4兄弟たちに「がんばって!」「大丈夫だよ!」と背中を押されて、ついに声をかけることに成功した。
男性は、いつも原稿用紙に向かって何かを書いている。思い切って「何を書いているんですか?」と尋ねると、逆に男性から「タイムマシンがあったら、いつの時代に行きたいですか?」と聞かれた。
ちーちゃんに会いたい
さっそく電話で柚木家に報告したちーちゃん。4人は「ちーちゃんに会いたい!」と言い、ちーちゃんも会いたいと言った。4人はちーちゃんの喫茶店を訪問することにしたが、その場所に行ってもなかなか喫茶店が見つからない。ちーちゃんも、4人を探しにぐるぐるその辺をまわるのだが、お互いにすれ違いなのか、なかなか会うことができなかった。
ついにお互いが探しながらすれ違ったのだが、互いを認識しないまま通り過ぎてしまう。ただ一人、振り向いたのが湊だった。女性も振り向いたのだが、その時は誰もいなかった。
ちーちゃんが話しかけた次の日から、なぜか男性は喫茶店に来なくなった。もう来ないのかと思っていたら、突然男性が現れた。ちーちゃんが声をかけてから10日後のことだった。
作家志望の男性
実は男性は小説家志望で、小説コンクールのために10日間、ずっと家で原稿を書いていたという。そして、その原稿をちーちゃんに読んでほしいと言う。
晴れて、気持ちのよい日だった。外の椅子に腰かけて、ちーちゃんは小説を読み始めた。夢中になって一気に読み終わった。
「すごく、よかったです。感動しました。」
男性は心からホッとしたようだった。そして、ちーちゃんに言った。「これからも、ずっと、僕の作品を読んでくれますか?」
「もちろんです」
ちーちゃんは、さっそく柚月家に報告。「よかったね、友達になれて。」と4兄弟も大喜び。
「その作家さん、何ていう名前なの?」
女性が作家名を言おうとしたとき、電話がなぜか切れてしまった。お互いに「おかしいな」と思ったが、「またかかってくるだろう」と。
男性の名前は「柚木春一」
ちーちゃんと4兄弟がどうしても会えなかったのは、理由があったのだ。でも、電話で話すことができた。
こんな不思議なことが、本当にあったらいいよね。でも、あるかも。本当に本当に、心の中が暖かくなるドラマ。そして、見てしばらくすると、涙がじわっとあふれてきた。もちろん、温かい涙が。
「ちーちゃん」役は誰?
柚木千恵子、ちーちゃんの若い頃を演じた女優さんは、早瀬憩(はやせ いこい)さんです。
下の画像は、早瀬憩さんのインスタグラムから拝借しました。
早瀬憩さんは、NHK朝ドラ「寅に翼」の、よねの若い頃を演じています。
「昭和」のドラマをやるなら、透明感のある、古風な早瀬憩さんはぴったりでしょう。これからますます活躍することと思います。
柚木春一の若い頃を演じたのは誰?
このドラマでは、衝撃的にも柚木夫婦の若い頃が想い出として出てきました。柚木兄弟のお父さん、まだ小説家志望だった柚木春一を演じたのは、松本怜生(まつもと れお)さんです。
下の画像は、松本怜生さんのインスタグラムから拝借しました。え?これが本人?柚木春一とはイメージが全然違う…
ちなみに、彼は2024年7月からスタートするドラマ「降り積もれ孤独な死よ」に出演します。見ないと!
写真、下の段の右から二番目が川口 悟(さとる)役で出演する松本怜生さんです。眼鏡かけると、ようやく柚木春一に似てきますね!
TBS 日曜劇場「下剋上球児」第6話に椎野役としても出演しています。