2024年4月にX(旧Twitter)上で投稿された、神奈川県立保健福祉大学大学院・准教授 津野かなみさんの告発が、ネット上で大きな波紋を広げています。
津野さんの投稿内容とは?
問題となっている投稿はこちらです:
「私も学生の時産婦人科で実習させて頂きましたが、羞恥心に配慮するのは当然だと思っていた。しかし婦人科の手術に立ち会った時の医師の無配慮さは未だに忘れられない。医学生や研修医に『今なら寝ててわからないから触ってみなさい』と促し、全身麻酔下の女性の陰部に次から次へと手を突っ込ませていた」
津野香奈美
この投稿は、婦人科手術中に患者の同意のないまま医学生や研修医が内診行為を行ったとする内容で、事実であれば医療倫理上重大な問題です。
津野さんのプロフィール

津野香奈美さんは、看護師の資格を持ち、東京医科歯科大学、東京大学を卒業し、現在は神奈川県立保健福祉大学大学院で准教授を務めています。
過去にはハーバード大学での研究経験もあり、医学や看護教育の分野で高い専門性を持つ人物です。
医療関係者の反応は?
当初、SNSでは「信じられない」「本当にあったことなのか」といった驚きと怒りの声が相次ぎました。しかし時間が経つにつれて、医師や看護師から以下のような懐疑的な意見も多く見られるようになりました:
- 「そんな場面は見たことも聞いたこともない」
- 「手術室に看護学生が立ち会うことはほとんどない」
- 「内診が必要なケースでも、同意が必要であり、複数人が交代で行うことは通常考えられない」
さらに、研修医や現役の看護師からも次のようなコメントが投稿されています:
- 「研修医なら上級医の指導下で触診することはあるが、何人もが交代でというのは聞いたことがない」
- 「婦人科手術の場に看護学生が同席することは稀であり、そもそも実習の内容に含まれない可能性が高い」
信憑性に疑問の声も
医療関係者の多くは、津野さんの投稿内容について**「事実とは異なる可能性が高い」**と指摘しています。実際、以下のような理由から信憑性が疑問視されています。
- 看護学生がそのような手術に立ち会う機会は非常に限られている。
- 教育現場では、患者の人権や羞恥心への配慮が厳しく求められている。
- 病院には実習の記録が残っており、もし本当なら調査によって明らかになるはず。
一方で、「過去の一部の施設で倫理的に問題のある指導があった可能性も完全には否定できない」とする声もあり、真相解明を求める動きもあります。
津野さんの過去の投稿や大学の対応
津野さんは、過去にもX上でモラルハラスメントやジェンダーに関する発言をしており、一部では「過激な表現が多い」とも指摘されています。
こうした投稿を受け、神奈川県立保健福祉大学は「本人にヒアリングを実施し、講義や指導に偏見がないことを確認した」との公式声明を発表しています。
現在の状況と今後の展望
現時点で津野さんはリプライ欄を閉鎖しており、さらなる説明は行っていません。
この問題が事実であれば、当該大学や医療機関の責任は極めて重大です。しかし、もし虚偽の告発であれば、教育者としての立場を問われるだけでなく、名誉毀損や信用毀損などの法的問題にも発展しかねません。
今後、津野さん自身や関係機関からの正式な説明・発表が求められる状況となっています。
SNS上のコメント紹介
「事実なら常習的な暴行事件。虚偽なら組織を巻き込む大問題」
「手術室に看護学生が同席するなんてまずあり得ない」
「本当に実習で見たなら、記録が残っているはず」
「悪意ある書き方に感じる。事実確認が必要」
「徹底的に検証すべき。放置できる内容ではない」
結論:事実の検証が最重要
今回の津野かなみさんの投稿は、医療現場の倫理や教育の在り方を問う重大な問題に発展しています。
しかし、投稿内容が真実かどうかについては現時点では判断できません。重要なのは、感情的な反応に流されず、冷静に事実を検証し、必要に応じて公的機関や大学からの調査結果を待つことです。
本件の続報や真相に関心がある方は、引き続き注意深く情報を見守っていく必要があるでしょう。
追記:津野さん、投稿を削除

時期や病院名を明らかにせず、その場にいた方々も特定できない状態で投稿したため、もしかするとこの10〜20年の間に全身麻酔で婦人科系の手術を受けた皆様を不安にさせてしまう可能性があると思い当たり、当該ポストは削除しました(津野かなみ)