日テレ恒例24時間テレビ「愛は地球を救うのか?」で、マラソンランナーだったやす子さん。
左足をケガしてしまって、痛みを必死にこらえて走りぬいたやす子さんに、とんでもないことが起きていた。なんと、ゴール直前に沿道の一般男性に胸を触られているのだ。私たちは、これを見過ごすことができるだろうか。
懸命に走っているやす子さんの胸を触る男性
やす子さんは必死だった。前日から台風が東海地方にとどまっており、関東地方も降ったり止んだりの状態だった。
急に激しく降り出したかと思うと、いきなり止み、また降り出す。その繰り返しだった。
やす子さんが国技館に差し掛かったときも、いきなり雨がゲリラのように降り出した。今回の台風は全く予想がつかなかった。
やす子さんは、暑さ対策をしていたが、寒さ対策はしていなかった。頭の先から足の先までびしょ濡れになると、走りながら体温が奪われ、寒気が走る。
お風呂から出ると、「早く拭きなさい!風邪ひくわよ」と母からよく言われたものだが、同じような経験をした人も多いだろう。
やす子は、交互にやってくる暑さと寒さ、そして左足の激痛に耐えながら、必死で走っていた。弱みを人に見せないやす子だが、口を真一文字に閉じて、足を前に一歩ずつ出していた。
ようやく国技館に着く、その時、この男性がいきなりやす子の胸を触った。しかも笑いながら。とっさの事だったので、スタッフも防ぐことはできなかった。まさかやす子の胸を触る人間がいるとは思ってもみなかっただろう。
不同意わいせつ罪は非親告罪なので被害者が告訴しなくても加害者を起訴することができます。やす子さんの胸を触った加害者の顔はバッチリ映っているので、警察は特定して捕まえてください。事務所は所属タレントを守って。日本テレビは番組で起きた事件として責任を持って。pic.twitter.com/djj5WpIar2
— 天使 (@tenshicos) September 2, 2024
この動画を上げてくれた「天使」さん、ありがとう。
中日スポーツの記事より
以下、中日スポーツの記事より引用させていただきます。
疲労が蓄積したやす子がもうろうとした表情で黙々と走る中、沿道から手を振る観客にまじって、右端から手をのばす男性の姿が…。その手はやす子の右胸をタッチし、にやけた表情で、左手には哺乳瓶のようなものを持っていた。
直前、すぐ右側にいたサポートランナーが異変に気づき、手を伸ばしてやす子を守ろうとしたのだが、一歩出遅れ、間に合わなかったようだ。やす子は一瞬、目が泳いだが、その後、何事もなかったかのように走り、完走を果たした。ネット上では「今、やす子の胸さわったおっさんいたよね?」…「キモすぎやばい」「しかも左手になぜか哺乳瓶持ってる?」「マジ捕まえて」と非難の声が相次ぎ、大荒れになっている。
中日スポーツ
やす子は気が付いたが、また走り出した
胸に触られたとき、やす子の顔が一瞬変わったように感じた。だが、そんなことにかまっているヒマはない。今は国技館のゴールを割ることだけを考えていた。
だが、カメラはしっかりとらえていた。変態おじさんの顔と姿と、その時彼が何をしたかを。
思えば、女性はいつもこうだ。こんなことは、日常茶飯事とまではいかないものの、胸やお尻など、身体をタッチされることぐらい、誰でも経験している。
いちいち大事にしないだけで、実はすごく嫌な気持ちだ。こんなことでいちいち訴えたり、上司に報告したり、警察に言ったりしていたら、時間がいくらあっても足りない。こんなダサいことをする男性のために、自分の時間を一秒たりとも無駄に使いたくないからだ。
男性にとっては、タッチはただの「遊び」
とても理不尽だと思う。なぜ、女性はいつも我慢しなければならないのか。
男性は言う。「いいじゃないの、減るもんじゃないし」
今、こんなことを言ったら、マジでセクハラで訴えられる。大きい会社なら法務部があるから、女性から訴えられた社員は呼び出し決定だ。
「ちょっと触るくらい、いいじゃない」と思っている男性は、今の時代でもごまんといるだろう。でも、もうそういう時代じゃないということを、分かっていないのだ。
今回、やす子の胸を触ったこの男性の画像をさらすことは、いけないことだろうか。いえ、この男性が何もなかったかのように逃げて、また日常を始めることのほうが、よほどいけないことだし、危険なこと。
この男性は、やす子の胸に触ったことを、金星をあげたぐらいに自慢しているかもしれない。
やはり、これを機会に、男性にも分かってもらう必要がある。女性は、男性から見ると「ささいな事」にすごく苦しんでいるということを分かってほしい。
私たちにできることは何か?
「よくあることだよね」「しょうがないじゃない」「これくらいのことで、なんで大騒ぎするの」
なんていう女性は、今すぐその考えをやめよう。もっと、自分を大切にしよう。やす子さんがされた行為は「ささいな事」ではない。やす子さんがされたことを、自分のことに置き換えて考えてみよう。
やす子は優しい人なので、「そんなこと、気づきませんでした」と言うかもしれない、私たちがしっかり見ているではないか。
私たちにできることは、この件をスルーしないで、きちんと決着をつけること。まずは、男性を見つけて、謝罪をしてもらおう。
女性が女性を守る小さな一歩かもしれないが、とても大事な一歩だと思う。泣き寝入りはもうたくさんだ。
というわけで、誰かこのおじさんを知ってる人は、いませんかね?いるなら、警察に通報してあげてください。このおじさんのためにもね。だって、このまま放っておくと、この人また同じことを誰か他の女性にやりますよ。
変態おじさんに対するSNSの女性の声
女性は怒っている。やす子さんへの同情だけではない。私たち女性への、男性の態度にも怒りがこみあげてくる。
「本当に気持ち悪い」
「逮捕されますように!」
「とうとう記事になった」
「完全にわざと狙って触ってるよね」
「性犯罪だしこんなの逮捕でしょ」
「やす子優しいから、これも許しちゃうのかな? 許さないで欲しい。事件にして捕まえてほしい。」
「愛で地球を救おうとか言う前に気持ち悪い輩から女性タレントを救え」
「思ってたよりがっつりだった。」
「とりあえず警察の出番。テレビ局がどうするかだけど…」
「やす子は自分から被害届とか出さなさそう。所属事務所と日テレが責任持って被害届出せよ」
ほんの一部だが、女性たちの怒りが伝わってくる。これは、やす子さんだけの問題ではない。これまでの女性の苦しみや悲しみが、集結しているのだと思う。
いったいいつになったら女性に優しい世界がやってくるのだろうか。